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「大記憶超汎用型AITRPG」  システム完全運用マニュアル(セッション開始〜データ保存)

はじめに

「AIとTRPGをしても、すぐに設定を忘れてしまう」
「数ターンで話の整合性が取れなくなる」
「戦闘や判定が適当すぎる」
そんな悩みを持つあなたへ。

Googleの最新AI開発環境「Google AI Studio」と、専用プロンプト「大記憶超汎用型AITRPG」システムを使えば、これらの問題を解決できます。

このガイドは、誰でも「長期キャンペーン」や「重厚な世界観」を維持できるTRPG環境を構築・運用するための手順書です。

過去に同様の記事を投稿しておりますが、手順が少し変化したため、新しく記事を作成いたしました。

↓とにかく今すぐ3分で遊びたい方は、こちらの超速ガイドをご覧ください。


セッション開始までの準備

準備するもの

  1. Googleアカウント(これだけでOK)

  2. PC環境(スマホでも可能ですが、テキストファイルの編集があるためPC推奨)

  3. やる気(最初の設定さえ終われば、あとは無限の冒険です)

手順1:Google AI Studioの設定

まず、AIの頭脳となる環境を用意します。

  1. Google AI Studio にアクセスし、ログインします。

  2. 画面左上の 「Create new」 をクリックし、「Chat prompt」 を選択します。

  3. 画面右側の 「Model」 のプルダウンから 「Gemini 3.1 Pro Preview」 (またはその時点での最新・最高性能のProモデル)を選択します。
    (※重要: Flashなどの軽量モデルではなく、必ず「Pro」以上のモデルを選んでください。論理的思考力が段違いです)

  4. 画面上部の 「System Instructions」 という欄に、「AIへの命令書(システム指示)」を入力します。プロンプトはこの記事最下部のリンクからコピーしてください。

    Ver〇セッション進行用のファイルと書かれているフォルダの中から、最新のものを選択してください。
    「セッション用のシステム指示」のファイルがAIへの命令書にあたります。後述する設定ファイル、セーブデータ出力プロセスなどは、基本的には、その時点の最新のファイルをダウンロードして使ってください。

※チャットの左上にペンのマークがあるので、チャットの名前を「〇〇世界(プレイ用)」などわかりやすく設定しておきましょう。

手順2:世界設定を作る(知識ファイルの準備)

次に、TRPGの舞台となる世界の設定ファイル(Campaign_Log_Dynamic.md、World_Core.md、Learning_Reference.md)を作ります。

「設定なんて思いつかない!」という人でも大丈夫。専用のAIアシスタントがあなたと対話しながら、勝手にファイルを作ってくれます。

現在、プレイスタイルに合わせて2種類の「設定構築システム」をご用意しています。ご自身の好みに合わせて選んでください。

(※各プロンプトと詳しい手順は、後日公開の記事で解説します)

  • A:【1対1 運用】限界オタク小説家AIと作る
    表向きはクソデカ感情やトラウマ設定に大興奮する「ゆるふわ小説家ちゃん」として壁打ちに付き合ってくれますが、裏では冷徹なシステム管理者が整合性をチェックする、細かいところまで指示する作り方です。

  • B:【2窓 運用】冷徹な監督官 & 狂気の専門家チームと作る
    「設定の平均化(丸くなる)」を防ぐため、AIチャットを2つ開き、一方は冷酷な監査官、もう一方は極端なフェティシズムを持つ専門家チームとして「AI同士を議論・対立させる」ことで、極限まで解像度の高い世界をほぼコピペだけで作る作り方です。

    これらのプロンプトとマニュアルは「設定構築用のシステム指示」フォルダに格納されています。

⚠️ データフォーマット入力時の注意点

AIが出力した設定を、テキストファイル(Campaign_Log_Dynamic.md など)にコピペする際は、元からファイル内に書いてある【例示(テンプレート)】のテキストは絶対に削除せず、その下に追記する形でコピペしてください。

例えばアイテムデータの場合、以下のようなフォーマットがファイルに用意されています。

# 【アイテム名】: 

- **【種別】:** (武器、防具、装飾品、消費アイテム、重要品など)
- **【外見】:** 
- **【効果/能力】:** (ゲームのルールに影響する効果)
- **【由来/来歴】:** (誰が作り、どのような経緯で存在しているか)
- **【現在の所有者】:** 
- **【カノン(正史)描写】:** (このアイテムが関わった、歴史的な出来事を、必ずタイムスタンプ付きで時系列に記述。例:[S02/D03/23:00] @地下遺跡 [秘匿: クリスのみ] クリスが遺跡からこのアイテムを発見した)

## GM用データ
- **【登場ステータス】:** 未登場 / 噂レベルで登場 / 直接登場
- **【GM用情報(真の効果・秘密)】:** (隠された能力、呪い、真の目的など)
- **【NPCへの開示状況と時期(時系列)】:**
    - (記述例:[S01/D02/12:00] セレンにのみ、狂い火の秘密を明かした。)
    - ※ここに記述がないキャラクターには、GMはいかなる理由があってもその情報を知っているような言動をさせてはならない。
- **【一般知識・噂】:** (伝説や噂として語られていること)

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(※↓↓ここにAIが作った新しいアイテムデータをコピペしていく↓↓)

