インディーゲームの売れ行きを増やす「このゲームを遊んでみたい」の話(ゲーム制作)
インディーゲームは「このゲームを遊んでみたい」とユーザーに思ってもらえないと、買ってもらえません。
「このゲームを遊んでみたい」と思わせる力が弱いインディーゲームは当然のように売れ行きが良くありません。
今回はゲームの売れ行きに大きく関係する「どうやって自分のゲームで『このゲームを遊んでみたい』と思わせるか?」についてお話しようと思います。
インディーゲーム制作を仕事にしている人、将来仕事にするつもりの人は是非最後まで読んでみてください。
・魅力的なキャラで『このゲームを遊んでみたい』と思わせてみる
スマホゲームにわりと多いパターンで『売れ行きを増やすために魅力的なキャラを色々登場させる』というのがあります。
原神、ゼンレスゾーンゼロ、勝利の女神:NIKKE、他にも色々なスマホゲームは魅力的なキャラを出す事で「このゲームを遊んでみたい」と思わせる事をしています。
スマホゲームではなくインディーゲームの場合、あまりキャラの魅力を意識していなかったり、「個性的ではあるけど魅力はいまいちなキャラ」というゲームもわりと多いです。
「このゲームを遊んでみたい」と思わせる力が魅力的なキャラにはあるため、自分の作っているゲームでもそういうのを意識してみましょう。
また、本来はキャラが全く登場しなくても成り立つゲームであっても、そこに魅力的なキャラを追加するとそれで「このゲームを遊んでみたい」と思わせてゲームの売れ行きを増やす事ができるようになります。
たとえば、ただのクイズゲームではなく、色々な魅力的なキャラが登場するクイズゲームの方が売れ行きが大きく増えやすいです。
・グラフィックの魅力で『このゲームを遊んでみたい』と思わせてみる
インディーゲームではグラフィックにはあまり力を入れていない物が結構あります。
ただ、チープなグラフィックだと「このゲームを遊んでみたい」という気持ちが萎えやすくなるので、グラフィックを手抜きするというのはおすすめできません。
昔からそうなのですが、グラフィックが魅力的なゲームほど売れ行きが増えやすい傾向にあるため、多くのゲームメーカーはグラフィックにはきちんと力を入れてきたのです。
2D系も3D系ゲームも過度にグラフィックを頑張りすぎると開発コストが大きくなるため、ほどほどまでに抑える必要はありますが。
・なつかしい感じで『このゲームを遊んでみたい』と思わせてみる
レトロ風のゲームの場合、そのなつかしい雰囲気で『このゲームを遊んでみたい』と思わせる事ができます。
ただ、レトロ風でも先にも解説したようにグラフィックがチープすぎたり、ドット絵なのに昔とはずいぶん違う表現方法が混ざっていたりするとレトロ感が薄れてしまいます。
また、以前にも書いたようにファミコンやゲームボーイをリアルタイムで体験した人達は今はもうだいぶ年を取ってゲームをあまりプレイしなくなった人が増えていっています。
そのためファミコンやゲームボーイ風のレトロゲームというのはもう昔ほどインディーゲーム市場では受けにくくなりつつあります。
(今もヒットしているのも時々ありますが)
・癒しを感じさせて『このゲームを遊んでみたい』と思わせてみる
現代人は心が疲れている人が多いため、『このゲームは癒しになる』と感じさせる事ができると、「このゲームを遊んでみたい」と思ってくれるようになります。
たとえばハウスフリッパー2(house flipper2)という家作りゲームが人気ですが、このゲームも「自分の好きなように色々な家をデザインできる」というのが良い癒しになっていて、それで受けていると思います。
私自身もよく遊んでいます。
マインクラフトも好きなように建物を作っていけるのが良い癒しになっていると思う人が多いでしょう。
何らかの癒しが感じられる・・・・そういうゲームも意識してみましょう。
RPGツクールでこういう風にマップを作るだけも癒しになったりします。
・『気持ち良さそう』で『このゲームを遊んでみたい』と思わせてみる
