アンダマン海の休日 in クラビとピピ島 ⑨
2024/May/5 SUN.
優雅に⁉カヤックでモンキービーチへ
今朝はアラームもかけずゆっくり寝ていたが、それでも7:30には起きてしまった。部屋の片付けをして全てをバックパックとドライバックに入れる。そして、ロビーのレセプションでチェックアウトをしてしまい、バックパックは預かってもらう。そしてドライバッグだけ持って、昨日の昼にも訪れたトンサイベイの反対側のロ ダラム ビーチに行く。昨日は潮がずいぶん引いていて遠くまで干潟になっていたが、今朝は結構満ちている。

まずはこの海を見ながらの朝食。先程、セブンイレブンで買ってきたパンを食す。ちなみに今回の旅行で何度もお世話になっているセブンイレブン。クレヨンしんちゃんのキャラを使ってなんかのキャンペーンをやっており、妙に親近感がわく。で、これで3回目となるセブンイレブンで買ったチョコチップが入ったパンだが、これが柔らかく安定の美味さ。だが、もう一つ買ったツナパンらしきものは、予想外に甘くジャリジャリしていてイマイチだった。
この目の前の湾では昨日もそうだったが、カヤックを楽しんでいる人も多い。今日もビーチにはカラフルなカヤックが並んでおり、そのレンタルフィーは1時間200B、2時間なら300B。ここからは一昨日行ったモンキービーチまで15分くらいで行けるらしいので、そこを目指すとして余裕を見て2時間分を払って借りる。

カヤックは2人用と1人用があるが、もちろん後者を選択。念のためにライフジャケットも借りて装着し、オールを持って海へと漕ぎ出す。端から見ている分には美しい海面をミズスマシのように動くカヤックは気持ち良さそうだったが、漕ぎ出してすぐに気付いた。これは楽しいより苦行かも。カヤックってやったことないわけではないが、腕で漕ぐだけでなく、足の筋肉も腹筋も使う全身運動で、すぐ疲れてしまってずっと漕いでるなんて無理。そこで、休み休み進もうと思ったが、波も風もほとんど無い穏やかな湾内と思っていたが、どうやら沖から陸に向けての波の影響もあってすぐに押し返されてしまう。そこで頑張って漕いでは休憩をするを繰り返すが、なかなか左前方に見える小さな岬が近付いてこない。ただ、私を取り囲む周りの海の色だけは透明なエメラルド色でとびっきりキレイ。が、正直、それを楽しむ余裕は全くない。暑いし、座り心地も悪いし、力が入らない。前方に見える岬を超えると完全に大海原で、多少波が出てカヤックは揺れる。これまた大変。ただ、目指すモンキービーチは見えてきた。

後悔の念しかなかったが、15分程と言われたのに、結局30分もかかってなんとかモンキービーチに到着した。もうヘロヘロで上陸の際、力が残っていなく波打ち際でのたうちまわってしまった。が、カヤックが流されないように白砂の上にしっかり上げておく。
このビーチはまさに南国を絵に描いたようなビーチ。白砂だけでなく水の透明度も抜群なので、息を整えた後はせっかくなのでシュノーケリングを楽しもう。ビーチに近いのであまり期待していなかったが、魚も多く、ヤガラが泳いでいるのも見ることができた。

さて、このビーチを特徴付けているのは、その名の通り、野生の猿だが、一昨日の夕方は会えなかったし、今朝も上陸してからは全然その姿を見かけない。残念ながら今日も会えなかった。と、そろそろ帰ろうかと思った時に急に山から群れが現れた。その中には赤ちゃんを背負った母猿もいる。手持ちにはズーム機能のない防水カメラしか無いので、近付いて写真を撮ろうとしたら、その猿に襲われそうになってしまった。野生の猿に噛まれたら、狂犬病になる恐れがあるので危ない危ない。けど、猿と言えども、こんな素晴らしいとこで暮らすなんてなんだか羨ましい。

