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【新規事業のバグ】なぜ、あなたの新規事業は芽が出る前に潰れるのか

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あなたは、これまでいくつの新規事業を、たたんできましたか?

一つ、二つ、三つ・・・
「うちは、新規事業に向いていないのかもしれない」
そんな言葉を、口にしたことはないでしょうか?

新規事業だけ、なぜか芽が出ない

本業は、ちゃんと回っている。
人もいる。経験もある。投資するお金もある。
なのに、新規事業になると、なぜか勝てない。

・新規事業を立ち上げても、いつの間にか消えている
・優秀な人を担当につけても、結果が出ない
・予算をつけても、思ったように伸びない
・気づけば、また「撤退」の二文字が出てくる

本業では、あれだけ成果を出している会社です。
それなのに、新しいことになると、途端にうまくいかなくなる。

すると、原因を探し始めます。
「アイデアが悪かったのではないか」
「担当者の人選を間違えたのではないか」
「市場にタイミングが合わなかったのではないか」

そして、また別の新規事業を始める。
でも、しばらくすると、また同じところで止まる。

これは、単純に「新規事業は難しい」で片付けていい問題なのでしょうか?

「新規は、難しいから」で片付けている

もちろん、新規事業は簡単ではありません。
何が当たるか分からない。
どの顧客に刺さるかも分からない。
どれくらいの市場になるのかも、最初から正確には見えません。

だから、うまくいかなかったとき、こんな言葉で片付けてしまいます。
「新規なんて、10個に1個当たればいい方だ」
「今回はタイミングが悪かった」
「うちの会社の体質には合わなかった」
どれも、もっともらしく聞こえます。

だから、また一つ、撤退を決める。
ところが、たたんだ新規事業を、あとから振り返ってみると、少し気になることがあります。

「本当に、芽が出なかったのだろうか」

あと少し続けていれば、形になっていたかもしれない。
顧客の反応も、少しずつ変わってきていた。そして手応えが出始めていた。
そんな事業まで、「数字が出ない」という理由で終わっていないでしょうか?

ここで、一度立ち止まって考えてほしいのです。
撤退の理由になった、その「数字」は、本当に新規事業を測るための数字だったのでしょうか?

専任チームを作っても、直らない

「だったら、本気で新規事業に取り組もう」
そう考えて、新規事業専任のチームを作る。
別予算をつける。社長直轄にする。優秀な人を集める。

それでも、なぜか新規事業は消えていく。
ここまでやっても結果が変わらないなら、問題は人でも、お金でもないのかもしれません。

もっと手前に、会社そのものが新規事業を扱うときの「構造」があります。

新規事業だけ失敗する、本当の理由

本業は勝てる。人もいる。お金もある。経験もある。
なのに、新規事業だけが勝てない。
原因は、アイデアでも、人選でもありません。

それは、新規事業を本業と「同じ物差し」で測っているからです。
本業と新規事業は、本来まったく違うゲームです。

本業は、すでに勝ち筋がある。
今ある商品をどう売るか。今いる顧客にどう届けるか。
どうすれば、今月の数字を積み上げられるか。
これまでの経験を使いながら、実行していく仕事です。
だから、毎月の売上や利益、達成率など、数字で管理しやすい。

一方、新規事業は違います。
まだ勝ち筋が見えていない。
誰が買うのか。何なら買ってくれるのか。どんな価値なら選ばれるのか。
やってみなければ、分かりません。

つまり、新規事業は「答えがあるものを実行する仕事」ではなく、「答えがないところから、答えを探す仕事」です。

それなのに、
「今月の売上はいくらか」
「黒字になるのはいつか」
「投資に対して、どれだけ回収できるのか」
と、本業と同じ物差しを当てる。

すると、仕込み中の新規事業は、ずっと「未達」に見えます。
まだ芽が出ていないだけなのに、
数字が出ない

成果が出ていない

この事業はダメだ
と判断される。

そして、芽が出る前に抜かれてしまいます。
私はこれを、「本業基準の新規つぶし」と呼んでいます。
「新規事業だけ失敗する」は、症状です。

本当の問題は、性質の違う二つの仕事を、ここにあります。
一つの物差しで測っていること。

本業は、積み上げていく「実行力型」。
新規事業は、仕込んで立ち上げていく「変革型」。

本来、この二つは評価の仕方も、時間のかけ方も、求められる動き方も違います。ところが、この二つを同じ人に持たせると、さらに問題が起きます。

人は、どうしても実行力型に偏ります。
なぜなら、本業はやれば数字が出るからです。
今日やったことが、今月の売上につながる。

一方、新規事業は、今日動いてもすぐには数字にならない。
だから、優秀な人ほど、本業に時間を吸い取られていきます。

新規事業は、
「来週やろう」
「本業が落ち着いたらやろう」
と後回しになる。

そして、気づけば新規事業だけが減点され続けます。
考えてみてください。
種をまいた直後に、「で、実は何個なった?」と毎週、土を掘り返していたら、どうなるでしょうか?

どれだけ良い種でも、育ちません。
新規事業を殺しているのは、事業そのものの出来ではなく、結果を求める問いの早さなのかもしれません。

あなたの会社では、新規事業を本業と同じ月次会議で見ていませんか?
「で、いくら売れた?」と、毎月聞いていませんか。

その問いそのものが、新規事業を枯らしている可能性があります。

この構造は、現場では3つの形で現れます。

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