プラハで受けた洗礼その② ペナルティってどういうこと? 海外ホテルチェックインあるある話
これ、明らかに洗礼だよな、というお話です。
まぁ、洗礼受けても、プラハの美しい街並みや親切だった方々への良い印象は変わらないので、プラハはまた訪れたい都市でもありますが。
目次
洗礼①DBの乗り継ぎ遅延
洗礼②アル中がカンツォーネショーを始めた話
洗礼③え?ペナルティってどういうこと?→今回はここから
洗礼④ホテルの建物に入れない、最悪のホテル
毎年大好きで訪れているバイロイト音楽祭。
音楽祭が終わって、今年はプラハから帰国することにしていました。
DB(ドイツ鉄道)の遅延、プラハ行きの電車の中でカンツォーネを聞かされた話しはしましたが、今回はプラハ駅についてからのお話です。
カンツォーネの話はこちら。
洗礼③え?ペナルティってどういうこと?
プラハに入る前からなぜかWifiの調子が悪く、ホテルの住所もうる覚えだったので、駅のインフォメーションへ。
写メで取ったかなりアバウトなホテルの地図を見せ、行き方を聞き、24時間有効の公共交通フリーチケットを購入しました。
「このチケットを入口の小さな機械に差し込んで、日時の打刻を忘れずに」
インフォメーションのおねーさんは、去り際に軽く言いました。
私はわかった、わかった、とうなずき、地下鉄乗り場へ。
地下鉄乗り場入口には、小さな四角いボックスがあって、この差込口にチケットを入れると日時が打刻されるようになっています。ガチャ。
「これでいいのかな?」
初めて乗るプラハの地下鉄。きょろきょろしましたが、意外と方面がわかりやすく、すぐ理解できました。
ミュゼ駅で乗り換えて、とのインフォメーションのお姉さんの言葉通り、そのように乗り換え、「目的駅はあと3つ。やっとホテルにたどり着ける…」そう思って、ほっとしていたところです。
突然、男性に呼びかけられました。
格好から見て、どうやらチケットの検札係のようでした。
チケットをきちんと持参しているのか、電車の中を巡回して調べているのですね。こんな公共地下鉄の中で検札があるとは、国によってやり方が全然違います。
当然私は、堂々と15分前に購入したチケットをポケットから出し、検札係に渡しました。何しろ買いたてほやほやですからね。ぴかぴかできれいです✨
ところがこの検札係、私のチケットを何度も何度も繰り返し、裏返したり、電灯で透かしたり、いろんな角度で私のチケットをチェックしているのです。
「さっき買ったばかりなんだけ…ど…な??」
この検札係の行動を見て、私の頭の中は、はてなマークがいっぱいになっていきました。
そして突然おもむろに、
「ペナルティ」
そう、はっきり言いました。
「は?は?は?」
「英語話せますか?」と聞かれ、「少しだけ」と答えたら、プアイングリッシュ同士でのつたない会話になりました(笑)(チェコはあまり英語は通じない)
以下、たぶんこういう意味のことを言われました。
チケットを持っているけれど、日時の印字がされていない。
よって、あなたにペナルティとして罰金を払ってもらう。
え?
え?
え?
おいおい、ちょっと待て!!
それ15分前に買ったばかり!!!!!
ガッチャンもした!!!!!
こう何回も抗議しましたが、哀れそうな表情で、いやペナルティですと言って譲らない…。周りの乗客も哀れそうな目でこちらを見ています。なんでー(笑) 助けてよー!
どうやら、私がガッチャンしたのは、チケットの上部。印字が乗りにくい箇所に差し込んだので、乗車記録が全く残らなかったようです。本来ならば、チケット下部(よく見たら、ご丁寧にココに押せと言わんばかりの矢印デザインまでされてる)に印字させないといけなかったみたいです。

そして観光客だからといって、見逃してもらえる気配はなく、その検札係は、よく店で見かける小型のクレカ決済機械で請求額を見せ、クレカでペナルティ金額を払うように言いました。
え、まじでー!
