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「若い頃と同じように食べているのに太る」の正体|旅行で1.5kg増えた管理栄養士が気づいたこと

「若い頃と同じように食べているのに、気づいたら太ってきた」

栄養相談をしていると、よく聞く言葉です。

20代の頃の私は、そんな話を聞きながら、
「年齢とともに基礎代謝量も減りますからね」なんて説明していました。

もちろん、それも理由のひとつです。

でも40代になった今、自分自身の生活を振り返ってみて思います。
本当に、若い頃と同じような食べ方をしているのだろうか?と。

旅行で増えた体重が、戻らない

先日、3泊の旅行に行ってきました。
せっかく休みを取った旅行。
旅行中くらいは、おいしいものを楽しみたい。
それに、ここには、次にいつ来られるかわからない。

そんな気持ちで、食べたいものを食べて帰ってきました。

そして体重計に乗ってみると、1.5kg増(笑)

私は、20代の頃から、体重がほとんど変わっていません。
旅行や帰省で多少増えても、普段の生活に戻れば自然と元に戻っていました。

30代後半くらいからは少し戻りにくさを感じるようになりましたが、それでも数日経てばだいたい元通りでした。

ところが40代になった今。なかなか戻りません。
「やっぱり年齢とともに代謝が落ちたからかな」
そう思ったのですが、今回の旅行を振り返っていて、ふと気づきました。

いや、私、20代の頃と同じ食べ方してないな。

「また来ればいい」が「もう来ないかもしれない」に

20代の頃も、もちろん旅行先でおいしいものを食べるのが好きでした。

でも、ちょっと高かったり、お腹がいっぱいだったりすると、「まあ、また次来た時でいいか」と諦めることも多かった気がします。

あの頃は、「また今度」がいくらでもあるような気がしていたのかもしれません。

ところが40代の今は、

もしかしたら、もう来ないかもしれない」と思う。

同じ場所にまた来ることはあっても、同じメンバーで、同じように旅行できる機会はもうないかもしれない。

そうなると、多少お腹がいっぱいでも、せっかくだから食べておこう。となります。

朝食を食べて、食べ歩いて、昼食も食べて、おやつを食べて、夕食もいつもより豪華。

なんだかずっと食べているな状態(笑)。

お土産も変わりました。
20代の頃に買っていたのは、職場や家族、友人に配るものが中心

でも今は、自分用のお土産もしっかり買います。

旅行先で食べておいしかったものや、食べきれなかったもの。
その土地でしか買えないお菓子。
ちょっと気になったもの。

つまり、家に帰ってからもしばらく、「旅のおいしいもの」が続きました。
というか、旅行から帰って10日以上経ちますが、まだあります(笑)。

そりゃ、昔より体重が増えやすくても不思議じゃない。

そういえば、日常生活も変わっている

そんなことを考えていたら、旅行だけではないことにも気づきました。

例えば、時々行くミスタードーナツ。

中高生くらいの子たちは、ドーナツと一緒に無料のお水を飲んでいる子が多い。私もそうだったなぁと思う。

一方、大人のテーブルを見ると、コーヒーやカフェラテが多い。
私もいつもおかわり自由のカフェラテです。

おかわり自由なのに、1杯だけじゃもったいない
少なくとも私は、2杯以上は飲みます(笑)。

当然、その分のエネルギーは追加されます。
調べてみたら、カフェラテは1杯66kcalみたいです。2杯飲んだら132kcal。

自分では「若い頃よりたくさん食べている」という感覚はありませんでした。
ドーナツを昔より多く食べているわけではないからです。
まさかカフェラテから、ドーナツ半分以上のカロリーを摂っていたとは。


こんな感じで、若い頃なら頼まなかった飲み物を頼むようになっている。

旅行では、「また来ればいい」と諦めていたものを、「もう来ないかもしれないから」と食べるようになっている。

お土産も、自分の分まで買うようになっている。

一つひとつは、小さな変化です。

でも、こういう変化が日常のあちこちにあるとしたら。

20代の頃と40代の今で、食生活が「同じ」とは言えないんだなぁと実感しました。

「昔と変わったもの」を探してみる

もちろん、年齢を重ねれば、基礎代謝量や筋肉量、活動量など、体の側にも変化があります。

でも、「若い頃と同じように食べているのに太るようになった」と感じたら、一度、食べる量だけではなく、昔と変わったものを探してみてもいいかもしれません。

例えば、

・水やお茶以外の飲み物が増えていないか
・「せっかくだから」と食べる機会が増えていないか
・間食やお土産など、食事以外に口にするものが増えていないか
・外食の回数や、1回に注文するものが変わっていないか

こうしたものは、一つひとつを見ると大きな変化ではありません。
だからこそ、自分では「昔と同じように食べている」と感じやすいのでしょう。

実際、今回の私も、「旅行なんだから、これくらい食べてもしょうがない」と思っていましたし、体重が増えた今も後悔はありません。
そして、スイーツを食べるなら、やっぱりカフェオレも飲みたいです。

だから、20代の頃の食べ方に戻るのは難しい。

でも、戻る必要もないのかもしれません。

昔と変わったところに気づいたうえで、「これは今の楽しみだから残したい」「その代わり、ここは少し減らせそう」と、自分なりにバランスを取っていけばいい。

もし「最近、太りやすくなったな」と感じている方がいたら、すぐに「年齢だから仕方ない」「もっと食べる量を減らさなきゃ」と考える前に、

「そういえば、昔と何が変わったかな?」

と、自分の生活を振り返ってみてはどうでしょう。

意外と、カフェラテ2杯くらいの小さな変化が見つかるかもしれません。

そして、そのすべてを元に戻すのではなく、自分が残したいものを選びながら、別のところで少し調整する。

40代の体重管理は、それくらいがちょうどいいのかもしれません。
私はとりあえず1kgは戻せたので、あとは0.5kg、早く戻れと祈っています(笑)。

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