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コードが書けないSESエンジニアでも案件アサインを途切れさせない立ち回りの手順

「コードが書けない」エンジニアの存在価値とは?

案件が決まらないまま数日が過ぎていくと、頭の中で同じ言葉がぐるぐる回り始めます。「このまま次が決まらなかったらどうしよう」「自分ってエンジニアに向いてないんじゃないか」。ネットの海に転がる体験談を読んで安心しようと、「エンジニア コードが書けない」「SES 待機 クビ」で何度も検索しました。実際に、Yahoo!知恵袋にも「コードが書けないシステムエンジニアでは転職は無理ですか?」という、まさに同じ悩みを抱えた人の相談がたくさん投稿されています。

「待機が長引くと、それだけでクビになるのではないか」という恐怖に襲われたこともあります。待機だけを理由にすぐに解雇されることは、法律上そう簡単にはできないとわかってはいても、漠然とした不安感に苛まれます。

さらに厄介なのは、待機が長引くこと自体が、次の不安を呼んでしまうことです。「半年も現場に出ていないなんて、何か問題があるのでは」と、客先から敬遠されるのではないか。そんな悪循環への恐れは、SNSやSES関連の記事でもたびたび見かける、よくある不安のひとつのようです。

一人で不安を抱えながら、誰にも本当のところは相談できない。そんな夜を過ごしたことがある人に向けて、この記事を書いています。
なお、そもそもなぜ前職のSIerを辞めてSES業界に来たのかについては、別の記事でまとめました。

「技術力を磨けばいい」が、なぜ答えにならなかったのか

案件が決まらなかった私が最初に出した結論は「技術力が足りないなら、身につければいい」というシンプルなものでした。実際、そう考えて自己学習を続けてきた部分もあります。ただ、この結論だけでは、状況が大きく変わった実感がありませんでした。

あとで知ったのですが、経済産業省が公表しているIT人材の需給に関する調査によれば、将来的に深刻な人手不足が見込まれているのは、AIやビッグデータなどを扱う「先端IT人材」であり、それ以外の「従来型IT人材」はむしろ供給過剰になる可能性があるとされています。つまり、「IT業界は人手不足だから、なんとなく技術力を磨いていれば安泰」という前提そのものが、実はあやふやなものだったということになります。

さらに、面談で「スキル不足で落ちた」と自分では思い込んでいるケースの多くが、実際にはコミュニケーションの取り方(話が長すぎる、声が小さい、質問の意図とずれた答え方をしてしまう、など)による印象の問題だった、という指摘もあります。これは、SES業界の面談対策について書かれた記事の中で紹介されていました。

つまり、「アサインされなかった原因は技術力不足のはずだ」と自分で決めつけてしまうこと自体が、本当の原因から目をそらしてしまっているのかもしれません。技術力を磨くことは、もちろん無駄ではありません。ただ、それだけを追いかけていても、今すぐの状況は変わらない。だとすれば、技術力以外のところで、今日からできることがあるはずだと考えるようになりました。

私自身が、その「技術力以外のところ」を、日々のちょっとしたやり取りの中でどう変えていったのか。ここから、実際にやってきたことを順を追ってお話ししていきます。

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