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「人生に正解はない」自分で決めて、「とにかくやってみる」を楽しむ

先日、『「役に立ちたい」という気持ちの裏側。』を書いていて思い出したのが、下記の出来事です。
 
「早くスキルを身につけたい!」

2年ほど前、定年退職後の自分を模索していた私は、とにかく結果が早く見たくて焦っていました。

世界中どこからでもコーチングを提供できるようになりたい。そのために、早く国際コーチング連盟の資格を取得したい、と同時に、コーチとしてのスキルを手に入れようと必死でした。
 
そんな時、あるコーチから言われた言葉にハッとしました。

「なんだか、とても急いでいるように見受けられます」
「正解はないんですよ。力を抜く練習をしてはどうですか」
 
これまで、特に『正解』を意識して動いてきたつもりはありませんでした。でも、「急がなくてよい」と言われて初めて、自分の本音に突き当たりました。

「最短ルートで結果を出したい」

ってことだったのかな…。よくよく考えたら、私、そう思ってたのかもしれない。
 
最短ルートという「正解」を求めて、肩に力を入れて全力疾走していた自分。近道なんてないのに、近道を探して急いでいた自分がいました。

『急がなくていい。正解はない。失敗していい。』

そう言われてようやく『急ぎたい私』の存在を認め、ふっと心が軽くなったのを覚えています。
 
🔶「今、ここ」の体験に勝る学びはない
そんなこともあったな…と先日思ったとき、私の中でつながったのが、トマス・J・レナードの著書『Selfish』*の中にある教えです。

「現在は真に完璧だ」と心得る10の方法一つに、こんな言葉があります。

「いますぐやる」ことこそ最も早い学びの道であると心得る

これは単に「後回しにしない」という意味ではありません。

「過去の事例や未来の予測に頼るよりも、今、目の前で起きている実践から学ぶ方がずっと多くのことが得られる」ということです。

そして、「スキルを磨くにも実践に勝る方法はない」です。
 
「急がなくていい…」と言われたときも、まさにこのことを確信していました。机上での学びや頭で考えた理屈ではなく、経験を重ねる中でこそ真の学びが得られると思いました。
 
それが、先日、昨年より参加している「Selfish読書会」で再びこの言葉を目にし、「また、お目にかかりましたね…」と、笑みがこぼれました。
 
🔶正解がないから、自分で決めて、体験することを楽しむ
そして、「正解がない」から、「手応えが見えにくいつらさ」を感じていたのだと思います。

企業で働いていたときは、プロジェクトやイベントなど、プランして、プロセスがあって、結果がでて、結果でたあとの分析など、ある程度の指標もあれば、結果の測定もできます。

しかし、例えば、自身のコーチングのスキルがアップしたかどうか、その結果はどうだったかについては、「人生に正解がない」ように、手応えが見えにくいつらさがあります。

「スキルを磨くにも実践に勝る方法はなく、『今、ここ』の体験を学びにかえ楽しんでいく」

2年ほど学びを続け、これをお腹の中に落ちていき、最近になってやっと私の中で地に足のついてきたような穏やかさが生まれました。
 
行動する前のシュミレーションや情報収集も大事ですが、完璧を求めて時間をかけ過ぎては、一歩も前に進めません。動かない限り、失敗することもできなければ、自分に合う工夫を見つけることもできません。

まずは自分で決めて、とにかくやってみる。やってみて初めて、「これはうまくいった」「これは私には合わない」という情報が手に入ります。
 
「どうなるだろう?」と悩む時間を、「どうなるか試してみよう」という実験の時間に変えていく。

「急がなくていい。正解はない。失敗していい。」

だからこそ、自分で決めて「とにかくやってみる」プロセスそのものを、思いっきり楽しんでいきたいです。


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*「SELFISH(セルフィッシュ)真の『自分本位』を知れば、人生のあらゆる成功が手に入る」 トマス・J・レナード著、バイロン・ローソン共著 祥伝社 2019年12月20日発行

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