「すぐやる」はNG?貯金は失敗?あなたの常識が180度変わる必読書8選!
人は親とか学校、社会から学んだ常識をベースにして生きています。
常識は、毎日の生活でいちいち悩まないために便利なものです。
しかし、世の中が猛スピードで変化している今、昔の常識が思い込みや色眼鏡となって、物事の本当の姿を見えなくしてしまうことがよくあります。
自分の常識が崩れ去る体験は、最初は少しショックかもしれません。
でも、古い思い込みを手放すことで、より自由で現実に合った新しい考え方を手に入れることができます。
この記事では、心理学、歴史、経済、そして働き方まで、自分の当たり前を根底から覆し、まったく新しい視点を与えてくれる名著たちを紹介します!
直感はだまされやすい
『ファスト&スロー』(ダニエル・カーネマン 著)
ノーベル経済学賞を受賞した心理学者によるこの本は、人間は論理的で合理的な生き物だという常識を打ち砕きます。
人間の脳には、2つの思考システムがあります。
システム1(ファスト)
直感、感情、自動的。パッと見て判断する早い思考
システム2(スロー)
論理、計算、意識的。じっくり考える遅い思考
私たちはしっかり考えて決断しているつもりでも、実は直感(システム1)の判断をそのまま信じ込んでいることが大半です。
昔の経済学では、人間は確率と利益を計算して期待値が最大になるように行動すると考えられていました。
しかしカーネマンは、人間は同じ額の利益を得る喜びよりも、損失を被る苦痛の方を2倍以上大きく感じる(損失回避)という不合理な生き物であることを証明しました。
自分がいつも論理的だと思っている人ほど、読むべき一冊です。
詳しくは、前に記事で徹底解説したので、読んでみてください。
お金も会社も、ただの作り話
『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ 著)
私たちが他の動物を差し置いて地球の頂点に立てたのは、脳が大きかったからでも、道具を使えたからでもありません。
ハラリは、人類の成功の秘密は存在しない虚構(フィクション)を信じる能力にあったと断言します。
国家や法律は、物理的な実体はないが、みんなが信じているから機能する。
会社は人間ではないが、法律上の「人」として扱われる作り話。
お金(貨幣)は、 ただの紙切れやデジタルデータだが、全員が「価値がある」と信じているから使える。
私たちが毎日一生懸命働いている会社も、貯めているお金も、人類が協力し合うために作った壮大な作り話に過ぎないのです。
この事実に気づくと、世の中のルールに対する見方が180度変わります。
生き物は遺伝子の乗り物にすぎない
『利己的な遺伝子』(リチャード・ドーキンス 著)
生き物は、自分自身や自分の種族を残すために生きている…そんな生物学の常識を覆したのがこの本です。
ドーキンスは、進化の主役は個体ではなく遺伝子であると主張しました。
人間を含むすべての生き物は、遺伝子が自分のコピーを後世に残すために作り上げた生存機械(乗り物)に過ぎないというのです。
一見すると動物が仲間を助ける美しい行動(利他的行動)も、実は自分と同じ遺伝子を持つ仲間を助けたほうが、結果的に自分の遺伝子が生き残る確率が上がるからという、遺伝子の利己的な戦略で説明できてしまいます。
「私たちは遺伝子に操られた機械なのか」と虚しくなるかもしれませんが、著者はそうは言いません。
私たちは、その遺伝子の計画を理解し、本能に逆らって「思いやり」などの文化を作ることができる唯一の存在なのだと書いています。
世界はどんどん良くなっている
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』(ハンス・ロスリング ほか著)
テレビのニュースを見ていると、「戦争、貧困、環境破壊……世界はどんどん悪くなっている」と感じませんか?
朝ドラでも「日に日に世界が悪くなる〜♫」って歌ってますし。
この本は、それが人間の「10の思い込み(本能)」による錯覚であることを、膨大なデータで証明します。
例えば、こんな思い込みはありませんか?
