アンダマン海の休日 in クラビとピピ島 ➉
2024/May/6 MON.
ロック島&ハー島ツアーへの参加
さて、1ヶ月前のフライト変更により、実質クラビで過ごす1日が増えたのが今日。どうしようと考えた結果、やっぱり南国まで来ているのだから、まだまだリゾート気分を味わなければ、ということで、その美しさはピピ島を越えたとまで言われる"ロック島&ハー島ツアー"を昨晩予約してある。環境保全に力を注いでいるクラビ周辺の島々の2つで、雨季を除いた11月~5月のみに上陸が限定されており、時期的にはなんとかギリギリ参加できた形だ。
今日も最高の天気の様で、朝起きてカーテンを開けると、部屋の窓を通して昇ったばかりの赤い太陽が見える。7:30から7:45の間にホテルのロビーまでそのツアーの迎えが来るというので、いつもの装備となった水着、ラッシュガード、アクアシューズ、ドライバッグの出で立ちで待つ。

7:45に迎えに来た白色のハイエースは、私が最後のピックアップ客みたいで、他のツアー参加者と乗り合いで船が出る桟橋まで向かう。改めて紹介すると、これから向かうロック島はランタ島の南約30km、クラビタウンから東南70kmに位置する離島の国立公園。以前はランタ島からのツアーしかなかったそうだが、人気が出て来たためこうしてクラビからもツアーが出る様になったらしい。
車で約45分かかかってレム クルアット桟橋近くのツアー会社の事務所に到着し、ここでチェックインをして、ゴム製のグリーンの腕輪を嵌める。そして、ここには椅子とテーブルがズラリと並んでおり、端にビュッフェ方式の朝食が用意されていて、自由にどうぞという事だったので、フライドライスとパン、紅茶のサービスを遠慮なくいただく。そうしている間に、続々、同じ様なハイエースがここに到着し、最終的に計40人近くが集まったのだが、びっくりすることに参加者のほとんどが中国人。ブリーフィングは英語の説明の後、中国語でも行われるのも納得。

9:00になったところでみんなで歩いて桟橋へ移動。そして、この桟橋よりスピードボートに乗り込む。ピピ島のツアーで乗ったのとほぼ同じタイプの船だ。
なんでも今日は3箇所に行くとの事だったが、出発して15分程で辿り着いた水上ハウスが立ち並ぶ"コージャム"はこのツアー会社の本拠地らしく、ただランチを積み込んだだけで、我々乗客は特に上陸することもなし。
ここまでは手元のスマホを弄っている余裕があったのだが、ここからが外洋なので波がありボートの揺れが大きくなる。一応、チュラブルの酔い止め薬は飲んできたので心配はないが、下を見てスマホを触るのはキビしい。みんなも同じ様でおとなしく目を瞑っている人が多い。
カラフルな珊瑚が豊かなハー島でシュノーケリング

大海原をエンジン音高らかに進むこと1時間程でその音が小さくなり、前に幾つかの岩山が見え始め、その島々の真ん中辺りで止まった。ここが"コーハー"。"ハー"はタイ語で5を意味するので"5つの島"らしい。周辺には他に島や陸が無く、島の配置が入り組んでいるため海水の透明度が高く、この船の上から覗いただけでもキレイなのがわかる。
このハー島には上陸できないが、ここで船からエントリーして、シュノーケリングタイムとなった。シュノーケルマスクとライフジャケットを借りて、海に飛び込む。そして、中を見渡すとやはりこの透明度。今までとは全然違い、遥か先まで見渡せる。ボートが停泊した辺りは何も無かったが、陸地側に近付くと珊瑚が群れている。当然、そこにいる魚も段違いに多い。しかもカラフルだ。ここでシュノーケリングをしていると空中遊泳をしているかの様で、持ってきた防水カメラで写真、動画を撮りまくるが、この眼の前の光景全ては残せないであろう。
10:20からの50分間のシュノーケルタイムはアッと言う間に経ち、少し離れた所まで泳いで行っていたから、慌てて船まで泳いで戻る。ロック島のついでと思っていたハー島だが、ついでと言っては申し訳ないくらい素晴らしい場所だった。と、いうより、これが前座だったらロック島はもっと凄いのかも。


まるで絵のような南国のパラダイス、ロック島
全員が上がったところで錨を上げ、また3機のエンジンを唸らせて、30分程、大海原を更に南へ進む。揺れるが風が気持ちいい。そして、見えてきたのが“コ ロック(ロック島)“で、タイで最も美しい島の1つと言われる。コ ロックは、実際にはコ ロック ナイとコ ロック ノックという名前の2つの島で構成されており、その2つはほぼ同じサイズで、その間の距離は約250m離れている。この双子の島々は、美しい白い砂浜と素晴らしい海を持つまさに楽園。

