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【第565回】 Marketing Cloud Next : Marketing Completion アクション機能

Marketing Cloud Next Growth & Advanced Editions の 8 月のリリースで新たに追加された Marketing Completion Actions を利用することで、マーケティング施策の結果に応じて必要となる CRM 上のフォローアップ処理を、フロービルダーから簡単に追加できるようになりました。

利用方法は簡単で、フロービルダーでアクションを追加したい場所の「+」をクリックし、各アクションを選択するだけで利用を開始できます。

また、「Action」要素を開いて、検索で「Marketing Completion Actions」を選択すると、各アクションを選択できます。

※ Actionable List 関連の Marketing Completion Actions は、この「Action」要素から選択する方法でのみ見つけられます。

最近の Marketing Cloud Next では、Data 360 や Agentforce などと同じように、年 3 回のメジャーアップデートだけでなく、その合間にも新機能が随時リリースされるようになってきたようですね。

キャッチアップが大変ですが、新機能が一度にまとめてリリースされるよりも、順次利用できるようになる方が、個人的には効率的で良いと思います。


Marketing Completion Actions の種類

CRM のフォローアップに関するアクション

Marketing Completion Actions では、マーケティング施策の結果を CRM 上のフォローアップにつなげるための、以下の 5 つのアクションが用意されています。

① Assign to Queue

Lead を指定したキューに割り当てます。

  • 例えば、マーケティング施策に反応した Lead を「インサイドセールス」などのキューへ割り当て、チーム内でフォローアップできる状態にする場合に利用できます。

  • 特定の担当者を直接指定するのではなく、まず営業チームや担当グループへ Lead を渡したい場合に利用できます。

Salesforce の「キュー」とは、Lead などのレコードを特定の担当者に直接割り当てるのではなく、複数の担当者が所属するグループで一時的に共有・管理するための仕組みです。

例えば、新しく獲得した Lead を「インサイドセールス」というキューに割り当てておけば、最初から特定の営業担当者を決める必要はありません。そのキューに所属するメンバーが Lead を確認し、対応する担当者を決めて引き継ぐといった運用ができます。


② Assign to User

Lead を指定した Salesforce ユーザーに割り当てます。

  • 例えば、特定の条件を満たした Lead を担当営業へ割り当て、その後の営業活動につなげることができます。

  • Assign to Queue が Lead をキューへ割り当てるのに対して、Assign to User では特定の Salesforce ユーザーを直接割り当てることができます。


③ Create Campaign Member

対象者を指定した Campaign の Campaign Member として登録します。

  • 例えば、特定のマーケティング施策に反応した Lead や Contact をフォローアップ用の Campaign に追加することで、その後の活動を Salesforce Campaign 上で管理できます。

  • マーケティング施策への反応を CRM 側の Campaign へつなげて管理したい場合に利用できます。


④ Create Task

CRM 上に Task を作成し、営業担当者などが実施するフォローアップ作業を登録します。

  • 例えば、特定の条件を満たした Lead に対して「電話でフォローする」「商談について連絡する」といった Task を作成することで、マーケティング施策の結果を具体的な営業活動につなげることができます。


⑤ Notify User

指定した Salesforce ユーザーへ通知を送信します。

  • 例えば、重要な顧客がマーケティング施策に反応した場合に担当営業へ通知し、すぐにフォローアップできるようにするといった使い方ができます。

  • 顧客に対してメッセージを送信するためのアクションではなく、CRM を利用する社内ユーザーへマーケティング施策の結果を知らせるためのアクションです。


Actionable List に関するアクション

ここまで紹介した Marketing Completion Actions に加えて、Salesforce Help では Actionable List に関する以下の 2 つのアクションも、Marketing Completion Actions の関連要素として用意されています。

⑥ Add to Actionable List

対象者を指定した Actionable List に追加します。

  • Actionable List は、特定の条件に該当する顧客や見込み顧客をリストとしてまとめ、その後のアクションにつなげるために利用できます。

  • Add to Actionable List を利用することで、マーケティング施策の結果に応じて対象者を Actionable List に追加し、その後のフォローアップなどに活用できます。


⑦ Remove from Actionable List

対象者を指定した Actionable List から削除します。

  • 例えば、フォローアップの対象ではなくなった人や、特定の条件を満たさなくなった人を Actionable List から削除するといった処理に利用できます。



いかがでしたでしょうか。

これらの処理は、これまでも Flow Builder を利用して実現できましたが、それぞれの処理に必要なロジックを個別に構築する必要がありました。

Marketing Completion Actions では、マーケティング施策の後に利用することが多い処理があらかじめ標準アクションとして用意されているため、必要な処理をよりシンプルにフローへ組み込むことができます。

Marketing Completion Actions の大きなポイントは、マーケティング施策を実行して終わりにするのではなく、その結果を Salesforce CRM 上の次のアクションへ簡単につなげられることです。

まずは、どのようなアクションが用意されているのかを把握し、選択肢の一つとして覚えておきましょう。そして、マーケティング施策の後に営業担当者への割り当てや通知、タスクの作成などが必要になった際には、ぜひ Marketing Completion Actions の活用を検討してみてください。

今回は以上です。


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