さあ、カヤックの返却時間の30分前になったのでそろそろ戻ろう。天気も良く、信じられない程の透明な水上でのんびりカヤックを満喫、のはずがまた苦行である。ただし、帰りは追い風のはず。それでも漕がないと進まないのに変わりはないので、頑張って漕ぐ。辛い。こんなとこでも年を感じる。もうカヤックに乗るのはやめたほうがいいかもしれない。
結局、帰りは25分ぐらいで何とか元のロ ダラム ビーチに戻ってきた。カヤックを陸に上げた後は、そこにあった椅子を借りて少し息を整えさせてもらう。あー疲れた。"もう、1回行く?"と言われても、1000B貰らってもやりたくない。
素晴らしかったピピ島を去る
カヤックを楽しんだ後は一旦ホテルへと戻り、またここのプールに入って潮を落とす。といってもこのプールは相変わらず少し潮臭いのであんまり意味ないかも。そしてまたカバナに座って少し体を乾かす。あらかた乾いたところでシャワールームに移動してお着替え。そして預けておいたバックパックをレセプションでピックアップして街中を通ってトンサイベイの桟橋方面へと向かう。

のんびり滞在できたとは言い難いが、いよいよこのピピ島にお別れを告げねばならない。ピピ島からクラビへは行きと同じくスピードボートかフェリーが利用できるが、のんびりで良いので13:30発のフェリーをチョイス。定価500Bで、どこの旅行ブースでも450Bと言われたのだが、ダメ元で"400Bは?"と聞いたらokだったブースがあったので、昨日、そのチケットを買ってある。
そのフェリーのチェックインが13:00からなので、桟橋のテントの下で昨日貰ったバウチャーをチケットに引き換えてもらい、そして、その先に停泊しているライトグリーンの船に乗り込む。行きに乗ったフェリーより一回り小さいサイズだが、基本的な造りは一緒で、2階建てで後部デッキのみしか外はなく、室内にはエコノミークラスの様な座席がズラっと並ぶので、2階の窓側の1席に座る。

この船は13:38、予定より少し遅れて出航。この風光明媚なピピ島ともお別れである。バイバイ。バンブー島、モスキート島を左手に見ながら、フェリーなのでのんびりと大海原を進んでいく。行きの船よりは混んでいるが、それでも座席の半分くらいの乗客数だろうか。ピピ島で遊び疲れたのか、静かに寝て過ごしている人が多い。私もしばらく目を瞑る。ただ、船内のエアコンの冷気が1階に行ってしまうのか、日差しもあり2階は暑い。

ちなみに、初日の夜エアコンを付けたまま寝てから、軽い風邪を引いたのかずっと鼻水が出ている。それがここに来て酷くなり、船内の売店にあったティシュペーパーをちょくちょくもらう。
しばらくして、陸地が見えてきた。所々が急峻な岩山のクラビ特有の地形だ。そして、15:36、3日前に乗り込んだ桟橋に接岸。ここの埠頭の桟橋は非常に長いので、またその長い通路を進み、ターミナルを出る。
私一人を乗せたソンテウでクラビタウンへ
本土に戻ってきたが、これから2泊は先日泊まったアオナンビーチではなく、クラビタウンと呼ばれる場所に宿泊予定。この埠頭からはそれほど遠くはないはずだが、そこまでの移動手段がわからない。早速、モーターサイライダーが話し掛けてきたが、少し交渉しても50Bを下がらない。そこでソンテウのドライバーとも交渉する。庶民の足として活躍しているソンテウはピックアップトラックの荷台を改装した乗り物で荷台部分に座席があり、向かいあって乗車し、バスの様にルートが決まっているらしいが、ここでは小遣い稼ぎで白タクの様な事をやっているらしい。結局、このドライバーは私しか捕まえられなかったようで、私一人を乗せて50Bでクラビタウンまで行く事になった。

10分程で、クラビタウンの中心地まで来たので、ここで降り、まずは予約してあるラダ クラビ レジデンス ホテルにチェックイン。充てがわれた302号室に入るが、エコノミーダブルということでアオナンビーチよりだいぶ手頃な料金であったが、部屋は暗めで少し狭く、全くリゾート感はない。ただ、まぁキレイだし、不自由はなさそう。とりあえず、ホテルに入る前にセブンイレブンで買ったおいたest colaという怪しいローカルのコーラと部屋のエアコンでしばし涼む。
クラビタウンでフェスティバルのパレード見学

