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【ゴス祭り①】ゴスロリ祭りだと思って本気で準備した結果

友達が主催する「ゴス祭り」に参加することになった

先日、ある記事を読んでいた。

そこには、
📅第一回開催期間
9月9日〜9月23日開催されるという
「ゴス祭り」の詳細が書かれていた。

ゴス祭り……。

記事の冒頭を見る限りおそらく、それは――

「ゴスロリ祭り」の略だ。

※違います。


ゴス祭りの記事を発見

【モノローグ】

先日、ゴス祭りについて紹介された記事を見つけた。

詳しい内容を読み進めていくうちに、彼は一つの結論へとたどり着いた。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「なるほど……」

「ゴス祭りとは、“ゴスロリ祭り”のことか」

【小さな注釈】

※開始早々、盛大に勘違いしています。


主催者の名前を確認

【闇落ちぱぐぱぱん】

「主催者は……」

「なんと、あの友達の――」

勢いよく椅子から立ち上がる。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「たこやきパ……」

「いや、違った」

「空手家パパさんである!!!」

【モノローグ】

空手家パパさん。

フォロワーの悩みに反応すれば、爆速でアプリを作り上げる。

改良も爆速。

人情にも厚い、熱き友である。

そして先日は、たこ焼きとたこ焼き器を手土産に持ってきてくれた。

その印象が、少しだけ強く残りすぎていた。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「友達が主催する祭りなら……」

「これは出向かないわけにはいかない」


真剣に参加準備を始める

【モノローグ】

闇落ちぱぐぱぱんは、とても真面目である。

たとえ何かを勘違いしていても、本人がそれに気づくまでは、どこまでも真剣に向き合う。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「友達が主催する大切な祭りだ」

「いつもの格好で参加するわけにはいかない」

「ゴスロリ祭りには、ゴスロリ姿で出向くのが礼儀だろう」

【小さな注釈】

※そんな礼儀はありません。

闇落ちぱぐぱぱんは静かに立ち上がった。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「まず一回、やってみるか」


城内にいるdark matter HOTARUを訪ねる

【モノローグ】

闇落ちぱぐぱぱんが暮らしているのは、業火に囲まれた一つの城。

そこには、四天王の四名と、魔王一名が共に暮らしている。

dark matter HOTARUも、その城の住人である。

そのため、電話をかける必要はない。

同じ城の中にいるのだから、直接聞きに行けばいい。

【効果音】

コン、コン。

【dark matter HOTARU】

「どうぞ」

【闇落ちぱぐぱぱん】

「dark matter HOTARU。相談がある」


ゴス祭りについて相談

【dark matter HOTARU】

「どうしました?」

【闇落ちぱぐぱぱん】

「空手家パパさんが主催する、ゴス祭りに参加する」

【dark matter HOTARU】

「ゴス祭り?」

【闇落ちぱぐぱぱん】

「ゴスロリ祭りだ」

【dark matter HOTARU】

「……なるほど?」

わずかな間があった。

しかし、フットワークが軽く、必要な人や物をすぐにつなぐdark matter HOTARUは、細かいことを聞く前に動き始めていた。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「参加する以上、中途半端な装いでは空手家パパさんに失礼だ」

