インディーゲーム製作者達が意識しておくべき『ファミコン世代のゲーム離れ』の話(ゲーム開発者向け記事)
「ファミコン風のグラフィックや音楽のインディーゲーム」というのは今も出続けています。
ただ、色々なゲームの売れ行きを見ているとわかるように近年は結構苦戦しています。
この手のゲームはファミコンをリアルタイムでは遊んだ事がない人でも買ってくれる事はありますが、やはりファミコンを子供時代に遊んで思い出がある人達がメインの購入者になっています。
しかし、昔と今ではインディーゲーム市場でも「ファミコン世代のユーザー数」が大きく変わってきているのです。
昔はそこそこいたのが、今はもう大きく減ってしまっていると。
ファミコンをリアルタイムで遊んだ世代は今はもう50代に突入しだしていて、そういう人達の中には今でもゲームを遊ぶ人もいるのですが、「もうゲームはあまり遊ばなくなった」という風に変わってしまっている人がどんどん増えてきているのです。
ショベルナイトというファミコン風のインディーゲームが登場したのは2014年でした。
11年前の当時だとファミコンをリアルタイムで遊んだ世代も40歳や30代後半という、「比較的まだゲームを遊んでくれる年齢」でした。
そのため、ショベルナイトやその他の「ファミコン風のインディーゲーム」というのは昔はわりと売れたのです。
(もちろん売れ行きにはゲームとしての面白さも関係していますが)
しかし、今は先にも書いたようにファミコン世代が高齢化してどんどんゲームを遊ばなくなってきていて、そのため「ファミコン風のグラフィックや音楽でインディーゲームを作る」という選択をしてしまうと、結構売り上げが苦戦するようになってきているのです。
ゲーム的に独自の面白さがありファミコン風でも受けているゲームもありますが、多くのゲームではファミコン風というのが売り上げの足をひっぱるようになりつつあります。
ファミコンの「チープさ」というのは当時体験した人達にとっては懐かしさにつながりますが、体験していない人達にとっては「ただチープなだけ」に映ってしまうからです。
ファミコンをリアルタイムで遊んだ世代ではない場合、
・ファミコン風の色数が少なく音もチープなゲーム
・スーパーファミコン風などの色数が多くて効果音ももっと気持ち良いゲーム
を比較すると、後者の方が受けが良くなります。
今はインディーゲーム市場の主要ユーザーが、その「ファミコンを当時遊んだ事がない世代」に変わりつつあります。
ファミコン風のグラフィックや効果音、BGMで作ると独特のなつかしさが表現できるのですが、売れ行きという面で見るともう厳しくなりつつあります。
この手のゲームを買ってくれる「ファミコン世代」は今はもうかなりゲームを遊ぶ時間を減らしてしまっていて、しかも今後はさらにそれが減っていってもっと苦戦していくという風になっています。
今開発中のインディーゲームがもしファミコン風のグラフィックや音楽の場合、市場調査をきちんとしてから、そのままで行くのかあるいはスーパーファミコン風などのもっと色数が多いグラフィックに変更するかを考えた方が良いと私は思います。
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