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アンダマン海の休日 in クラビとピピ島 ①

2024/Apr./27 SAT.


夜明け前にシェアサイクルで快走して新橋へ

朝3:20に起床。こんなに早く起きたのは久しぶりであり、超眠い。というのも、今回の旅行の出発であるが、最寄り駅から始発電車に乗って成田空港に向かっていたのでは間に合わない時間のフライトなのである。LCCあるあるである。で、どうするかといろいろ調べた結果、シェアサイクル(自転車)で成田アクセス特急が走る新橋駅まで行き、そこから始発電車に乗れば良いという結論となった。
このため、早朝4:00前に家を出発。さすがにこの時期と言えども外はまだ暗い。雨が降ったらこの自転車プランは最悪なのだが、なんとか天気は保ったようで良かった。自宅近くのポートからピックアップした自転車を軽快に漕ぎ出すが、普段の運動不足はすぐに露呈し、電動アシスト自転車にも関わらずすぐに息を切らす。こうして、旅行に行く最初の乗り物で早速ぐったり疲れてしまったが、なんとか165円で済む30分以内で新橋駅近くのシェアサイクル ポートへ。

そして、地下鉄の駅へと向かうため地下に降りるが、まだシャッターが閉まっている。少し早過ぎたようだ。ただ、しばらくしたら係員がそのシャッターを開けに来たので、駅の構内へと入る。そして、始発である新橋駅5:06発の成田アクセス特急に乗り込むが、ゴールデンウィーク初日だからか、意外と乗っている人も多い。この乗客達はどうやって駅までやって来たのだろうか。まさか、私と一緒でシェアサイクル??

ゴールデンウィーク初日の成田空港

朝早いからか自転車の漕ぎ疲れか、電車内ではほぼ眠って過ごしたが予定通り6:17、終点の成田空港駅に到着。ここからすぐに成田空港第一ターミナル南ウイングの出発ロビーへと上がる。今回利用するLCCのスクート航空のチェックインカウンターはIカウンター。ゴールデンウィーク初日だからか、朝早いが早速そこには行列ができている。

で、私はこの混雑ぶりを見に来ただけで、ここに用はない。2日前にちゃっかりウェブ チェックインを済ませてある。しかもスクート航空は他のLCCより規定が緩く、機内持ち込み荷物は2つ合計10kgまでであり、今回はその規定内の手荷物だけしか持ってきておらず、預け荷物は無いので、この混雑しているカウンターに寄る必要はないのである。
そこで、ウェブ チェックインをやっておいて良かったとほくそ笑みつつ、北ウイングと南ウイングの間にある中央ビルのコンビニに寄る。これから乗るのはLCCで機内食も頼んでいないので、ここでおにぎり弁当を買い、搭乗前に朝食としてそれを展望デッキで食べる。ただ、この時間、まだ早過ぎるようで飛行機の離着陸はほとんどなく、ここから見える景色は鉛色の空と同色の滑走路のみ。

そして、7:00ちょうどにオープンしたカード会社のラウンジ、IASS Executive Lounge1へと入り、入り口でビールを1缶もらう。ただ、この南ウイング発で今日一番早い便に乗るわけだから、ここでゆっくりしている訳にもいかず、ソファに座って急ぎ飲み干したら、すぐに保安検査場へと向かう。
案の定、そこには行列ができていたが、最近の検査場のシステムは効率的ですぐに通過できた。ただ、出国審査場にもこれまた行列ができている。まあ、ゴールデンウィーク初日だから仕方ない。避けては通れないので、久しぶりに並んで待ち、ようやくここ通過して出発ゲートへと向かう。