11:40、ボートはこのロック ナイ島の人工の浮きできた桟橋に到着。この島で2時間過ごすと言うが、スタッフは島に着いたらすぐにランチの準備をしてくれて、それが12:00からだというので、それまでの間、この美しいビーチの写真、動画を撮りまくる。何と言っても、ポダ島やマヤベイみたいに人が溢れていなく、うちらの船ともう一艘くらいしかいないのが良い。誰もいない白い砂浜の上をヤドカリが移動していくのも絵になる。ちなみに島の内部にバンガローみたいなのが見えるが、ここには泊まれるのだろうか?であれば、是非、次回はここに泊まりたいと思わせる程。

しばらくして、ランチの準備ができたようなので行ってみる。先日の4 アイランド ホッピングツアーと同じ様に木の下に置かれたテーブルの上にビュッフェ式の料理が準備され、そこには白ライス、チキンの辛い煮物、フライドチキン、野菜の炒め物といったラインナップが並ぶ。更にスイカとパイナップル、そしてオレンジジュースもある。そして、ここはピクニックテーブルがあるのでそこに腰掛けて他のツアーのメンバーと共に食べる。どれも美味しい。

食後は、出発時間までこのロック ナイ島でしばらくフリータイム。眼の前のとびっきり美しい海へシュノーケルマスクを装着して入る。正直、砂浜なので期待していなかったが、少し奥に行くと岩や珊瑚があり、そこには魚もいっぱい。しかも2m程の水深なので、魚に近付けるのがイイ。その中で白いイソギンチャクから出たり入ったりしているニモでお馴染みのカクレクマノミを発見。ダイビングならともかく、シュノーケリングでこの距離で会えるとはビックリ。ここは素晴らしい水中世界が広がっており、超楽しい。

龍宮城のような海の中でシュノーケリング
そんな間にもう集合時間の13:40が近付いて来たので、この島のトイレに寄ってから、ボートへと戻る。ちゃんとみんな揃ったのか点呼、確認してから出航。で、次はというと、このロック島の周囲には美しいシュノーケリングポイントが点在しているので、ここを離れる前にこの周辺のスポットで更に50分のシュノーケリングタイムが設けられた。その場所は、たった5分で着く場所でもう一つのロック ノック島の裏側にあたる。
ここでは船上からのエントリーでライフジャケットを身に着けドボンと入水して、少し陸地方面へと向かう。ここは凄い。水深は平均すれば3m程なのだが、所々珊瑚が隆起しており、浅い所は1mもないという凹凸があってテーブルサンゴ、脳みそサンゴ、枝サンゴなどが見られる。無論、魚もたくさん居て、透明度がかなり高くすごく綺麗でまるで龍宮城。アオブダイ、チョウチョウオ、ツノダシ、ニモ、ニモの友達のドリーであるナンヨウハギ、あげるときりがない程の種類の魚を見れる。そこで持ってきた防水カメラで写真、動画を撮りまくる。また、スタッフが楽しんでいる様子をGo Proで水中撮影してくれ、あとでFacebookに載せてくれるそうだ。


とにかく、素晴らしいと聞いていたので、こうして海の最終日までここに来るのはとっておいたのだが、確かに1万円の価値はあった。逆にここに最初に来ちゃうと他の場所が物足りなくなっちゃう。
ロック島&ハー島ツアーの総括
今日最後のシュノーケルタイムでこの素敵な海をたっぷり50分間楽しんで船に上がると、顔にはマスクの跡がしっかり残ってしまっている…そんなことを気にしている間に船は錨を上げ、まっすぐ帰路へ。ただ、ピピ島よりずっと南まで来ているので、これから長時間の揺れに耐えねばならない。正直、この長時間の乗船は、ボートが苦手な人にはかなりキツイかも。みんなも目を瞑って静かにしている。あの美しい海を体験するための貴重なアクセス時間なのだから仕方ない、といった感じか。大海原からランタ島の西岸沿いを猛スピードで走り抜けたボートは1時間半かけて今朝出た桟橋へ。

そんな間に冷たいおしぼりが配られる。このツアーのサービスはもちろん小さい水のペットボトルは飲み放題だし、コーラもある。そして、キレイにハート型に並べられたフルーツも出たし、非常にオーガナイズされたツアーだった。しかも、スタッフも非常に愛想が良く、素晴らしかった。素敵な1日を過ごせた。
レム クルアット桟橋に上陸後は、事務所でトイレ借りて、行きと同じ送迎車に乗り込む。帰りももちろん、きちっとホテルまで送ってくれる。しかも、この車で私を最初に下ろしてくれたので、桟橋からホテルまでの所要時間は45分くらいだった。
ホテルの部屋に戻ったらすぐにアクアシューズ、ラッシュガード、水着を水洗して干す。これで今回の旅の彼らの役目は終わった。
クラビ川沿いの散歩とトムヤムクンの夕食