もうこんな所ですったもんだしたくない、早くホテルについて観光したい、と思ってしまった私は潔くあきらめ、ペナルティを払うことに…。
なんか0がめっちゃいっぱいついてんなぁ…と思いつつ、仕方なしにピッと支払いをしました(泣)
もう最悪です。
そして、帰国していくら請求されているのか調べたら、1万円弱でした(泣)10万円じゃなくてよかったけど。
プラハの地下鉄に寄付したと思い込みます。
プラハ観光に行かれる方は、ご自分のチケットの乗車記録がなされているか、くれぐれもご確認ください。
私のように打刻されたかの確認もせず、乗車しているとこうなるかもしれません。
また、ペナルティの支払い終わった後、この検札官をよく見ているとスーツケースを持った人をチェックするようにしてたみたいでした。観光客、狙ってるやろー!
洗礼④ホテルの建物に入れない、最悪のホテル
プラハのホテルは、滞在の2日前くらいに決めました。こちらは物価が安いのか、きれいな高級ホテルが安い値段で泊まれるのです。
かなり迷って、値段と観光しやすい場所に決めました。
地下鉄での洗礼を受けてからは、Wi-Fiが使えなかったので、アバウトな地図を見せながら、店の店員さんに聞きつつ、やっとのことでホテル前へ到着!
素晴らしい立地です!だってあのカレル橋が目の前なんですよ!
きれいな外観のホテルに、旅の疲れも吹っ飛びそうでした。
・・・ところが、よく見るとこのホテル建物に入るのに、暗証番号がいるらしい。
「え?暗証番号なんて、メールで送られてきてたかな?いや、絶対に何も送られてきてない!」
前日メールやアプリを確認しましたが、そんな内容の通知はありませんでした。もう一度確認しようにもWi-Fiがつながらない。
血の気が引いたのは言うまでもありません。
しばらくぼーっと入口近くに立ち尽くしていました。
ここでもう夜の20時です…。
まだかろうじて外は明るいですが、早朝ドイツから移動してきていて、鉄道遅延、カンツォーネ、Wi-Fiなし、ペナルティで、さすがに疲れました。
私、プラハと相性悪いのかな?
ただ、5分もたたないくらいで、なぜかいきなり玄関扉が開いたんです。
(内部にいた人が動いてセンサーが反応し、扉が開いた)
このチャンスを逃してなるものか!と大急ぎでなかへ入りました。
すると、狭い玄関ホールでフランス人親子が、機械を前に何やら入力している。
どうやらこの機械は、自動チェックインカウンターらしく、ここに自分の予約情報を入れて、鍵をどこからかもらって、部屋に入るらしいのです。
(え、そうなんだ…。
ここに来て初めてチェックインの方法を知りました。私がサイトをきちんと確認していなく、立地と値段だけで選んだ結果です。)
フランス人親子曰く、QRコードか何かの番号の入力が必要なんだけれど、その番号がわからないとのこと!
え、そんなの私も知らされてないよ!なにこのホテル!?
その親子が色々試みても全く次の画面に進まないので、今度は私がやってみる番に。
名前と予約番号らしきものを入れてみましたが、どうやら機械の求められていた番号とは違うようでエラーばかり。
はて、どうしたものか…。
入力をあれこれ変えたり、お互いにいろいろやってもラチがあきません。
あきらめムードです。まさか今晩この玄関ホールで寝る?違うホテルを取り直す?
色々ネガティブなことを考えていた時、おもむろに玄関があきました。
そう、他にも宿泊客はいて、ちょうどお菓子や水を携えてホテルに帰ってきたところだったのです。
また、このチャンスを逃してなるものかと、「チェックインを手伝ってほしい」と足を止めてもらい、このチェックイン騒動に巻きこみました。
このお菓子と水を携えてきたのは、またもやフランス人。で、カップル。
私の前にいたフランス人親子と会話しているうち、色々アドバイスをくれているようでした。
このカップルはチェックイン機械を通していないので、よくわからないとのこと。次に、チャットGPTのようなAIに部屋番号を聞いていました。
そんなので情報がわかる時代なのか!と驚愕しつつも、やはりわからず、結局最後は、管理会社の電話番号がカウンター横に記載されていたので、電話することに。
初めはつながらなかったのが、カップルの電話でやっとつながり、何とか玄関入り口にある「キーボックス」の暗証番号を聞き、中に入っていたプラスチック製のカードキーをやっとゲット!!
