長編小説:童貞スーサイズ-81
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■第81話■ シックスティーナイン
(本文抜粋)
「え~? マジ~?」とドウ子「……あんた、下の名前も知らない子とあんなことやこんなことしてんのお? ……へーえ……キチクなすけこましだねえ~?」
「だ、だって……」芳雄は言った「君だって、ほんとうの名前教えてくれないじゃない……」
「……あんたが聞かないだけじゃん」
「じゃあ……教えてよ」
「……“みゆき”」
あっさりドウ子の口から名前が出てきたので、芳雄はたじろぐ。
「え?」
「いや違った。“ゆかり”かな」
「“あいこ”ってのはどう? “かこ”ってのもいいかな。“まさこ”でも“まこ”でも“きこ”でもいいよ……“さま”つけなくていいから、気軽に呼んでよ」
「………」まったく……なんて女だ。「……“ドウ子”でいいよ……」
ゆっくりとドウ子が芳雄の身体を這い上がってくる。獲物にゆっくりと近づく猫のような仕草だった。
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