本当に必要な情報とは?
前回は、「信頼は、一日では生まれない」というテーマで、積み重ねの大切さについて書きました。
今回は少し視点を変えて、「情報」について考えてみたいと思います。
ちょうど7月26日日曜日には一級建築士の学科試験が行われ、それに先立ち24日金曜日には一級建築士設計製図試験の課題が発表され、多くの受験生が新たなスタートを切りました。
この時期になると、SNSやYouTubeには、さまざまな予想や考察があふれます。
「この部屋はこうなる。」
「この機能は重要だ。」
「今年はこのプランが有力だ。」
そんな情報が次々と目に飛び込んできます。
もちろん、それらの情報には参考になるものもたくさんあります。
でも、こうした情報を見ていて、一つ気になることがあります。
その情報は、今のあなたに本当に必要な情報でしょうか。
例えば、まだ建物全体の機能や求められる条件も十分に整理できていない段階で、部屋ごとの細かなプランばかり追いかけても、大きな成果にはつながりません。
また、図面を完成させるまでに4時間以上かかってしまう人が、完璧なプランだけを追い求めても、本番では時間が足りなくなってしまいます。
その人に本当に必要なのは、
プランの情報ではなく、
時間配分を見直すことかもしれません。
あるいは、問題文の読み方を身につけることかもしれません。
つまり、
同じ試験を受ける人でも、本当に必要な情報は人それぞれ違うのです。
受験指導をする中でいつも感じるのは、
情報が足りない人よりも、
情報が多すぎて迷ってしまう人の方が増えているということです。
新しい情報が出るたびに気になり、
「あれもやらなきゃ。」
「これも見ておかなきゃ。」
そんな気持ちになってしまう。
でも、その時間が積み重なるほど、
本来やるべきことに使う時間は減っていきます。
情報は、本来、
行動するための道具です。
安心するために集めるものではありません。
本当に大切なことは、
情報を集める前に、まず自分を知ることにあると思います。
自分はどこが得意なのか。
どこに課題があるのか。
何が足りていて、何が足りていないのか。
そこを確認することで、
本当に必要な情報を集めることができます。
逆に、自分を知らないまま情報だけを集めても、
どれも大切に見えてしまい、
結局、何から手をつければいいのか分からなくなってしまいます。
結果、不必要な情報に振り回されてしまい、
本当にすべきことができずに終わってしまいかねません。
これは受験だけの話ではありません。
仕事でも、
子育てでも、
人間関係でも同じです。
情報があふれる時代だからこそ、
大切なのは、
「どれだけ多くの情報を持っているか」ではなく、
「自分に必要な情報を見極め、使いこなせるか」です。
情報は、多ければいいものではありません。
自分に必要な情報を選び、それを行動につなげること。
その積み重ねが、
未来を変えていくのだと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感想や気づきなどがありましたら、ぜひコメントで教えてください。
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