見出し画像

募集図面(マイソク)とは?成約を左右する、最初の関門

物件に問い合わせをした検討者に、最初に届くものがあります。
募集図面、通称マイソクです。

A4一枚の紙、あるいはPDFや画像データで送られてくるこの資料が、検討者の「内見するかどうか」の判断を大きく左右します。
それだけ重要なものなのに、しっかり作られていないマイソクは業界に溢れています。

マイソクには何が書いてあるのか

基本的な構成はこうです。

物件の外観写真・室内写真、賃料・管理費・敷金・礼金などの条件、間取り図、物件の所在地・最寄り駅からの距離、築年数・専有面積・階数などのスペック、設備一覧、物件のアピールポイントやコメント。

これだけ見ると「普通の物件情報じゃないか」と思うかもしれません。ただ、同じ情報でも、どう見せるかで印象はまったく変わります。

なぜマイソクの質が成約に直結するのか

検討者がマイソクを受け取るタイミングを考えてください。

SUUMOなどで気になった物件に問い合わせをした直後です。
まだ内見もしていない、実際に部屋を見てもいない段階で、マイソクだけを見て「内見するかどうか」を判断します。

この段階で「なんか微妙だな」と思われたら、内見に来てもらえません。内見に来てもらえなければ、成約はありません。

また仲介会社の担当者も、マイソクを見て「この物件を紹介しよう」と判断します。
検討者に紹介する際も、マイソクをそのまま送ることが多いものです。
つまりマイソクは、仲介会社を動かすためのツールでもあります。

良いマイソクと悪いマイソクの違い

悪いマイソクの特徴は、情報が羅列されているだけで魅力が伝わらないことです。
写真が暗い、コメントが「南向き・日当たり良好」だけ、設備の訴求が弱い、間取り図が見にくいなど、こういったマイソクは、物件の魅力を半減させます。
酷いマイソクの場合は間取り図のみという場合もあります。
最早資料でもないものです。

一方で良いマイソクは、その物件に住みたいと思わせる設計になっています。
写真は明るく魅力的で、コメントはその物件ならではの強みが伝わる内容になっています。
ターゲットとなる入居者像を意識して、刺さる情報が載っています。

たとえばペット可の物件なら、ペットと暮らしやすい環境であることを前面に出す。
眺望が売りの物件なら、それが伝わる写真をメインに使う。同じ物件でも、何を強調するかで反響数は変わります。

マイソクは管理会社の実力が出る

マイソクの質は、管理会社の募集への本気度が如実に出る部分です。

テンプレートに情報を流し込んだだけのマイソクを作る会社と、ターゲットを意識して写真もコメントも設計する会社とでは、同じ物件でも結果が変わります。

管理会社に相談するとき、過去に作成したマイソクを見せてもらうのも一つの手です。そこに、その会社の募集への姿勢が出ています。
なかなか成約に至らないときはこのあたりもチェックしてみてもいいかもしれません。

管理会社を選ぶときに確認すべきポイントは、こちらにまとめています。

▶ 固定記事:はじめてでもわかる「管理会社選び」


いいなと思ったら応援しよう!