腸町だより:夜のお風呂が開く、眠りの扉
<管理栄養士の一言TIPS>
外食や飲み会が続いた日は、腸もお疲れ気味。夕食に豆腐・白身魚・よく煮た野菜など、消化しやすいメニューを取り入れてみましょう。油を使わない料理は胃腸にやさしく、カロリーも抑えられるためダイエットにも役立ちます。近年季節を問わず楽しまれている鍋料理は、野菜がたっぷりとれて特におすすめです。
こんばんは、腸内会長のフローリです。
今夜の腸町(ちょうまち)にも白い湯気がふわりと広がり、中央の泉が “ぬるめの温泉モード” に切り替わりました。
どうやら上の世界――人間さんが、 お風呂にゆったり浸かった ようですね。
ビフィドバクテリウムがうれしそうに言います。
「おっ、これは “修復モードの合図” だ!ぬるめのお湯に浸かると人間さんの体がほぐれて、そのあたたかさが腸町にも届くんですよ。」
フィーカリバクテリウム博士が、泉の湯気を眺めながら説明します。
「そうじゃ。寝る前にぬるめのお湯に浸かると、
体が “休む準備” を始めて、副交感神経が働きやすくなる。
眠りの入口がそっと開くんじゃ。
実はの、人間界の“えらい人たち”が作った眠りの指針にも、『就寝の1〜2時間前の入浴は、眠りを助ける可能性がある』 と書かれておるんじゃよ(*)。」
泉のまわりでは、花たちがゆっくり花びらをゆるめています。
ルミノコッカスが目を細めてつぶやきました。
「泉がちょうどいい温かさになると、町のみんなの 呼吸がふわ〜っとそろっていく の。静けさの奥に、命の音がひびく感じ。」
プレボテラもうなずきます。
「この “温泉の夜” があるから、人間さんも腸町も自然と眠りに向かっていけるんだよね。」
そこへ、バクテロイデスがぴょこんと登場。
「ぼくは熱めの朝シャワー派だけどね!
あれは町を “起こすスイッチ” になるんだ。夜と朝で、お湯の役割ってぜんぜん違うんだよね〜。」
ブラウティアが笑いながら答えました。
「うん。夜は心と腸町をととのえる “ぬるめのお湯”。
朝は体を起こす “熱めのお湯”。
どっちもいいリズムをつくってくれるんだ。」
やがて上の世界でお湯の音がしずまり、人間さんの呼吸がゆっくり深くなると、腸町の泉は湯けむりをふわりと深め、やさしい音色を奏ではじめました。
花たちはつぼみを閉じ、
町じゅうが “眠りのしらべ” に包まれていきます。
――今夜、あなたがぬるめのお湯に身をゆだねると、腸町は やさしい温泉街 に変わります。
その余韻のまま、安心して眠りへ進んでくださいね。