「ゴスロリコスチュームを貸してほしい」

【dark matter HOTARU】

「それなら、いくつか用意できますよ」

話は驚くほど早く進んだ。


最初の衣装を試着

【dark matter HOTARU】

「一着目は、いかがですか?」

【闇落ちぱぐぱぱん】

「…………」

鏡の前で正面を確認する。

右を向く。

左を向く。

もう一度、正面を見る。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「それ……違くない?」

【dark matter HOTARU】

「違いますか?」

【闇落ちぱぐぱぱん】

「衣装が悪いわけではない」

「ただ、私の中にある“ゴス”と、何かが噛み合っていない」

【小さな注釈】

※そもそも祭りの解釈が噛み合っていません。


改善点を分析

【闇落ちぱぐぱぱん】

「かわいらしさが前に出すぎている」

「私に必要なのは、もう少し重厚感のある闇だ」

「やる気の問題じゃない。仕組みのバグだ」

【dark matter HOTARU】

「では、こちらはどうでしょう?」

dark matter HOTARUが、別の衣装を差し出した。

黒と深紅を基調とした、重厚なゴシック衣装。

羽根のような装飾。

金属の鎖。

そして、鋭く伸びた二本の角。

闇落ちぱぐぱぱんは、黙って衣装を受け取った。


二度目の試着

【闇落ちぱぐぱぱん】

「…………」

正面を見る。

横を向く。

マントの広がりを確認する。

最後に、二本の角へそっと触れる。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「よし。これでいこう」

【dark matter HOTARU】

「決まりですね」

【闇落ちぱぐぱぱん】

「これなら、空手家パパさんのゴス祭りにも失礼はない」

【小さな注釈】

※空手家パパさんは、たぶん服装の礼儀まで求めていません。


祭り当日

【モノローグ】

そして迎えた、ゴス祭り当日。

服装は整えた。

会場までの経路も確認した。

忘れ物もない。

空手家パパさんへの応援の気持ちも、十分すぎるほど持った。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「準備に問題はない」

【モノローグ】

ただ一つ。

ゴス祭りが何の祭りなのかだけは、まだ正しく理解していなかった。


ゴスロリ姿の参加者を発見

【闇落ちぱぐぱぱん】

「……いた」

「やはり、私の解釈は正しかったようだ」

【小さな注釈】

※なぜか同じ勘違いをした仲間たちも集まっています。

闇落ちぱぐぱぱんの足取りが、少しだけ力強くなる。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「待っていろ、空手家パパさん」

「あと少しだけなら……いける!」


美術館の前に到着

【モノローグ】

そして、ついにたどり着いた。

空手家パパさんが主催する、ゴス祭りの会場。

辺りを見渡せば、参加者の多くがゴスロリ姿で集まっている。

黒。

白。

深紅。

フリル。

レース。

そして、角。

【闇落ちぱぐぱぱん】

「間違いない」

「ここが、ゴスロリ祭りの会場だ」

そのとき、美術館の大きな扉がゆっくりと開いた。

【効果音】

ゴゴゴゴゴゴ……

【闇落ちぱぐぱぱん】

「空手家パパさぁぁぁん!」

「ウォォォォ!!」


まだ勘違いしている

【モノローグ】

衣装は整った。

心の準備もできている。

同じゴスロリ姿の仲間たちもいる。

そして、この祭りを主催するのは、大切な友達である空手家パパさん。

もう、何も心配することはない。

――本人は、そう思っていた。

ただし、闇落ちぱぐぱぱんはまだ知らない。

この「ゴス祭り」が、
ゴスロリ祭りではないということを。


空手家パパさん主催「ゴス祭り」開催!

友達が主催するなら、出向かないわけにはいかない。

そんな熱い友情と壮大な勘違いを胸に、闇落ちぱぐぱぱんはゴス祭りの会場へ足を踏み入れます。

果たして、ゴス祭りとは何なのか。

なぜ、美術館にゴスロリ姿の参加者が集まっているのか。

そして闇落ちぱぐぱぱんは、自分の勘違いに気づくことができるのか。

答えは、空手家パパさん主催の「ゴス祭り」で。

開催日や参加方法など、詳しい内容は、空手家パパさんの紹介記事をご覧ください。

皆さんもぜひ、それぞれの装いと、それぞれの楽しみ方でご参加ください。

なお、ゴスロリ衣装が必要かどうかについては――

闇落ちぱぐぱぱん以外の方は、事前に正しい情報をご確認ください。


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ぱぐぱぱん 絵本作家×牧場飼育員×保育士 記事をご覧いただき、本当にありがとうございます。noteの「サポート機能」でいただいたご支援は、今後の執筆活動の励みとして、大切に活用させていただきます。もちろん、スキやフォロー、読んでいただけるだけでもとても嬉しいです!これからも良い記事をお届けできるよう頑張ります。