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S2-33|Kindle出版 桜が咲くたびに思い出す、母とサクラ大戦 ― ようこさんとのスペース後記 ―

短髪の女性が、黄色い鳥のぬいぐるみ「ペン吉」を胸の前に抱き、肩には青い小鳥の「ことりさん」がちょこんと乗っている。3人とも穏やかな笑顔で、背景はやわらかなパステルカラー。人と小鳥たちのあたたかな絆を感じる、やさしいイラストのGIFアニメ。

ペン吉とは?
育児や生活にまつわる記事を中心に執筆しているWebライターです。
人との出会いや日常の「ぬくもり」を残すことを大切にしています。

Kindle出版を始めたきっかけは、命の恩人である歯科医師・酒井先生の夢を叶えるためでした。
先生が旅先で綴った手記を世の中に広めたい――その想いから挑戦を続けています。

今日は、先日から告知していた「ようこさん」とのスペース開催日でした。
告知の記事はこちらです▼



スペースのアーカイブはこちら▼


サクラ大戦は、1996年(平成8年)にセガから発売されたゲームです。
セガサターンというゲーム機でプレイするもので、私が出会ったのは14歳の頃。
もう、かれこれ29年ほど前になります。

🌸スペースでの出会いとサクラ大戦

そんな昔の作品なので、現代のX界隈で知っている方は少ないかもしれません。
とくに「サクラ大戦の声優さんたちがキャラクターになりきって舞台に立つ」という、いわゆる“2.5次元の先駆け”だった「サクラ大戦歌謡ショウ」に通っていた人は、かなりレアですよね。


スペースでも少し話しましたが、私は事前に「ようこさんはサクラ大戦が大好き」という情報を知っていました。
だって、プロフィールにしっかり書いてありましたから(笑)。

スペース中にようこさんが
「えっ、私がサクラ大戦好きだって知ってたんですか? 声かけてくださいよー」
とおっしゃってくださったのですが……。

いやいや、どこの世界に雲の上の存在に向かって、
「ようこさん! サクラ大戦好きなんですね! 私も大好きなんですよ。歌謡ショウも行ってました。ね? 話聴きたいでしょ? お友達になりましょう!」

なんて怪しい勧誘をする人がいますか(笑)。

怖くてそんな恐れ多いこと、できませんって。
もし「えっ、あ、そうなんですね。いいですよね、サクラ大戦……」なんて流されたら、
私のガラスのハートが粉々になります。

……まぁ、冗談はさておき(90%本気です)。
本日は、とても楽しいスペースに参加させていただき、ありがとうございました。

実はもっと話したいことがたくさんあったのですが、情報を整理しながら話すのって本当に難しいですね。

スペースの大変さを、身をもって知りました。


🌸母とサクラ大戦歌謡ショウ

そして話しているうちに、あの日々の記憶や想いが、ふっと胸の奥から浮かんできました。「サクラ大戦歌謡ショウ」は私にとって“人生の一部”といってもいい存在。

でも、あの場では母との思い出話ばかりするのも違う気がして、触れずにいました。

私は小学校4年生の頃から母の仕事を手伝うようになり、ほとんど学校には通っていませんでした。
義務教育なのに、家庭の事情で通えない子どもって、どれくらいいるのでしょうね。

それでも単位は必要だったので、教科書や参考書を丸暗記してなんとか高校を卒業。
卒業後は、母が亡くなるその日までずっと一緒に仕事をしていました。

私たちの生きがいは「サクラ大戦歌謡ショウを観ること」。
母も毎年、夏の公演を心待ちにしていました。
「これがあるから頑張れる」――そうよく言っていたのを覚えています。

母はマリアさんとレニさんが大好きで、宝塚の舞台を観ているときのようなキラキラした笑顔で楽しんでいました。

若いころは京都から夜行バスで東京まで行き、
宝塚の公演を2回観たこともあったそうです。
2回目は帰りのバスの時間が迫って途中で抜けなきゃいけなかったけど、
そこで出会った宝塚ファンの方々と仲良くなって――。

「いつか、ペン吉と一緒に宝塚を観に行きたいんだ」
母は歌謡ショウの帰り道、よくそう話していました。

実は母、サクラ大戦というゲーム自体はプレイしたことがなかったんです。
でも、公開前の歌謡ショウのCDを事前に聴いて曲を覚えたり、中古のDVDで舞台を観たりして、世界観を感じ取っていたようでした。

主要キャラクターの名前も覚えていて、「真宮寺さくら(しんぐうじさくら)」を「じんぐうじさん」と呼んでいたのが懐かしいです。

アンコールで「ゲキテイ(檄!帝国華撃団)」が流れると、観客全員が一緒に踊るんです。
母は私よりもずっとノリノリで、60歳を過ぎても元気いっぱい。

その笑顔が、本当にまぶしくて――今も忘れられません。

サクラ大戦歌謡ショウの最終公演「新・愛ゆえに」の幕が下りたとき、私たちのサクラ大戦も、そっと終わりを迎えました。

それから2年後。前触れもなく、母は旅立ちました。
桜が満開で、見渡す限り花が咲き誇っていた日です。

春の青空の下、満開の桜が枝いっぱいに咲き誇っている。
淡いピンクの花びらが光を受けてきらめき、背景の青とのコントラストがまぶしい。
どこか懐かしく、あたたかな思い出がよみがえるような、穏やかな春の情景。

スペースで「好きな歌はどれですか?」と聞かれたとき、私は「さくら咲いた」と答えました。

私にとってこの曲は“別れの歌”であり、“絆の歌”でもあります。
毎年、桜を見るたびに母の笑顔を思い出すんです。
人生に疲れても、どんなに苦しくても、
笑顔を忘れなかった母のあの笑顔を。


ようこさんとのスペース、本当に楽しかったです。
いろいろと質問を投げかけてくださって、
伝わりづらい表現もさりげなくフォローしてくださる、あたたかいホストでした。

今ではようこさんの方が“サクラ大戦ガチ勢”で、
聖地・上野まで「カモナ浅草」してくるようです(笑)。

楽しんできてほしいな。
もし私が独り身だったら、きっと「私も一緒に行っていいですか?」って言ってたかも。

サクラ大戦がつないでくれた、素敵な出会いに――感謝です。


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