成瀬 日本語・英語・翻訳講座英語編(15)英語の音(5)Stress Timing(強勢音節等時性)リズム
(↑のつづき)
英語の音が、つながり、変わり、なくなるという事実をみてきた。
日本人にとってはまことにやっかいな現象であるが、その根をたどっていくと、
英語という言語が強勢のある音声を中心にして強弱の一定リズムを持っている
ことに行き当たる。
ちょうど西洋音楽の楽譜のように、一小節のなかで2拍、3拍、4拍、6拍といったリズムを一定に刻んでいるのである。
これを、英語の「強勢音節等時性」(Stress Timing)という。
強く発音する音節(強勢音節)がほぼ一定の時間間隔で現れるという英語のリズムの仕組みである。

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ここで最も重要なことは、同一の長さの一小節のなかにどれだけ多くの音符つまり音節を詰め込んだとしても、時間的長さはつねに一定であるという事実である。
American Accent Trainingから例をひとつ挙げておく。
ひとつといったが、例文は25個ある。
そしてこの25個の例文が、時間的にはほぼ同じ長さを持っている、というのは、やはり日本人にとっては脅威としかいいようがない。


ようするに、dogsとbonesのあいだをすべてほぼ同一時間内に収めようというのである。
つまり、
eat theとcouldn’t’ve eaten theの長さが、なんとほぼ同じ
というわけだ。
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この例文で強くはっきりと発音しているのは、dogsとbonesだけである。
あとの部分は弱く、あいまいにいっているだけのことである。
この強勢音節を中核にしてリズムを一定にきざむ強弱のうねり、確かなメリハリこそが、英語の音の本質である。
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