そして、部屋の中で少し休んでから街中へ。実は先程、車で送ってもらっている途中、スコールがあった。まだ空には黒い雲が残っているが、幸い今は雨は降っていない。だが、上空はまだゴロゴロいっている。雨上がりの道を進むと、ホテルの北側にもウィークエンド マーケットみたいなのが広がっている。なんだウィークデーもやっているマーケットがあるんだ。そこを通り抜けクラビ川沿いの大通りに出てみると、歩行者天国は続いているが、昨日やっていたパレードはやっておらず、椅子が並ぶ会場もガラガラ。この祭りは昨日から3日間やってると聞いたんだけど、この雨で中止になったのかな。

更にクラビ川沿いの遊歩道を進む。この祭りに関連したものと見られるアートの屋台に加え、チャオファー桟橋辺りまで行くと食べ物の屋台街が並んでいる。何がいつもので何がこの期間のスペシャルなのかわからないが、川沿いの遊歩道はテントだらけだ。ポツポツ雨が降ってきた中、ここを歩き回っていたが、結構降ってきたのでチャオファー公園の東屋で雨宿り。一旦降ると激しい。そして、10分くらいしたら上がったのでまた歩き出す。が、もう19:00になった事もあり、辺りはかなり暮れている。

では、夜ごはんにしよう。最後の晩餐はここから近いChalita Cafe & Restaurantという店に入る。名前や造りからして観光客向けっぽいお店かと思ったが、タイメニューが豊富。辛さと酸っぱさと甘さにスパイスの風味が渾然一体となったタイ料理。で、その代表格はやはりトムヤンクンである。ただし、パクチー嫌いの私としてはあまりそれは好きではないのだが、タイまで来て食べずに帰るのもいかがなものかと思い、トムヤンクンを頼むことにした。ラーメン鉢サイズで出てきたそれは、別皿に星型の白いライスも付いている。そして、頼んだ訳ではないがなんとパクチーが入っていない。よろしい。早速、口に運んでみると、味は若干マイルドに感じる。日本の味噌汁が各地で違う様に南部のそれはバンコク辺りとは違うのだろうか?メインの具のエビ以外にもキノコ、トマト、たまねぎ、しょうが、キャベツと野菜がたっぷり入っており、程よい辛さ、と思って食べ進めると雨上がりで涼しいのに、汗が吹き出す。スパイスが効いている様だ。結構、量もあったが、なんとか食べ終えた。また、物価高めなクラビだが、ここの価格はスイカスムージーと共にで180Bと店構えからするとそれほど高くはなかった。

ゴッドハンドによるタイ式マッサージ
さて、最後の夜である。手持ちの現金はそれほどないがタイまで来てるんだもん、またマッサージを受けたい。が、クラビタウンのマッサージ屋は意外に高くて、どこの店の看板を見ても1時間300Bが相場らしく、アオナンの方が安かったくらい。妥協して250Bの店情報を検索してみると、ウィークエンド マーケットの近くにTamarind Massageというのがある。そこに向ってみるが、またグーグルマップの場所が間違っていたので、通りを行き来し探してしまったが、ようやくそれを見付けたので入ってみる。

今日お願いするのもタイ古式マッサージ。まずは上半身裸になり、下半身は専用パジャマに着替えさせられる。そして、うつ伏せに横たわる。施術師は珍しくオジサン。力強くて痛かったらどうしようと不安半分だったのだが、なんと、このオジサンがゴッドハンドの持ち主だった。力強いんだけど痛くない。これは最高。ただ、私は体硬いので、無理やり体を曲げられるとさすがに痛い。特に股関節あたり。ただ、全体を通してめちゃくちゃ気持ち良かった。結局、マッサージって値段でもないし、またお店でもなく、誰にやってもらうかなんだよね。値段と口コミを見て決めて入ってみたけど大正解だった。1時間たっぷりやってもらって体が軽くなった感じ。そこでチップもはずんでおく。けど、ようやくここにきて、"サワディーカー"と"コップンカー"の言い間違いが無くなってきた。何かとタイ人は挨拶してくれるのだが、とっさだとよく言い間違えていたんどけど、今度こそ"コップンカー"だ。

ホテルへの帰りがけ、川沿いの歩行者天国に出てステージを覗いてみるとミスクラビだかミスタイランドだか分からないがミスコンの人が出てきており、会場はそれなりに盛り上がっていた。
部屋に戻るともう21:40。とっととシャワーを浴びる。思ってみればここは水シャワーじゃないし塩辛くもないし一番まともなシャワーだった。今日は昨日と比べると外の騒がしさは幾分静かになっている。というより眠気の方が勝っているのかもしれない。ということで23:00過ぎに就寝。
