ゲーム開発で大事なやる気の話(インディーゲーム制作)
インディーゲーム制作ではやる気をきちんと出した方がゲームの開発が進みやすくなります。
そのため、今回は色々なやる気を出す方法を解説しますが、まず最初に言っておきたい事があります。
『趣味ではなく商業目的でゲーム開発をしているなら、やる気がなかろうが毎日作業をきちんと進めないといけない』
という事。
「やる気がないから今日は作業をしない(仕事をしない)」なんて作り方をしていたら、ゲーム開発がまともに進みません。
個人や少人数のゲーム開発では毎日真面目に開発しても完成に数年かかるのは普通なのに、「やる気が出た日のみ仕事をする」なんてふざけた事をやっていたらいつまで経ってもゲームが完成しません。
そういう作り方をしていると途中で投げだす可能性も高くなります。
商業目的でゲーム開発をやる場合は、やる気がなかろうがその日は何らかの作業をしないといけません。
専業ではなく他の仕事と並行して趣味ではなく商業としてゲーム開発をしている人も、脳が疲れている日などは休むべきですが、基本的に「やる気がなくてもとりあえず何か作業を進める」というのが大事です。
こういう前提の上で、「よりゲーム開発が進むためのやる気の出し方」についてお話します。
・やる気は仕事を始めると勝手に出てくる物
「やる気はやりだすと勝手に出てくる」とは昔からよく言われてきた事です。
やる気がなくてもとりあえず机に座り、軽い作業でも良いので仕事を始めると脳のエンジンがかかってきて、いつの間にかやる気が出ている事になります。
脳の生理学的な話をすると、ドーパミンの分泌は脳の活動が活発化してからでないと活性化しないのです。
・タスクリストを作っておく
個人や少人数のゲーム開発では一人で色々な作業をするのですが、それらのタスクリストを必ず作っておきましょう。
一つ一つのタスクをみると「やる気が出ていない時も手を出しやすい」という軽い仕事もわりとあります。
やる気がない時も仕事開始時のタスクとしてそういうのからまず手を出していくと良いでしょう。
また、タスクは分割した方が達成しやすくなり、その達成感を味わう事でやる気が出てスムーズに消化していけます。
時間のかかりそうなタスクはいくつかに分割してみてください。
・脳を休める時間をこまめに設ける
脳が疲労した状態になるとやる気が出なくなります。
(脳疲労時はやる気に関わるドーパミンなどの分泌量が低下する)
仕事の際中はかならず時々脳をしっかり休める時間を設けてください。
「頭を休めるのも仕事のうち」という考えを。
脳の休憩時間なのにスマホを触ったりして頭を使うと脳が全然休まりません。
できるだけ頭を使わずぼーっとしましょう。
脳疲労については先日書いた以下の記事も必ず読んでおく事を強くおすすめいたします。
・時々体を少し動かす運動をしてみると脳疲労を軽減できる
仕事の合間に時々体を動かす全身運動などを軽くしてみてください。
この行為は脳疲労を軽減する事につながります。
何故軽めの運動が脳疲労を軽減するかは話が長くなってしまいますが、「軽い運動をしていると脳内では抗酸化物質の分泌量が増えやすくなったり、脳細胞の損傷(疲労)を回復させるためのBDNFなどの物質の分泌が活発化する」という脳の生理的な仕組みがあるのです。
座りっぱなしにはならず、仕事の合間に立って全身をゆっくりとほぐすような運動を時々してみましょう。
軽いゆっくりとした運動ではなく激しい運動は逆に脳疲労を進めるのでオススメできません。
・甘い物の飲食を無駄にしない
これも脳疲労を促進する行為なため、お菓子やジュース、アイスなどの甘い物の飲食は控えるようにしましょう。
甘い物で血糖値を高くしてしまうと、脳は必死になって血糖値を下げようとします。
それは脳にとってかなり負担のかかる仕事であり、脳疲労を促進してしまうのです。
・毎日野菜をしっかり食べる
逆に野菜などを食べて抗酸化物質を摂取すると、脳疲労が起きにくくなります。
脳疲労は脳内で発生する活性酸素により引き起こされていて、この活性酸素を無害化するのが抗酸化物質なのです。
・今作っているのと同じジャンルの名作タイトルの動画を観てやる気を出してみる
やる気を引き出す方法としては、今現在あなたが作っているゲームのジャンルの名作ゲームの動画などを観てみるのもおすすめします。
たとえばメトロイドヴァニアを作っている人が良質なメトロヴァニア作品の動画を軽く観ていくと、「自分もこういう面白いのを作るぞ」と改めてやる気が湧き出てくるようになります。
昔ながらのステージクリア型のアクションゲームを作っている人は、こういう動画を観てみたり。
ソウルライクゲームを作っている人も名作ソウルライクゲームの動画をちょっと観てやる気を出してみましょう。
・売れた時の事を考えてやる気を出してみる
インディーゲーム市場はソフトの種類が増えすぎてレッドーオーシャン化しています。
だから正直に言うとソフトが思ったように売れない可能性の方が高いです。
しかしゲーム開発中に「このゲームは売れないかも……」と後ろ向きに考えて自分でやる気を無くしても何のメリットもありません。
逆にゲーム開発中は「このゲームはヒットするかも!」と前向きに考えた方がやる気が出て、ゲーム開発が進みやすくなります。
結果はどうであれ、作っている最中は夢想しながら作ってみましょう。
・毎日自分にしっかり褒美を与えてみましょう
「仕事をきちんとした日は褒美を与え、逆に仕事をさぼった日はペナルティを与える」という風にした方がやる気が出やすくなります。
ほとんどの人が毎日youtubeなどの動画を観て楽しんでいるわけですが、これを褒美にし、
「仕事をきちんとした日のみ褒美として動画を観る事ができ、逆に仕事をさぼった日は動画を全く観れなくする。」
をやりましょう。
他にも金銭的に余裕があれば、何か物品を自分に買い与える褒美も設定してみてください。
ゲーム開発は何年もかかる長期戦となります。
やる気をしっかり出して開発した方が開発が進みやすくなるため、色々な方法で自分のやる気を引き出してみましょう。
<インディーゲーム関係のおすすめ本>
インディーゲームの売れ行きを増やす方法を色々解説しています。(本の作者は私です)
この本を読んでいた場合と読まなかった場合では、今後あなたがインディーゲームで稼げるお金はだいぶ違ってきます。
インディーゲームを題材にした漫画です。
もうちょっと長く続いて欲しかったですね。
ゲーメスト元編集長の石井ぜんじさんの本。
ゲーム制作者以外にも色々なゲーム関係者へインタビューをしていてなかなか面白い。