初めて乗るLCCのスクート航空

出発する36番ゲートに着いた時には既に全員の搭乗を開始していたので、またその行列に並び、ウェブ チェックインしておいたQRコードをスキャンして黄色い機体のTR809便に乗り込む。アサインされたシートは44F。通路側なのは良いが最後列の一つ前とかなり後方なのは、ウェブ チェックインしたタイミングが早過ぎたためであろうか?そして、機内には見渡す限り空席は見当たらず、ほぼ満席。
実は元々予約していたのは、安かったこともあるが、今晩発の、しかもそれは無駄に深夜に台北での途中降機を余儀なくされる便だったのだが、出発1ケ月前に利用するフライトの時刻変更があって無料で他のフライトに変更ができるようになったので、これ幸いと、少し高くて避けていた直行便に変更したのがこのフライト。
しかも、この変更のおかげで機体も変わり、単通路のA321neoではなく双通路のB787-9となり、大型機になったおかげかシートピッチにも余裕がありほとんどFSCと変わらない。ただ、ちょっと気になるのは設備の古さと清掃の甘さ。テーブルや床が汚かったり、いろんなラベルが剥がれていたりして、清潔感はあまりない。系列のシンガポール航空のお古という噂だから致し方なしか。

機は定刻の8:15にスポットを離れ、雨の降り始めた成田空港のA滑走路から飛び立つ。シンガポールまでは約7時間と地味に長いフライト。だが、LCCなので機内エンタテイメント設備はない。そこで、まずは図書館で借りて来た文庫本を取り出す。ちなみにいつも旅行の際には図書館からガイドブックを借りてくるが、地球の歩き方もロンリープラネットも今回の目的地は少ししか載っておらず、わざわざ持って来るまでもなかったので一切無し。で、代わりに借りてきたその文庫本を読んでいると、案の定、朝早かったからすぐに眠ってしまった。
機内では機内食が配られ始めたようでイイ匂いがする。当然、LCCなのでこの機内食も有料である。このため、私はそれを食べなくても良い様に先程搭乗前に食べてきた。多少、お腹が空いてもこのフライト時間くらいは我慢できるが、一方で、飲み物が一切ないというのは辛いもの。ということで、人間として必要なので水だけは持ち込み、それをちょくちょく飲む。
今回持って来ているデジタルデバイスはスマホのみ。座席にはUSBポートもないので、機内でそれを使いまくっていると肝心な時にバッテリーが無くなってしまう恐れがあるので、そればかりを触っている訳にもいかない。が、7時間のフライト時間というのは結構長いため、結局、スマホでダウンロードしてきた動画を見て時間を潰す。

シンガポール国際空港のジュエルで肉骨茶のランチ

こうして、なんだかんだで時間は経ち、到着予定時刻ぴったりの現地時間14:20にシンガポール国際空港(通称:チャンギ空港)に着陸。日本とシンガポールの時差は1時間なので嵌めてきたG shockの時間を調整する。機内ではほぼ最後尾にいたため、降機に時間がかかったが、ようやく狭い座席から開放された。
さて、1ケ月前のフライト変更のため、シンガポールでの乗継時間を伸ばし、次のフライトまで16時間近くもある。かなり長くて不便ではあるが、それを逆手にとってシンガポール観光を満喫しよう。このチャンギ空港ではトランジット用フリーシンガポールツアーが催されており、これに参加するのが手っ取り早いのだが、それの次の回は19:00出発と、流石にそれを待っているのは無駄なため、個人で街中に繰り出す事にした。

Arrivalという標識に従うと、なぜだか広いチャンギ空港のターミナル1からターミナル3まで移動させられ、ようやくここで入国審査。シンガポール入国用に3日前から申請できるオンライン アライバルカード、 通称SGACを申請してある。ビザではなく、紙に記入するタイプだった入国カードが単に事前のデジタル登録となっただけのものだが、このお蔭なのか機械式ゲートでサクッとシンガポール入国を果たした。
で、まずは、8時間近く物を食べていないのでお腹が減った。そこで、この空港に新しくできたジュエルという施設を目指す。そこはまるで植物園で中央には人工の熱帯雨林がある他、高い天井の真ん中から大量の水が流れ落ちる壮大な滝があって、ド肝を抜かれる。こりゃ凄い。みんなこぞって写真を撮っているのも納得。

