家庭用ゲーム回顧録 第9回〜初めてクリアしたRPG。
RPGと言えば、みんな大好き根気さえあれば誰でもクリア可能なゲーム…とファミコン時代に言われてKING of GAMEジャンルとまで崇められたものだった。自分自身の初クリアしたRPGはドルアーガはRPGなの?問題もあるが(一応違うということにしたい。遠藤さんもBeepで違うって言ってたし)ファミコンの「ハイドライド・スペシャル」。



「ハイドライド」は8ビットパソコンマニアの友人Mから名作と聞いていたし、とにかく当時RPGをプレイしたかった。
雑誌で「ドラゴンクエスト」が夢の著名人とクリエイターの組み合わせによる作品ということでフューチャーされていたが(とは言え、すぎやま先生は自分の上の世代の有名人)ドラクエは1986年5月27日発売、ハイスペは1986年3月18日発売。そう、「ハイドライド・スペシャル」のほうが発売が早かったのである。
先に出るからには仕方ない。ただドラクエも絶対に発売日に買いたかったので2カ月クリアが絶対条件であった。ただこの時点では経験者Mがいるのでどうにかなると高を括っていた。
ゲームスタート。

半キャラずらしなどの基本テクニックは事前に聞いていたし見せてもらったことがあったので問題なかったが宿屋がない。
回復がわからないのでMに電話。
「宿はどこにあるんや?」
「実はハイドライドに宿はないねん」

マップで佇んでれば回復するという。。。
そう「ハイドライド・スペシャル」には店がない。Mの家でチョコチョコ遊ばせてもらった「ウィザードリィ」などで感じたRPGと言えば店での売買、宿での回復が楽しかったのにそれがないとは…。RPGの醍醐味が丸々ないとか…。これで名作なのか?
この時点でかなりテンションもモチベーションも下がっていたがクリアへの気持ちは消えていなかった。
よくわからないことをMに聞いているうちにあることが判明したのは「ハイドライド・スペシャル」は「ハイドライド」の移植ではなかった。既にパソコンで発売されていたIIの要素も入れたアレンジバージョンだったのである。もはやこの時点でMに謎解きを聞いても無駄だと悟った。

そして終盤、このゲーム最大の謎である魔法使いを同時に2体倒すところ(本屋で攻略本立ち読みで判明)で何度もムカついてコントローラーを投げる日々が続いた。ドラクエの発売日も近づいて焦る気持ちが余計に操作を狂わせた(多分

もはや意地のプレイが延々続きそして、やっとの想いでクリアしたがもはやクリアしたことの満足感ではなく何とかドラクエに間に合った満足感で満たされるという微妙な満足感でRPG人生初クリアは終わったのであった…。

この時の経験から後にファミコンで「イース」が出たとき買わなかったが買った友人がかなり文句を言っていたので多分また変なアレンジをしていたに違いない。プレイしてないから知らんけど(ドカヴァキ
ちょっとトラウマになった「ハイドライド」はMが3を自慢したり(怪物という職業が出たとか)、那古まる氏がセガサターンの「バーチャルハイドライド」を勧めてきたりしたが2度とプレイすることはなかった。…けどいずれやってみたくはある今日この頃である(どっちやねん
