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「頭痛がどれだけ痛いか」は、実はそれほど重要ではない?|「頭が痛い」と言われた脳神経内科医は何を考えているのか

「いつもの頭痛だから大丈夫ですかね」
「ものすごく痛いんです。脳の病気じゃないでしょうか?」
頭痛の診察をしていると、こうした言葉をよく耳にします。
頭痛は、とても身近な症状です。だからこそ、「病院に行くべきなのか」「もう少し様子を見ていいのか」で迷う方は少なくありません。
私はこれまでの診察経験から、あることに気がつきました。
患者さんが気にしているポイントと、脳神経内科医が気にしているポイントは、少し違う。
脳神経内科医が診察のときに気にしているのは、「どれくらい痛いか」だけではありません。
「いつ始まりましたか?」
「どんなふうに始まりましたか?」
「いつもの頭痛と同じですか?」
「頭痛以外に、何か変わったことはありませんか?」
一見すると、何気ない質問に思えるかもしれません。
でも、その一つひとつには、頭痛を整理するための理由があります。
私自身、診察室で「もっと早く受診してほしかった」と感じることもあれば(もちろん、患者さんを責めるような伝え方はしません)、逆に「これは心配しすぎなくても大丈夫ですよ」と伝えることもあります。
その経験から、「頭痛について、病院に行く前に知っておいてほしいことを、もっと分かりやすく伝えたい」と思うようになりました。
このシリーズでは、難しい医学用語を並べるのではなく、脳神経内科医が実際の診療でどこを見て、何を考えているのかを、一つずつ紐解いていきます。
・「突然」という言葉を、脳神経内科医はどう受け取るのか。
・「いつもの頭痛と違う」という感覚は、なぜ大切なのか。
・MRIを撮れば、本当に安心なのか。
・そして、本人より先に家族が「何かおかしい」と気づくことが、なぜ重要なのか。
頭痛は、「どれだけ痛いか」だけでは判断できません。
この記事をきっかけに、これまで「ただの頭痛」と思っていたものを、少し違った角度から見てみてください。
次回からは、診察室で脳神経内科医が実際にどんなところを見ているのかを、できるだけ分かりやすく紹介していきます。
「病院に行ったほうがいいのかな」と迷ったとき、少しでも判断の助けになるような情報をお届けします。

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