そして、ここはショッピング モールにもなっており、飲食店も豊富にある。小籠包で有名な鼎泰豊もあり少しそれに惹かれたが、事前にシンガポール在中の人におすすめと聞いたSONG FAというお店に行く。15:30と中途半端な時間だが、そこには行列ができており30分待ちとあったが、1人なのですぐ席に案内してくれた。で、頼むはもちろんこの店の名物である肉骨茶(バクテー)。それに付けて食べる揚げパンも一緒に頼む。すぐに出てきた骨の周りについた肉に齧り付くが、さすがはビブグルマンにも選ばれた事もあるだけあり、胡椒が効いていて抜群に美味しい。ただ、それぞれの小サイズと水を頼んだだけだが、これでお会計は15.71シンガポールドルと安くはなかった。

垢抜けたマーライオンとマリーナ ベイ エリア

腹も満たされた事だし、街中に出るたてターミナル2に移動し、MRTの乗り場へ。昔、同様にトランジットタイムを利用して街中まで出た時にはローカルバスを利用した覚えがあるが、随分前にMRTが空港まで乗り入れるようになっており便利だ。しかも、今時、シンガポールの交通機関はVISAでタッチで乗車も可能らしいので、この16時間のために現地通貨のシンガポールドルは持たなくても良さそう。
空港からMRTに乗り、一度乗り換えてラッフルズプレイス駅で降りる。やはりシンガポールと聞くと、真っ先に頭に浮かぶのがマーライオンであり、まずはともあれそこに向かう。けど、外へ出ると夕方だというのに蒸し暑い。赤道直下の国だから当然か。まだ、暑さに慣れていない身としては堪え、汗をどっとかく。

マリーナ沿いに出るとウォーターフロントはキレイに整備されており、ものすごい数の観光客がいる。特に人口密度が高いのはやはりマーライオン付近だ。勢いよく口から水を噴射している姿は、まさにシンガポールのシンボルで、多くの人が自分の口からもその水を吐き出している様なトリック写真を狙っているので更に混雑している。ここはマリーナ湾に面しているので、そこをゆく観光船やシンガポールらしい高層ビル群、そして特徴的なマリーナ ベイ サンズも一望できる。素晴らしい。また昔話で恐縮だが、四半世紀前に来た時には、この像はシンガポール川沿いのひっそりした公園の中にあり、確かに世界三大ガッカリの1つだなと思った覚えがあるが、今やだいぶ垢抜けた感じで、もう一流の世界の観光スポットだ。
マーライオンのバックには摩天楼が屏風の様に並ぶが、川を渡るとモダンな高層ビルだけでなく伝統的なコロニアルな建物も多く、これもシンガポールならでは。

F1 シンガポールグランプリのコースを巡る

さて、私は旅行好きだが、もう一つ好きなのはF1。実は先程から歩いているこの辺りはF1シンガポールグランプリのコースなのである。最近は毎年9月に開催されているが、特徴は夜の市街地コースで、この辺りの道を封鎖して行うのだ。テレビ画面で見たことのある場所だが、もちろん今の時期はコンクリートウォールやフェンスはなく、普通の車が行き交う通常の道である。ただ、ここをF1マシンが走ると思うと、(一部だが)よくこの狭い道をコースにしたもんだと感心してしまう。

では、もう少しF1気分を味わおうと、一部がコースとなっているウォーターフロント プロムナードへ行くが、名物の大スタンドが移設されており大規模な工事を行っている。そこを迂回して更に東に進み、巨大観覧車のシンガポールフライヤーの近くまで行くと、赤白に塗られた縁石のある舗装路に出た。この辺りは公道区間ではなく、パーマネントサーキット区間で、どうやらここが最終コーナー辺り。その上を歩けるのである。これは興奮する。その上を進んで行くとホームストレートに出た。スタンド側は仮設らしく今は空き地になっているが、ピット側には立派なF1用のピットビルディングがあり、そこには、昨年のラインナップのままだが、ドライバーの名前が書かれた看板も掲げてあって、もちろん現在日本人唯一のF1ドライバーである角田の名前もある。またコース側に出るとスターティング グリッド上にも立てる。これには感動。そして、複合になっている1コーナー、2コーナー、3コーナーまで見に行って引き返すが、感慨に浸っているのは私くらいなもので、幾分、涼しくなった夕暮れ時、自転車で、ローラースケートで、散歩でここに来ている人が多い。だが、私にとっては最高の散歩コースだった。

