腸内環境だけでは足りない理由|“腸壁”を守るために私が実践した腸活のすべて
腸活を頑張っているのに、
なぜか体調が良くならない人へ
◆はじめに
前回、腸活の基本として
・腸内環境が整っていると期待できること
・腸内細菌の働き
・腸に負担がかかるもの
・腸内環境を整える基本の食べ方
をお話ししましたね☺︎
今回はもう一歩踏み込んで、
“腸壁そのものをどう守るか?”
というテーマです。
腸が元気に働くために腸内細菌が
注目されがちですが、実はそれと同じくらい
大切なのが腸の“壁”がしっかり閉じていること。
この仕組みが乱れると、本来は体内(血流内)に
入るべきでない物質まで入り込み、体調不良や
炎症のきっかけになることがあります。
近年では、その鍵を握る存在として
"グルテン"や"ゾヌリン"という言葉が
取り上げられるようになりました。
さらに、腸の粘膜を支える栄養として
ビタミンD の働きが重要視されています。
私自身、うつ病から社会復帰した後に
ビタミンD濃度を測定したところ、
国の基準を大幅に下回っていた経験があります。
勉強した今、
「メンタルと腸の繋がりを体験したな」
と感じています☺︎
今回の記事では、
グルテンと腸壁の関係
ゾヌリンとは何なのか
粘膜を守るビタミンDの役割
腸内環境とメンタルのつながり
を日常に落とし込める形”で解説します。
この記事は有料記事ですが、
前半は無料で読めるようにしています。
無料分でも学びになるよう作成していますので、
ぜひ読んでみてくださいね。
この記事の参考著書、参考文献はこちら👇
著:デイビット・パールマター
クリスティン・ロバーグ
・「腸の力」であなたは変わる
・「いつものパン」があなたを殺す
著:ウイリアム・デイビス
・小麦は食べるな!
著:溝口 徹
・最新版 花粉症は1週間で治る!
Kutsuzawa T.
Skeletal muscle dysfunction in chronic respiratory disease
Educational Lecture, 2025; 34(1): 46–51.
Ciurea N-A, Pantea C M, Grama P, Kosovski I-B, Bataga S.
Fecal Zonulin as a Non-Invasive Marker of Intestinal Permeability: Findings from a Prospective Cohort Study
Medicina (Kaunas), 2025; 61(9): 1527. doi:10.3390/medicina61091527.
全身のさまざまな機能に影響を及ぼす可能性が示唆されています。
⚠️注意してほしいこと
この記事は、
・上記の著書や論文
・分子栄養学カウンセラー資格取得の
際に学んだ知識
・自身の経験
これらをもとに知識の共有を目的として
作成しています。
そのため、全員に当てはまるとは限らず
個々の症状や体調の判断を行うものでは
ありません。
体調に関する不安がある場合は
分子栄養学を学んでいる医師、または専門家に
相談することをおすすめします。
私自身、カウンセラーの資格を持っていますが
提供できるのはあくまでも
食事内容や生活習慣改善に関する
アドバイスのみです。
また、思わぬ病気がひそんでいる事も
あるので体調がおかしいと思ったら
病院で検査してもらってくださいね☺︎
◆腸壁の働きと、タイトジャンクションの役割
腸は大きく小腸と大腸に分かれています。
栄養のほとんどを吸収する役割は小腸。
大腸は水分やミネラルを整えながら、
便を作る最終工程を担います。
腸の内側は何層にもなっていて、
これらをまとめて腸壁と呼びます。
この腸壁には大きく3つの役割があります。
①必要な栄養を選んで吸収する
②有害な物質が血流に入らないよう防ぐ
③免疫グロブリンで異物の付着をブロックする
つまり腸は、栄養の入口であり、
免疫の最前線という訳ですね。
腸内環境が良い状態では、細胞同士が
ぴったり密着していて、
ウイルスや細菌は簡単に通れません
(これらの物質は栄養素に比べると
大きいので、簡単に通れないんですね)。
このつなぎ目をタイトジャンクションと
いいます。

ところが、この締まりがゆるむと、
・未消化の食べ物
・化学物質
・腸内細菌の一部
などが腸から漏れ出し、
血流へ入り込むことがあります。
これがいわゆるリーキーガットと
呼ばれる状態です。
体はそれらを“異物”と判断し、
免疫が過剰に反応することも。
自己免疫疾患との関連が
指摘される理由もここにあります。

“身体の外側”。だからこそ、
腸壁の守りはとても厳重につくられています。
◆近年、グルテンが注目される理由
このタイトジャンクションが緩む理由は
何でしょう?
主な原因として
・グルテン
・炎症(ウイルス感染やアレルギーなど)
・ストレス
・飲酒
が挙げられています。
これらは単独というより、
負のループになりやすいのが特徴です。
炎症が先に起こったり、タイトジャンクションが
先に緩む場合もあります。
その人の体質や生活習慣に左右されるため、
卵が先か鶏が先か…という話に近いですね。
ストレス時に分泌されるコルチゾールは
腸内細菌のバランスを崩しやすく、
炎症物質も増やします。
潰瘍性大腸炎やアレルギーで放出される
サイトカインという炎症物質も
タイトジャンクションを緩める方向に働きます。
その中でも特に注目されているのが、
小麦に含まれるグルテンです。
現代の小麦は品種改良によって
グルテン濃度が高く、
パンやピザをおいしく仕上げる反面、
消化されにくい性質を持っています。
粘り気が強いため消化管に長く
留まりやすく、消化不良や粘膜への刺激に
つながることがあるのです。
さらにグルテンを構成する
グリアジンという成分が、
腸からゾヌリンというタンパク質を
放出させることが、近年の研究で
明らかになってきています。
ここまでが無料パートとなります。
腸の働き、タイトジャンクションの役割、
そしてグルテンが注目される理由が、
少しずつ見えてきたのではないでしょうか。
次の有料パートでは、
・腸壁の”かぎ”とも言われる
ゾヌリンの働きや影響
・腸の粘膜を守る栄養素
・今日からできる食事のポイント
を具体的に解説します。
気になる方は、ぜひ続きもご覧くださいね☺︎
◆ゾヌリンとは何か、腸壁に与える影響
まず”ゾヌリンとは何か”からお話ししますね。
ゾヌリンは腸のタイトジャンクションの
開閉に関わるタンパク質です。
簡単に言えば、状況に応じて
”わずかに開く・締める”という
調整をしています。
適切なゾヌリンの量であれば…
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