【風まかせ文芸部】宿題の山|エッセイ
リストを見ながら
思い出す。
アスファルトと土から
熱が上がってくるあの日。
ちゃいろくなってしまった
アサガオの鉢植えを少しだけ移動させて
わたしは夏休み初日のことを思いだす。
重い荷物を小さい身体で
山登りしたかのような格好。
面倒なラジオ体操が憂鬱だった。
そして大量の宿題の山。
なんと今日は最終日。
仕方なくアサガオを自由研究にして
ドリルはところどころ空白を作った。
宿題は提出期限に出せたことはほとんどない。
だけど、わたしは国立の教育学部に入り
今度は自分が宿題を出す立場になった。
宿題は相変わらず多い。
わたしは、秘密裏に提出期限を延ばして
今度は児童たちの丸つけの期限に迫られる。
これこそ、宿題の山だ。
↑こちらの企画に参加させて頂きました。