やったーっと大喜びです。
次に私の番。管理会社(オーナー?)のおっちゃんに名前を告げました!
「おーぅ、まゆみぃ、覚えてるよ~」→こんな感じ
ラテン系のめちゃめちゃ明るい声が聞こえてきます。
覚えてるじゃねーよ!!怒怒怒
こっちは1時間近くこの狭い玄関ルームで、チェックイン機械と格闘してんだぞ!
・・・と英語で文句も言えたらよかったのですが、そんなことは言えず。
おとなしく、ルームキーをゲットするための暗証番号を聞き、やっと手中に!
本当に疲れました。ここで夜の9時です。あぁ…観光が…。
お部屋の値段は安いのに、とてもキレイ。インテリアもセンスあります。エレベーターもあります。部屋の窓からカレル橋も見えます。冷房もガンガンききます。水回りもコンパクトでキレイ。Wi-Fiもサクサクつながります。1階で自由にコーヒー・お茶も飲めます。
なのに、チェックインが本当に最悪…。もう二度とこのホテルに泊まりません。
念のため、帰国後自分に落ち度がなかったか、何かメールで連絡が来ていたのか、隅々まで確認しましたが、見当たらず。
予約サイトに確認しましたが、このホテルは何やら複雑なシステムがあるようで、「行き違いがあり、ごめんなさい」と謝罪文章が送られてきただけでした。
洗礼受けすぎでしょ。
終わったので笑い話ですが、安宿のチェックインは今後めちゃ気を付けようと思った出来事でした。
【安宿に泊まって考えたこと・思ったこと】
値段が安い理由の背景には、色んなものを削っている、というのが今回よくわかりました。
ちなみに、もう一軒、ミュンヘンで泊まった安宿もチェックインがやや難しかったです。
でも、こちらはきちんと手順が送られてきていたので、機械をアクティブにする方法がわかり、慣れたら全く問題なかったです。
若くてこういった操作に慣れている方は問題ないですが、私のように年齢が上になってきてなおかつ、入力などの操作が不慣れな方は、チェックインは要注意です。
特にホテル着が夜遅めになる場合などは、お金かけてでも24時間チェックインのホテルを探した方が絶対にいいです。
安宿のコスト削減の現況を垣間見て、今回かなり学びになりました。
日頃マリオット系のホテルで、実に簡単なチェックインしか経験していなかった私。
改めてマリオットのような大きなホテルはすごいなと思いましたが、毎回このようなホテルに泊まれるわけじゃない。
お金がないときは、どうしてもこうした安宿の無人チェックインカウンターに遭遇することになるでしょうし、将来的にもますます無人化が進むと思うので、この波についていかねば、とも思います。
余談ですが、無人化といえばミュンヘンの安宿は、共用通路には監視カメラが隅々まで張り巡らされていました。自分で気を付けるに越したことはありませんが、自己責任と最後は運でしょうか。
値段と引き換えに「何に責任を持たないといけないのか」を考えないといけないですね。
もう一つ余談ですが、数年前、きちんとしたホテルの部屋のカードーキーが反応せず部屋に入れなくなったことがありました。幸いそのホテルは24時間フロントに人がいて、すぐに対応してもらえました。
が、これ無人だったら、どうするんだろう。無人化が進んでいる所は必ず電話番号が載っていたりするけど、私海外で電話かけたことないな(笑)
電話をかけるというのも、海外ではできた方がいいですね。つながるかわからんけど(笑)
まさか!そんなことありえない、が起こるのが海外旅行。
オロオロしないで、次の手次の手を考えられる心の在り方でいたいなと思った旅行でした。チャンチャン。
