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和歌・短歌・俳句・古典の日英翻訳(12)「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」

日本人なら誰もが知る「平家物語」の出だしです。

高校生のとき、国語の先生が琵琶法師の「平家物語」の語りのテープをきかせてくれました。

「ぎおんしょうじゃの」の部分だけで2,3分かかったのを覚えています。

訳文です。

The sound of the Gion Shôja bells echoes the impermanence of all things;

(Translated by Helen Craig McCullough)

ちなみに「祇園精舎」は、お釈迦様が説法をおこなった場所(寺院)のこと。

サンスクリット語でJetavanaなので、The sound of the Gion Shôja bellsのかわりにThe sound of bells in Jetavanaでもよいです。

でも、英語のなかに Gion Shôjaのような日本語をまぜるのは別に悪いことではありません。

そうしたほうがよいケースも多々あります。

ある法学者は、契約書などで「会社」をcompanyやcorporationと訳すのはやめて、kaishaとすべきだと主張しています。

「会社」とcompany/corporationとは、法的には異なるものだからです。

「諸行無常」は、仏教の教えを特徴づける3つの法印(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)のひとつ。

英語のthe impermanenceは、ほぼ定訳のようです。

all thingsではなく、worldly(現世的な)という表現をくわえてall worldly thingsのほうがもっと原意に近い気がします。

ということで、私の最終案は以下のとおりです。

The sound of the bells in Jetavana echoes the impermanence of all worldly things.

(つづきは↓)

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