17:00を過ぎたので、このクラビタウンに繰り出してみよう。このホテルはクラビタウンの中心地という立地でありいろいろ便利。このクラビタウンはリゾートとは一転して、ローカルの住む庶民的エリアだ。まずは有名な原始人像がある交差点に行くと、なんとそこには4面全ての信号機にその像があった。更に北にワンブロックを進むとセイウチの像の交差点。これらの謂れは何なんだろう。また、クラビ川沿いに出ると大きなカニの像がある。まぁ、これはこの目の前の川で取れる名物なのだろう。

ホテル、ゲストハウス、レストラン、銀行、一般のお店などが軒を連ねている街だが、アオナン、ピピと比べると旅行者向けの施設は少なめ。ここでやらねばならない1つが両替。ATMは幾つかあるが、両替所は街中を巡っても2箇所しか開いておらず、その中でもレートがましな方で壱万円札を両替し2300Bを受け取る。これだったらピピ島の方がレートが良かったくらいだ。
続いてやることは明日のツアーの手配。街中には旅行社のブースも少なめで、あったとしてもそこに人がいない場所も多い。明日狙っているのは、この地区最強の美しさを誇るというロック島とハー島を巡るツアー。幾つかのブースで聞くが、パンフレットに載っている定価3200Bプラス国立公園入場料に対して、提示価格は込みで2900B〜2500B程度。そこで2500Bを提示してきたブースで何とか値切って2400Bでサインしてバウチャーを切ってもらう。けど、さっきのレートから分かる通り1万円を超すツアーなので超高額なのだが、最後なので思いっきり楽しもう。


これでやるべきことは全てやり、ひと安心。で、先程から気になっているのがパレード。クラビ川沿いのウタラキット通りが、完全に車を封鎖して歩行者天国になっており、何でも今日から3日間、クラビアートシティという大規模なフェスティバルが催されている。それのメインイベントがパレードのようで、お揃いの衣装でまとめた老若男女が次々に行進してくる。中には民族衣装を着た人達も。ちょうど今の季節に行われている博多どんたくと一緒のノリだ。そして、タイらしく象もこのパレードに入っているのが凄い。通りの遥か先を見ると坂道になっているが、そこまでパレードの行列が果てしなく続いている。これを見ているとキリがなさそうなのでしばらく見学した後は、ここを立ち去る。
クラビタウンのウィークエンド マーケット

そして、今日は日曜日。このクラビタウンの中心部で毎週末のみ開催されているウィークエンド マーケットがあるので、そこを覗く。衣服や雑貨などを扱う露店に加え、中心付近では食べ物系の屋台が多い。ここで夕食予定なので、まずは一回りしてどんな物が売っているかを探る。屋台は様々で麺類、揚げ物、スイーツやフルーツ、カクテル、更には寿司やラーメンといった物まである。そこで、この中で選んだのは小さなイカの揚げ物といわゆる肉まん、そしてデザートにマンゴーの切り身で、これを全部足すと80B也。これを持って会場中央部に設けられたテーブルにつき、大きな特設ステージで行われている地元のオジサン、子供の美声が聞けるカラオケ大会を見ながら味わう。こういった場所は大好きだが、旅行者や地元の人々でテーブルはいっぱいだが、なんだか思ったより活気がなく感じる。

19:30とまだ賑わっている中、疲れたので、私はホテルへと戻る。やっぱり部屋のエアコンは最高。しばらく休憩した後にシャワーを浴びてしまう。シャワーを浴びていると外から大きな音がしたが、多分先程準備していた川沿いの花火が打ち上がっている様だ。ただもう疲れたので見に行く元気はない。ところでこのシャワーなんと給湯器がパナソニック製。パナソニックが作ってるなんて初めて知った。しかも、塩水が入ってない温かいシャワーなので非常に気持ちがイイ。助かる。
ベッドの上でいつものようにスマホを弄ってダラダラしていたら、22:00を過ぎたので、そろそろベッドに横になって文庫本を読み出し、寝る体勢に。ただ、外からはダンスミュージックが鳴り響き、結局23:30過ぎまでそれは止むことはなくなかなか寝付けなかった。明日、早いのに…