「世界は豊かな先進国と、貧しい途上国に分かれている」
実は今、ほとんどの国がその中間(中所得国)にいます。
「世界の人口はこのままどんどん増え続ける」
実は出生率は低下しており、人口増加はいずれ止まります。
「世界はどんどん悪くなっている」
実は極度の貧困層は激減し、医療や教育のレベルは過去最高に良くなっています。
人間の脳は、少しずつ良くなる変化よりも、突発的な悪いニュースに反応しやすくできています。
感情に流されず、正しいデータで世界を見る習慣(ファクトフルネス)を身につけるための必読書です。
上司も目標もない新しい会社
『ティール組織』(フレデリック・ラルー 著)
これまでの会社の常識は、ピラミッド型の組織で、上司が部下に命令し、売上目標を追いかける(オレンジ型組織)というものでした 。
しかし、この本が提示する次世代のティール組織はまったく違います。
上司や社長からの指示命令はなく、メンバーが自分たちでルールを決める。
仕事用の仮面をかぶらず、ありのままの自分(感情や弱さも含めて)で働く。
ガチガチの売上目標ではなく、組織全体を「一つの生命体」のように扱い、自然な進化に身を任せる。
利益や効率ばかりを追い求めて疲弊している現に、新しい働き方のヒントをくれます。
すぐやる人は、実は仕事ができない
『マニャーナの法則』(マーク・フォースター 著)
「メールが来たら即レス」「頼まれた仕事はすぐやる」のが優秀なビジネスだと思っていませんか?
この本は、そのタイムマネジメントの常識を否定します。
マニャーナ(スペイン語で明日)の法則の基本ルールは、今日発生した仕事は、原則として明日やるです。
次々と降ってくる仕事に即反応していると、他人の都合に振り回され、本当に重要な仕事に集中できません。
仕事をいったんリストにまとめ、明日計画的に処理することで、初めて自分の時間をコントロールできるようになります 。
貯金して死ぬのは人生の失敗
『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス 著)
「老後のために、できるだけたくさんお金を貯めよう」というのが世間の常識です。
しかし著者は、死ぬときに口座にたくさんのお金を残すのは、自分の貴重な時間とエネルギーを無駄に働き続けた証拠(人生の最適化の失敗)だと主張します。
お金を使って得られる喜びや経験(思い出)は、若くて健康なときほど価値が高く、年をとって体力が落ちると、同じお金を使っても楽しめる度合いが減ってしまいます。
だからこそ、将来の不安ばかりに目を向けるのではなく、今しかできない経験にきちんとお金を使って、死ぬときの貯金残高をゼロにする(使い切る)人生設計を提案しています。
全力を出すことの本当の価値
『Great Life』(スコット・アラン著)
コスパやタイパばかりが重視される今、がむしゃらに努力することは少しダサいことのように思われがちです。
しかし、素晴らしい人生を作る方法をまとめた『Great Life』という韓国発のベストセラーは、その風潮に一石を投じます。
この本が教えてくれるのは、効率の良いテクニックではなく、何か一つのことに、文字通りすべてを懸けて没頭する経験そのものが、自分の心を劇的に成長させるということ。
効率だけを求める常識を捨て、情熱を取り戻させてくれます。
常識をアップデートし続けよう
ここまで紹介した本は、どれも常識を覆す本だと思います。
今までの自分の考え方を大きく揺さぶるかもしれません。
でも、自分の常識は、世間の非常識かもしれないと気づくことこそが、成長の第一歩です。
古い思い込みを捨て、データや新しい視点を取り入れることで、複雑な現代を生き抜くためのしなやかな強さを身につけることができます。
気になる本があったら、ぜひ実際に手に取って、常識をひっくり返す体験をしてみてください!
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これからも毎日、本を紹介したいのですが、このnote、ずっと赤字状態です。もし本好きの方がいらしたら、チップを送っていただけると嬉しいです。