ガーデンズ バイ ザ ベイのガーデン ラプソディ夜景

次はヘリックス ブリッジを南に渡って、ガーデンズ バイ ザ ベイの敷地へと入る。このガーデンズ バイ ザ ベイは広大な植物園なのだが、近未来を感じさせるファンタジックな独特の造りで、豊かな植物に加え巨大な人工ツリーが独特の光景を作っている。一部有料の場所もあるが、多くの場所が無料で楽しめるというのも嬉しい。辺りはもう薄暗くなり、バオバブに似た形状の巨大なスーパーツリー グローブがライトアップされ始めている。
そして、19:45から15分のショー、ガーデン ラプソディ夜景が始まった。たくさんの人が見守る中、音楽に合わせて様々な色に変えていくスーパーツリー。それが夜空に浮かび上がる姿は幻想的だった。これ以外も園内は広く、多くの植物があるようだが、それらはこの時間暗くてほとんどわからず、結局、光輝く人工のスーパーツリーばかりを見ていた事になる。

マリーナ ベイ サンズのスペクトラを鑑賞

この横にあるのが巨大な3棟のホテルが頂上付近で繋がっているマリーナ ベイ サンズなので、一旦、そこに入り少し涼んでおく。そして、ここのマリーナ側でスペクトラという水とレーザー、音に寄るショーが、週末の今日は3回あるというので、その一つ21:00の回に合わせて行ってみよう。ただ、このホテルとそれに付随するコンベンションセンター、ショッピングモールへの導線設計が悪く、行きたい方向に行けない。結果、時間になってしまい、ほとんど音楽が聞こえない、そして半分しか見えない所から15分のショーを見ることになってしまった。しっかり見えたら、夜空の下の幻想的なショーなのだろうが、ちょっと残念だった。

ホーカーのラオパサでアジア飯を堪能

ここから更に時計回りにベイエリアを進み、少し大通りを南下して、シンガポールで一番有名なホーカーのラオパサに入る。少し遅い夕飯だ。屋台が集まるホーカーでの食事はかなり久しぶりだが、もう22:00近く遅いのだが、週末だからかまだ賑わっている。そこで広い場内を一通り回って見てみるが、その屋台も中華からタイ、インド、インドネシア、トルコ料理と多岐に及んでおり、フルーツ、デザート、ドリンクなどのコーナーもある。
まずは先程から喉が渇いてたまらないので、ドリンクを多めに購入。そして、食べ物はやはりシンガポールの定番グルメを食べるべく、海南チキンライスにし、コテコテのローカルフードを堪能する。しかもこういう所を含めてシンガポールのほとんどの場所でクレジットカードが使えるのもありがたい。ローカル感を味わえた夕食で満足だ。

食後は、夜のマーライオンも見ようかと思っていたが、もう歩き疲れて足も痛いし、終電も気になるので、まっすぐラッフルズプレイス駅へと戻る。これで近年開発が進んだマリーナエリアを1周した事になり、十分にシンガポールを満喫できたので、この素敵なハーバービューの夜景にお別れをして、MRTを乗り継いでチャンギ空港へと戻る。

シンガポール国際空港内のベンチで横になる

23:15過ぎに戻って来たチャンギ空港。MRTで辿り着いたのはターミナル2であり、もう歩きたくないのでスカイトレインに乗ってターミナル1へと移動する。私が次に乗るべきフライトは明朝発だが、ここは完全24時間空港なので、とっとと機械式ゲートの出国審査を受けて制限エリアの中へ。空港内のラウンジが使える身分ではないので、ベンチで夜を明かすことになる。事前情報だとターミナル1 ゲートC15付近に足が伸ばせる仮眠チェアが8台、もしくは3階バーガーキング近くにリラックスチェアがあるらしいので、それらを利用しようと見に行くが、生憎、それらに全く空きはない。というか、私と同じ様にここで夜を明かそうとしている人が多くいるみたいで、床で寝ている人も多い。だが、ターミナルの先端の方に行けばベンチが空いていたので、4席使って、充電をもしながら横になる。USBの口があって肘掛けがないベンチが最高。


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