プレイ動画を観て「このゲームは気持ち良さそう」と思った人は「自分も遊んでみたい」と思うようになります。
爽快感がしっかり味わえたり、良いストレス発散になる・・・そういう要素を入れてみる事も意識してみましょう。
アクションやシューティング系のゲームでは、敵に攻撃がヒットした時や倒した時のエフェクトや効果音でも気持ち良さがずいぶんと変わってきます。
いまいちな効果音、しょぼいエフェクトだと気持ち良くなりません。
・独特のゲーム性で『このゲームを遊んでみたい』と思わせてみる
今まで体験した事がなく、かつ面白そうな独特のゲーム性があると「このゲームを遊んでみたい」と思わせる事になります。
インディーゲームで大ヒットしたゲームでは「今まで無かった面白さ」を盛り込んでいるのも多くあります。
過去に体験したゲーム性はすでに体験としては面白さが減っている事もあり、何らかの新規性をきちんと盛り込む事が求められています。
・実況プレイ動画でも『このゲームを遊んでみたい』と思わせる事ができる
今は色々な人が実況プレイ動画をアップしていますが、それらの中には淡々とプレイしている物もあれば、面白いリアクションを繰り返しながらプレイしている物もあります。
後者の方が視聴者も楽しく感じて、おかげで再生数が高くなりやすい。
また、同じゲームでもリアクションが面白いほど、そのゲーム自体も「面白そう」「自分もこのゲームを遊んでみたい」と思わせるようになります。
ウィザードリィ五つの試練の面白プレイ動画。
この動画を観て「自分もこのゲームを遊んでみたい」と思った人は結構いるはず。
メーカー自身がプレイ動画をアップする事もよくありますが、その際はより面白いリアクションを出演者にさせた方が視聴者に「このゲームを遊んでみたい」と思わせて購入者数を増やす事になります。
メーカー公式チャンネルのプレイ動画では、あまり面白いリアクションはせずにプレイしている動画を結構見かけてしまいます。
再生数は伸びないし、ソフトを買わせる力も弱くなってしまいます。
・高評価が増えると『このゲームを遊んでみたい』と思わせる事ができる
ストアでのユーザーレビューで高評価が多いほど、それを見た人も「このゲームを自分も遊んでみたい」と思うようになります。
評価を増やすにはしっかり面白いゲームを作る事、また「ユーザーがストレスに感じる要素」はきちんと無くす事を意識しましょう。
リリース前の段階でストレス要素をできるだけ排除しておかないと、低評価が多く付いて「このゲームを遊んでみたい」という気持ちを萎えさせてしまいます。
・そのゲームの面白さがきちんと伝わると「このゲームを遊んでみたい」と思わせる事ができる
インディーゲームは作り手側はそのゲームの面白さをよく理解しているのですが、ユーザー側はプレイしていない事もあり、いまいちそのゲームがどう面白いのかよくわかりません。
PVなどでゲームの面白さがきちんと伝わるような構成にしたり、『ゲームの面白さを紹介するための何ページかの漫画』を作ってSNSなどで公開すると、それを見て「このゲームを遊んでみたい」と思わせる事になるでしょう。
今は非常に多くのインディーゲームが出ていて、なかなか自分のゲームが売れにくい状況になっています。
しかし、「このゲームを遊んでみたい」としっかり思わせる要素をゲームに色々入れていると、あなたのゲームも売れるようになるでしょう。
開発中もリリース前も「このゲームを遊んでみたい」ときちんと思わせるゲームになっているかどうか、こまめにチェックしてみてください。
<インディーゲーム関係のおすすめ本>
インディーゲームの売れ行きを増やす方法を色々解説しています。(本の作者は私です)
この本を読んでいた場合と読まなかった場合では、今後あなたがインディーゲームで稼げるお金はだいぶ違ってきます。
インディーゲームを題材にした漫画です。
もうちょっと長く続いて欲しかったですね。
ゲーメスト元編集長の石井ぜんじさんの本。
ゲーム制作者以外にも色々なゲーム関係者へインタビューをしていてなかなか面白い。
