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苦しい。自分を守って黙っていた私が、人と距離を感じた理由

自分を守ろうとするほど、人生のチャンスは小さくなる。
弱さは、なくすものじゃない。先に認めるもの。
それだけで、人は少し動けるようになるんです。

昨夜、何気なく開いたメルマガがありました。

正直に言うと、最初は流し読みするつもりでした。
でも、途中で手が止まりました。
スマホを置けなくなったんです。

理由は、書かれていた内容が、あまりにも今の自分と重なったからでした。

私はまだ、何も成し遂げていません。稼げてもいません。
これから挑戦しようとして、足踏みしている段階です。

そんな私が、一番強く反応してしまったのが、この一文でした。

いまでも普通に、めちゃくちゃ落ち込む日があります。

この言葉を読んだとき、胸の奥が、ふっとゆるむ感覚がありました。

ああ、この人も同じなんだ。
悩むし、落ち込むし、迷う。
特別な存在じゃない。

ここで、自然と問いが浮かびました。

私はこれまで、自分を守るために、何を選び、何を避けてきたんだろう。

すぐに答えは出ません。
でも、その問いを抱えたまま、続きを読む手が止まらなかったんです。




【第1部】強そうに見える人も、同じところでつまずいていた

そのメルマガは、読者から届いた質問を紹介するところから始まっていました。

行動力もあって、実績もあって、人生がうまくいっているように見える人は、いまでも落ち込むことがあるのか。
よくある疑問です。
私も、どこかでそう思っていました。

それに対して、著者は迷わず、こう答えていました。

もちろんあります。余裕で、めちゃくちゃ落ち込みます。

この一文を読んだとき、少し意外に感じた自分がいました。
強そうな人は、そもそも立ち止まらない。
そんなイメージを、どこかで勝手に持っていたからです。

著者は続けて、自分の過去の話を書いていました。

大学時代。
SNSを何気なく眺めていたときのこと。
仲が良いと思っていた友人たちが、自分抜きで旅行に行っている写真を見た瞬間。

そのときの感覚が、とても丁寧に言葉にされていました。

胸の奥が冷える感じ。
頭の中が真っ白になる感じ。

自分って、いらなかったのかなって思ってしまった。

この感情、思い当たる人は多いと思います。
私にも、似た経験があります。
輪の外にいると気づいた瞬間の、あの言葉にしづらい痛み。

著者は、そのとき、誰にも何も聞けなかったと書いていました。
理由は、とてもシンプルでした。

寂しいやつだと思われたくなかったんです。

この一文を読んで、私は少し考え込みました。
これは、人付き合いが苦手という話ではありません。
自分の弱さを、自分で認めてしまうのが怖かった。
そういう話なんだと思ったんです。

著者は、大人になってからも、同じ構造を繰り返していました。

8人の飲み会。
知っている人は3人だけ。
少し遅れて到着して、端の席。

会話はすでに盛り上がっている。
入りたい気持ちはある。
でも、入れない。

浮いている自分を、認識したくなかった。

この一文が、私の中で、すっと腑に落ちました。
私はこれまで、挑戦できない理由を、準備不足や環境のせいにしてきました。

でも本当は、失敗して浮いてしまう自分を、見たくなかっただけかもしれない。

著者の話は、成功談ではありません。
むしろ、不器用で、かっこ悪い。
それでも、この正直さが、強く心に残りました。

まだ何者でもない私にとって、この話は遠い世界の出来事ではありません。
今の自分の足元に、そのまま置ける話です。

自分を守るための行動は、本当に自分を守っているんでしょうか?
それとも、別の大切なものを、少しずつ削っているんでしょうか?