この「項目」と「説明書き」が残っていることで、AIが設定を正しく解釈することができます。
※もしコピペのやり方や、どこまで設定を作ればいいのかに関して迷った場合は、サンプル設定内のファイルデータをご覧ください。

◆ サンプル設定ですぐに遊びたい方へ
設定構築をスキップしたい方は、サンプル設定をダウンロードしてお使いください。
サンプル設定〇〇世界」のフォルダに既にデータが用意されています。

手順3:いざ、冒険へ(セッション開始)

設定が用意できたら、いよいよ本番です。「手順1」で作ったプレイ用のチャット画面に戻ります。

  1. 画面下部の 「+」ボタン(Add content) から、手順2で作った(またはダウンロードした)合計3つの知識ファイルをアップロードします。

    • World_Core.md

    • Campaign_Log_Dynamic.md

    • Learning_Reference.md

  2. 2ターン目以降は、画面左下の 「Tools」 をクリックし、「Code execution」をON にしてください。(※これがONになっていないとダイスロールが実行できません。ページを開きなおすたびにOFFになるので都度ONにしてください)

  3. 最初のメッセージとして、「セッション開始プロンプト」と書かれているファイルの中身を送信してください。

【プレイ中のルール(自由度)】

  • 「セリフ」 / 『行動』 / (思考) / 【GMへの質問】 / 《GMへの裏情報》 を使い分けて進行します。

  • 【一週間ほど修行します】【今日は戦闘のない日常パートにしたいです】など、GMに展開を指示することも可能です。
    (※毎ターンの冒頭に長いJSON形式の思考ログが表示されますが、仕様ですので無視して大丈夫です)

  • 行動を宣言しなくても、ただ単に操作キャラクターのセリフを入力するだけでも問題ありません。

  • 例①:「おまえら!頭沸いてんのか…!?目をかっぽじって俺様を見ろ!可愛さだけで、S級だろうがぁぁぁぁ!」

  • 例②:『自信満々に試験官を振り返り、宣言する』
    (なんだぁ?随分静かだが…俺様の可愛さと、強さに声も出ねぇか…?)
    「おい。もう試験は終わりでいいぜ。どうせS級だろ?…いや、SSS級か?…はぁ~…最強美少女様やるのも大変だわ。あまりの神々しさに目を焼かれてるだろうから、奉納金はあとでいいぜ」
    『返事を待たずに試験会場から出ていこうとする』

手順4:セーブと終了(データ統合)

ある程度遊んだら、データの破損を防ぐために「記憶の保存(セーブ)」を行います。
※100ターン程度まではセッション進行できることを確認しておりますが、それ以上となると動作に問題が出る可能性が高まります。

【セーブデータ出力コマンド】の中身をそのままチャットに送信してください。

AIが質問してくるので対話を続け、「全てのデータの出力が完了しました」と出るまで出力を続けさせます。

2. データの統合(マージ用チャット)

セーブデータを手作業で元のファイルにコピペするとミスが起きるため、専用の「アーキビスト(記録官)」チャットを作ります。

  1. セーブデータの出力が全て完了したのを確認し、System Instructionsに、「データ統合用プロンプト」の中身を上書きします。
    ファイル名「データ統合用プロンプト ファクトシートのカノンのみ手動」

  2. 「データ統合を開始してください」と指示し、アーキビストの案内に従って、出力されたデータブロックを元のファイル(Campaign_Log_Dynamic.md 等)に上書きコピーしていきます。

⚠️ 【重要】統合時の仕様変更(ファクトシートについて)

データ統合の際、ファクトシート部分はパッチの内容で上書きしますが、《パート2:確定事実のタイムライン》については統合(追記)を除外してあります。

セッション数が20回を超えるなどによって、データが長大になるとタイムラインのデータ量が膨大になり、AIの出力負荷が高くなってエラーの原因となるためです。

《パート2:確定事実のタイムライン》だけは、最初のセーブデータ出力の際に出力されたものを、ファクトシートに追記してください。

統合が終わったファイルを使って、再び「手順3」を行うことで、記憶を引き継いだまま次のセッションを開始できます!お疲れ様でした!

トラブルシューティング

セッション中に「AIが勝手に物語を終わらせようとする」「ダイスを勝手に振る」「設定と違うことを言う」といった症状が出た場合は、以下のトラブル解決辞書をご覧ください。

コピペするだけでAIの暴走を止める修正プロンプトをまとめてあります。

リンク

↓ここに全てのファイルが詰まっています。
アップデートがあり次第更新を行います。
(この記事の公開時点だと、Ver1.8が最新)https://drive.google.com/drive/folders/1dCBt8JblHm4ZHjdwxh9YnIoiYxRkNOlJ?usp=drive_link

終わりに

長文にお付き合いいただきありがとうございました。
この「大記憶超汎用型AITRPG」システムが、AITRPG界隈の隆盛の一助となることを願っております。皆様のセッション報告や、設定ファイルの共有などもお待ちしております!

※2026/06/23追記
①下記のアップデートを行いました。
・システムアップデート(Ver1.9)
・設定構築プロンプトのアップデート(Ver1.1)(Ver1.2)
・サンプル設定の追加(フォルダ名はコメディ転移世界)

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