再会、そして新しい命へ(3) ~ステージアップ~
ごあいさつ
こんにちは
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これまでのお話
(前話の続き)
そのとき、一体何が起こったのか、私たちにはわかりませんでした。
けれども、妻から聞いた話では、あれほど賑やかだった巣からは、雛たちの鳴き声が一つも聞こえなくなっていたそうです。
その話を聞いたとき、胸騒ぎがしました。
「まさか……」
どうやら何者かに巣が襲われてしまったようでした。
妻の話では、
親鳥たちは何度も何度も巣へ戻ってきては、中をのぞき込み、辺りを飛び回っていたそうです。
必死に我が子を探しているように見えた、そう妻は話してくれました。
けれども、巣の中から子どもたちが顔を出すことは、もうありませんでした。
その後も、つば次郎夫婦は何度も二羽で戻ってきたそうです。
巣を確認しては飛び立ち、また戻ってくる。そして近くの外灯の上にとまり、辺りを見渡していたとのことでした。
まるで「子どもたちはどこへ行ってしまったんだ」と、途方に暮れているようだったといいます。
その姿を見ていた妻も、胸が締めつけられる思いだったそうです。
やがて、しばらく巣の周りを飛び続けていた親鳥たちは、静かにどこかへ飛び去っていきました。
ーー静まり返った巣だけが、その場に残されました。
翌朝になっても、巣からは子供たちの顔は見えませんでした。
◆◆◆
この話を聞いて、私は改めて、これが自然界の現実なのだと思いました。
わが家の娘たちも、そのことを聞いて大きなショックを受けました。
妻も、「こんなことがあったのなら、もうつば次郎は戻ってこないのだろう。」そう言っていました。
あれほど大切に、一生懸命に育てていた我が子を失ったのです。
その悲しみは、私たちには想像もできないほど大きなものだったはずです。
しかしーー
こんなにも厳しい現実を突きつけられても、つば次郎夫婦は決して諦めてはいなかったのです。
(続く)
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お時間をいただきありがとうございました。
