中指文学①|それでも、触れてしまう夜。
最近、自身の恋愛や健康のことばかり
書いてしまっているけれど…
わたしは、官能を書く人間だ。
そして、これは、
思想ではなく、感覚の話なのだけれど。
エロは、言語。
言葉で近づいて、
言葉で触れて、
言葉で満たされるもの。
でも、
本当に近づいたとき、
言葉は、邪魔になる。
なにを言っても、足りないし、
なにを言っても、多すぎる。
だから人は、黙る。
その沈黙の中で、触れる。
指先が触れる。
体温が混ざる。
呼吸が近くなる。
それだけで、
全部伝わってしまう瞬間がある。
ずるいと思う。
こんなの、
言葉でやってきたこと、
全部いらなくなるじゃん。
でも同時に、思う。
ああ、これが本当なんだなって。
好き、なんて言わなくてもいい。
会いたい、なんて言わなくてもいい。
わかってしまう。
そんなの、
触れた瞬間に、
全部バレるから。
だから、怖い。
でも、触れてしまう。
それが、中指文学だ。
綺麗な言葉で、空気は作る。
でも、正しい形では語らない。
ただ、
どうしようもなく触れてしまう、
その瞬間だけを、きれいに描くの。
まるで、何ごともなかったような
顔をして、ね。(笑)
読める人だけが感じてしまう。
エッチだね。🤭
わたしの官能も、
フードポルノも、
全部、中指文学。
それが、私のやり方。
──これは、“濡れないふりをした夜の文学”である。
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