中学デビュー③ 鉄棒から落ちる|上条デイズ#21
上条靖之は、思いがけず、体操部に入部していた。
仲の良い友達たちと一緒だ。
放課後の部活動では、体力づくりばかりの毎日が続く。
走ったり、腕立てしたり、腹筋を鍛えたり、鉄棒にぶら下がったり。
毎日、今日でやめようと思う。
それでも、友達に誘われると、つい体操着に着替える。
そして、体操部に来てしまう。
でも、身体は限界を迎えていた。
鉄棒から何度か落ちる。
最後に鉄棒から落ちたとき、頭を強く打った。
誰かが「救急車」と叫ぶ声が、遠くに聞こえる。
もうだめかも。
そう思いながら、上条は気を失っていた。

