【詩「水たまり」からはじめるnote・シロクマ文芸部7/2お題】
水たまりに取り残された魚が一匹
大雨で川が増水したためだろう
道であった場所に一時的に水がたまった
雨が上がり
川がいつもの高さに戻ったら
魚は地上に取り残されてしまった
空は晴天
遅かれ早かれ水たまりは干上がるだろう
このままだと魚も一緒に干上がるしかない
目と鼻の先に魚がいただろう川がある
ほんの一回ジャンプをすれば
魚はきっと元の川の中
だけど水たまりの中の魚には分からない
外にそんな世界があるなんて
中にいる時には分からないものだ
もしも分かったとしても
飛ぶ方向を間違えれば道の上
勇気を出しても道を失うこともある
命を落とすこともある
いつ飛ぶか
飛ばないのか
それとも
魚は思い切ったように高く飛び上がった
果たしてその先は
どちらにつながっているだろう
シロクマ文芸部の7/2お題「水たまりから始まる作品」に参加しています。
私の作品たちへのリンク集です。ぜひ一度お尋ねください。
トップ画は「MY DOLL MAKER」で作った私の代表作「黒のシャンタル」の登場人物、「シャンタル」のつもりです。
本格派長編ファンタジー「黒のシャンタル」よろしければぜひご一読ください。
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