管理栄養士の手帖*腸活で“植物性を足す”をラクにする3つのおすすめ
こんにちは。
あなたの腸町(ちょうまち)、腸内会長フローリの中の人、
管理栄養士の広瀬です。
前の記事では、
腸活の最初の一歩は
フローラタイプを考える前に、植物性のものを「少し足す」で十分
というお話をしました。
今日はその続きとして、
「じゃあ、具体的にどうしたらいいの?」
という声に向けて書いています。
その前に、ひとつだけ大事な話をさせてください
昔、栄養相談の中で、患者さんがこう仰ったことがあります。
「巷の情報って、それができたら太ってないわってものばっかりですよね」
そのとき、思わずうなずいてしまいました。
「いやもう、本当にその通りですよね」と。
言語化してくれてありがとう、と感謝でいっぱいになりました。
そしその一言は、今でも私の栄養相談の軸になっています。
健康情報の多くは、
時間・意欲がある
余裕・技術がある
毎日ちゃんとできる
そんな前提で作られています。
でも、現実の生活はそうじゃない日がほとんど。
だから私は、
「正しいかどうか」よりも「その人が、楽にできそうか」
を大事にしたいと思っています。
植物性を足す、をラクにする3つの方法
さて、話を「植物性食品を楽に足せる方法」に戻します。
私もやっていることを3つ紹介します。
方法① 冷凍・乾燥野菜を使う
(=包丁を持たない腸活)
腸活が続かない大きな理由のひとつは、
「野菜類は、食べるまでの準備が面倒」なこと。
その点冷凍野菜や乾燥野菜なら、
洗わなくていい
切らなくていい
腐らない
ね、とても優秀です。
冷凍なら刻み玉ねぎやごぼう、ブロッコリー、ほうれん草、ミックス野菜に枝豆。
乾燥ならわかめ、切り干し大根にごぼう。
スープや炒め物に放り込むだけで、
ちゃんと植物性のごちそうになります。
私は最近、インスタントラーメンに刻み玉ねぎを入れるとラーメンのおいしさが爆上がりすることに気づき、ハマっています。
ラーメン一杯に、冷凍ほうれん草、乾燥わかめ、缶詰コーンを入れるだけで人間さんと腸町のみんなのごちそうに早変わりです。
「今日は野菜をちゃんと食べた」じゃなくて、
「今日は足せた」で十分です。
栄養面が心配になるかもしれませんが、
腸活の主役である食物繊維は、冷凍や乾燥でもきちんと残っています。
方法② そのまま食べられる野菜をストック
(=考えなくていい腸活)
忙しい日は、
「何を食べるか考える」こと自体が負担になります。
そんなときは、
「手を伸ばせばそこにある」環境を作ってみてはいかがでしょう。
ミニトマト
千切りキャベツ
もずく・めかぶ
グラノーラ
そのまま食べられるものを冷蔵庫にストックしておきましょう。
たとえば、冷凍の唐揚げやパックのハンバーグなど、味が濃いめのおかずを食べる時、下にキャベツをたっぷり敷いて、一緒に食べればバッチリです!
「努力しないでもできる」を積み重ねると、腸活は続きやすくなります。
方法③ キムチ・納豆・ぬか漬けもストック
(=悩まない選択肢をつくる)
発酵食品は、
「菌を増やさなきゃ」と考えると難しくなります。
でもここでは、もっとシンプルに。
植物性で
そのまま食べられて
食卓に出しやすい
この条件を満たす便利な存在、くらいでOK。
キムチ、納豆、ぬか漬けは、
“腸にごちそうが届く習慣”を支えてくれる相棒です。
(今回は「植物性」なのでヨーグルトさんは省略)
ぜひ、何も考えずに毎週1回カゴに入れちゃいましょう!
私は月曜日を「キムチと納豆、ヨーグルト」をまとめ買いする日と決めています。
*ただし、キムチやぬか漬けは、
商品によって発酵のされ方や菌の状態がさまざまです。
腸活を始めたばかりの段階では、
「菌が多いかどうか」まで細かく気にしなくて大丈夫。
植物性で、
そのまま食べられて、
食卓に出しやすい。
まずはその条件を満たしていれば、
腸にごちそうが届く“習慣づくり”としては十分です。
まとめ:できたらいい、じゃなく「できる形」で
腸活は、
テストでも競争でもありません。
なので、100点を目指さなくていいし、
できない日があっても問題ありません。
冷凍庫から野菜をひとつ
冷蔵庫から植物性をひとつ
食卓に、いつもの発酵食品をひとつ
それだけで、腸町ではちゃんと住民の花たちが大喜びしてくれています。
自分の行動で、誰かが喜ぶ。
そんな腸町の様子を想像してみてください。
「それができたら苦労しないわ」
そう感じてしまう方法は、いったん横に置いて。
今日の生活の中で“できる形”で、
植物性をひとつ足す。
足せなかったら、代わりに、
おなかにそっと手を当てて温もりを届ける。
それだけで、今日はもうじゅうぶんです。