そんな問いを抱えたまま、私は次の部を読みたいと思いました。



【第2部】何も言えなかった自分が、あとから気になっていた

飲み会の話を読み終えたあと、私は少し手を止めました。

浮いてしまった場面そのものより、もっと引っかかる部分があったからです。それは、何も言えなかった自分のことでした。

会話にうまく入れなかった。
空気を読んで黙った。
場の流れを止めないように、笑ってやり過ごした。

その選択が、時間が経ってから胸に残ったんです。

その場を壊したくなくて、何も言わない選択をした。

この一文を読んだ瞬間、胸の奥が少しだけざわつきました。
わかる。わかりすぎる。

私も、似たような場面で同じことを何度もしてきました。

質問を飲み込む。
違和感に気づいても流す。
自分の立場を、少しだけ小さくする。

そのときは、それが一番安全だと思っているんです。

波風を立てない。
変に思われない。
空気を壊さない。

でも、あとになって残るのは別の感情でした。

あのとき、何か言えたんじゃないか。
黙る以外の選択肢はなかったのか。
そんな問いが、静かによみがえってくるんです。

著者は、飲み会の帰り道に感じたことも書いていました。

場は楽しく終わった。
誰とも揉めていない。
表面上は、何も問題がなかった。

それなのに、心だけが置いていかれる感覚。

自分がその場にいた意味って、何だったんだろう。

この問いは、とても静かですが、重たい。
誰かを責める言葉でもない。
ただ、自分に向かって浮かぶ疑問です。

私も、同じ問いを何度も自分に向けてきました。

仕事の打ち合わせ。
友人との集まり。
初めて入るコミュニティ。

その場に「いた」事実はあります。
でも「関わった」実感がない。
この差が、あとからじわじわ効いてくるんです。

著者の書き方で印象に残ったのは、ここを無理に前向きにしていなかったところでした。

成長の糧だ。
社会勉強だ。
そういう言葉で片づけなかった。

逃げたわけじゃないけど、向き合ってもいなかった。

この表現は、とても正直だと思いました。
逃げたと言われるほど弱くはない。
でも、立ち向かったとも言えない。
その中間に立っている感じ。

私は、ずっとそこにいた気がします。

白黒がつかない場所。
自分でも評価できない立ち位置。
はっきりしない感覚。

私はこれまで、挑戦できない理由を準備不足にしてきました。
タイミングの問題にしてきました。
でも、もう少し深いところに理由があったのかもしれません。

それは、失敗そのものよりも、うまくいかなかった自分を、そのまま見てしまうことへの怖さ。
その怖さが、私の動きを止めていたんだと思います。

著者の文章を読みながら、私はその感情に少しずつ名前をつけていました。

怖かったんです。
能力が足りない自分。
場に馴染めない自分。
何者でもない自分。

それを、はっきり認識することが。

この部を読み終えたとき、私は少しだけ姿勢を正していました。

まだ何かが変わったわけではありません。
行動も結果も、何もありません。

それでも、自分がどこで立ち止まっていたのか、その輪郭が少しだけ見えた気がしたんです。

この感覚を抱えたまま、私は次を読み進めようと思いました。



【第3部】守ろうとしたつもりで、静かに遠ざけていたもの

読み進めていく中で、私の気持ちがいちばん大きく揺れたのは、著者が「自分を守る」という行為を、静かに疑い始めた、その瞬間でした。

著者が何度も口にしていた「自分を守る」という言葉です。

最初は、よくある表現だと思っていました。
誰だって自分を守るし、それは悪いことじゃない。
そう思って読んでいたんです。

けれど、文章を何度か読み返すうちに、その言葉の意味が少しずつ変わって聞こえてきました。

守るという行為が、必ずしも自分を大切にすることと同じではないのかもしれない。そんな感覚が、じわっと広がってきたんです。

自分を守るために、何もしない選択をしていた。

この一文に、私はしばらく目を止めました。
自分の過去の行動が、そのまま重なったからです。

言わない。
踏み込まない。
輪の中に入らない。
同じ空間にはいるけれど、心の距離を保つ。

そう決めた瞬間、少しだけ安心します。

変に思われなくて済む。
失敗しなくて済む。
傷つかなくて済む。

その安心感は、たしかに心地いいです。
短い時間で見れば、正解の選択にも見えます。
でも、時間が経つと、別の感情が静かに顔を出します。

何も起きていないはずなのに、なぜか疲れている。
何も失っていないはずなのに、心が少し空っぽ。

