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作文が書けなかった子が書けるようになった理由|いきなり書かせるのをやめました【子育ての構造を整える話】

息子が小学校4年生の頃、
週末の宿題で作文を書くことがありました。

でも、出来上がる文章はいつも似たような形でした。

出来事を時系列で並べて、最後は

「楽しかったです」
「またやりたいです」

で終わる。

内容自体が悪いわけではありません。
ただ、低学年の頃からあまり変わっていない印象でした。


作文が苦手=表現力がない、ではなかった

本人に「どうやって書いているの?」と聞くと、

週末の出来事を思い出しながら、
いきなり書き始めているとのことでした。

「たくさん書いた方が先生に伝わると思っている」

そんな考え方をしているようでした。

この時点で感じたのは、

問題は文章力ではなく、書き始める前にある

ということでした。


作文が書けなくなる本当の原因

作文が苦手と聞くと、
「表現力がない」と思いがちです。

でも実際は、

・何を書くか決まっていない
・どこを伝えたいか整理されていない

この状態で書き始めると、
出来事を順番に並べるしかなくなります。


書く前にやったのは「出来事の点数化」

そこで息子には

「書く前にやること」を1つだけ増やしてみよう

と伝えました。

まず、週末の出来事をいくつか思い出します。

その出来事一つ一つに対して

・嬉しかった
・悔しかった
・腹が立った
・悲しかった

といった感情を当てはめ、
その強さを5段階で点数化してみました。

そして、

一番点数が高かった場面だけを書く

と決めました。


作文は「楽しかったこと」だけを書かなくていい

息子は最初、

「作文は楽しかったことを書かないといけない」

と思っていたようです。

でも、読む側が知りたいのは
出来事の羅列ではなく 感情の動き です。

悔しかったこと
腹が立ったこと
うまくいかなかったこと

それも立派な作文の材料です。


言葉が出てこない時は、音で表現する

さらに、

シトシト
チョロチョロ

といったオノマトペを使って、
場面を表現してみようと伝えました。

難しい言葉を探す必要はありません。
自分の知っている言葉で情景が伝われば、それで十分です。


決まった型があると、子どもは迷わなくなる

やり方が分かると、息子は迷わず書けるようになりました。

いきなり書き始めるのではなく

  1. 感情が一番動いた場面を決める

  2. その場面だけを切り取る

  3. 感情の変化を書く

この流れができただけで、文章はぐっと息子らしくなりました。


うまくいかない時は、努力ではなく構造を疑う

この経験を通して改めて感じたのは、

できない理由を、やる気や才能に求めなくていい

ということでした。

見直すべきなのは
頑張りではなく やり方の構造 かもしれません。

作文も、算数も、漢字も、

「どう頑張るか」より
どこから手を付けるか

を整理するだけで、負担は大きく変わります。

書く前に少し立ち止まる。
それだけで、作文はずっと書きやすくなりました。


▼算数でも同じことが起きていました
「できない理由は能力ではなく構造でした」
(算数記事リンク)


▼読む力に関係する話はこちら
音読が続かなくなった家庭の共通点
(音読記事リンク)


▼家庭学習の全体像はこちら
【子育ての構造を整える話|まとめ】
(まとめ記事リンク)


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