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信長・秀吉も崇敬した「津島の天王さま」。重要文化財の楼門と勝負運を授かる参拝

戦国時代の覇者・織田信長が氏神として仰ぎ、豊臣秀吉が楼門を寄進した場所をご存知でしょうか?。愛知県津島市にある津島神社は、名だたる武将たちが天下取りの陰で祈りを捧げた、知る人ぞ知る強力なパワースポットです。武将たちの想いが刻まれた朱塗りの社殿や、四季折々の美しい景色を楽しみながら、心身を清める休日散歩へ出かけてみませんか?

津島神社 本殿の解説

  • 国指定重要文化財: この本殿は、その歴史的・建築的な価値から国の重要文化財に指定されています。

  • 建築の背景: 慶長10年(1605年)に、清洲城主であった松平忠吉(徳川家康の四男)の病気平癒を祈願して、その妻である政子(おふう、井伊直政の娘)によって寄進・造営されました。

  • 建築様式と特徴:

    • 屋根: 厚い檜の皮を重ねた「檜皮葺(ひわだぶき)」の優美な屋根が特徴です。

    • 構造: 桃山時代の豪華な装飾や、朱塗りの柱が美しい風格を漂わせています。

    • 流造(ながれづくり): 屋根の前面が長く伸びて参拝する場所を覆うような形をしています。

本殿

江戸時代、「お伊勢参りをするなら津島神社も参らなければ片参りだ」と言われるほど、旅人にとって欠かせない場所だった津島神社。毎年7月には、日本三大川祭りの一つ「尾張津島天王祭」が開催され、幻想的な提灯の光が水面を彩ります。今もなお江戸の情緒を感じさせる町並みと、地域の人々に愛され続ける伝統の魅力を、旅の記録としてまとめました。

参拝順路

1.東鳥居(正門)から楼門へ

正門

アクセス: 津島駅から徒歩で参拝される場合、この東鳥居から境内に入ることになります。まずは名鉄津島駅方面からのメインの入口である東鳥居から入りましょう。

楼門(国指定重要文化財)

鳥居をくぐると正面に、豊臣秀吉が寄進したと伝わる壮麗な朱塗りの楼門が現れます。ここが参拝のスタート地点として最もふさわしい場所です。

2.手水舎で清める

手水舎

楼門をくぐる前に、右側にある手水舎で手と口を清めましょう。

3. 拝殿・本殿へ(中央の聖域)

本殿

楼門をくぐると、正面に大きな建物が見えてきます。

  • 拝殿・本殿(国指定重要文化財): 最初に目に入るのが参拝を行う「拝殿」です。その奥に、先日ご紹介した松平忠吉の妻が寄進した「本殿」が鎮座しています。

  • 尾張造の配置: 本殿、祭文殿(さいもんでん)、回廊、拝殿が左右対称に並ぶこの様式は、この地域ならではの貴重な建築美です。

4. 摂社・末社を巡る

拝殿での参拝を終えたら、境内に点在する摂社(せっしゃ)や末社(まっしゃ)を巡りましょう。特に以下のスポットは外せません。

弥五郎殿社(やごろうでんしゃ)

長寿と勝利を願う、歴史深い社家の守護神

弥五郎殿社のポイント

  • 由緒と祭神: 津島神社の社家(堀田氏)の祖神である**武内宿禰(たけのうちのすくね)**と、南北朝時代の武将・堀田弥五郎正泰を祀っています。

  • 貴重な建築: 現在の社殿は江戸時代の1673年に造営されたもので、愛知県指定有形文化財に指定されています。

  • 主なご利益: 長寿の神様である武内宿禰にちなんだ「延命長寿」や、勇猛な武将であった弥五郎にちなんだ「必勝祈願」が有名です。

  • 歴史的遺産: 弥五郎が寄進した鎌倉時代の太刀(国指定重要文化財)など、津島の歴史を物語る宝物が伝わっています。

八柱社(やはしらしゃ)

八柱社
  • 祭神: 津島神社の主祭神である須佐之男命(すさのおのみこと)の「五男三女」の御子神(みこがみ)を祀っています。

  • 文化財: 貴重な歴史的建造物として「愛知県指定文化財」**に指定されています。

  • 歴史: 江戸時代の寛文11年(1671年)に造営された非常に古い社殿です。

  • 特徴: 「木造流造(ながれづくり)」という様式で、屋根は銅板で葺かれています。

鮮やかな朱塗りの鳥居の列(千本鳥居)

千本鳥居

1. 朱色の意味:魔除けと生命力

鳥居に使われている「朱色(しゅいろ)」には、古くから特別な意味が込められています。

  • 魔除け: 朱色は魔力に対抗し、災厄を防ぐ力がある色と信じられてきました。

  • 生命の象徴: 生命の躍動や、神様の強い力を象徴する色でもあります。

2. 鳥居が並んでいる理由:感謝の形

なぜこれほど多くの鳥居が連なっているのか、それには参拝者の想いが関係しています。

  • 願いが通る: 「願いが通る(通った)」という言葉にかけて、祈願が成就した際のお礼として、崇敬者によって奉納(寄進)されたものです。

  • 信仰の積み重ね: 一つひとつの鳥居は、そこに住む人々や参拝者の感謝の積み重ねであり、これだけ多くの鳥居が並んでいることは、それだけ多くの人々に親しまれてきた証でもあります。

5.南門(秀頼寄進)から天王川公園へ

参拝の締めくくりには、豊臣秀頼が寄進したとされる南門を通りましょう。

  • 南門を出て少し歩くと、日本三大川祭りの一つ「尾張津島天王祭」の舞台となる天王川公園に繋がっています。

  • 天王川公園では春の藤祭りが有名です。そして夏には尾張津島天王祭の開催地となります。参考なまでに記事をリンクしておきます。



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