著者が、飲み会を途中で抜けた場面。
理由をつくって、その場を離れた場面。

あれを逃げだとは書いていませんでした。
私も、その感覚はよくわかります。

自分を守った結果、チャンスからも距離ができた。

この視点は、とても静かで、少し痛みを含んでいました。

誰かに拒まれたわけではありません。
失敗したわけでもありません。
ただ、自分で一歩引いただけです。

それなのに、あとから残るのは、参加できなかった感覚。
私はこれを、何度も味わってきました。

誘われた集まりを断ったとき。
手を挙げなかった企画。
発言を控えた会議。

理由は、いつもそれなりに整っています。

忙しかった。
準備が足りなかった。
今じゃないと思った。

ただ、本音を探っていくと、別の言葉が浮かびます。

失敗した自分を見たくなかった。
場に合わない自分を認めたくなかった。
その怖さが、私の足を止めていたんだと思います。

著者の文章が印象的だったのは、ここを無理に前向きにしていなかったところです。

成長の糧だとも言っていない。
社会勉強だったとも言っていない。

逃げたわけじゃないけど、向き合ってもいなかった。

この言葉は、とても正直で、胸に残りました。

白でも黒でもない。
成功とも失敗とも言えない。
その中間に立っている感覚。

私は、ずっとその場所にいた気がします。

自分でも評価できない立ち位置。
説明しきれない違和感。

私は、まだ何も成し遂げていません。結果も実績もありません。
だからこそ、この話が遠い世界の出来事には思えなかったんです。

挑戦できない理由を、才能や環境のせいにしてきました。

でも、もしかしたら違う。
一番大きな理由は、自分を守り続けてきた自分自身なのかもしれません。

この部を読み終えたとき、ひとつの問いが残りました。
この先も、同じ守り方を続けるのか。
それとも、少しだけ守り方を変えてみるのか。

答えは、まだ出ていません。
ただ、この問いが生まれたこと自体が、私にとっては確かな変化でした。



【第4部】守ってきた自分を、責めないところから

読み終えたあとも、すぐには画面を閉じられませんでした。

頭の中に残っていたのは、派手な成功の話ではありません。
著者が何度も立ち止まり、逃げて、強がって、それでも自分から目を逸らさなかった、その姿でした。

自分を守るために取ってきた行動が、結果的に自分を孤立させていた。
それに気づいた瞬間が、いちばん苦しかった。

この一文が、ずっと胸に残っています。
正直に言うと、私自身のことを言われている気がしたんです。

挑戦したい気持ちはあるのに、失敗が怖しくて、傷つきたくなくて、準備という言葉の後ろに隠れてきた時間。
まだ何も始めていないのに、もう疲れたふりをしていた自分。

著者は、特別な人ではありませんでした。

落ち込むし、拗ねるし、逃げる。
その弱さを隠さずに書いているからこそ、言葉がまっすぐ届いたんだと思います。

強くなったから前に進めたわけじゃない。
弱いままでも、目を逸らさなかったから、少しずつ進めた。
その事実が、静かに伝わってきました。

凡人でもいい。
強くなくてもいい。
ただ、自分の感情をごまかさないこと。

読みながら、何度も自分に問い直しました。
私は今、何から逃げているんだろう。
守っているつもりで、閉じてしまっているものは何だろう。

大きな行動じゃなくていいんだと思います。
仕事を辞めるとか、起業するとか、そんな話ではありません。

今日中に1つだけ、本音を書き出してみる。
怖いと感じている理由を、言葉にしてみる。
それだけでも、十分な一歩なんだと思えました。

逃げた自分を責めなくていい。
気づいたなら、次は少しだけ違う選択をしてみる。

このメルマガは、答えを押しつけてくるものではありませんでした。
代わりに、静かな問いを残してくれました。
自分を守ることに必死だった過去と、これからどう向き合うのか。

私はまだ、何も成し遂げていません。
稼いでもいないし、結果も出ていません。
それでも、読んだ昨夜より、ほんの少しだけ視線が前を向いた気がしています。

もし今、同じように立ち止まっているなら。
まずは、自分の気持ちを否定しないところから始めてみませんか?

小さくても大丈夫。
その一歩が、きっと次の景色につながっていくはずです。




最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


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