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ひとりで生きない方がいいんだよ。

――世界は思うより優しいし、人間も捨てたものじゃない。しかるべき誰かに頼ってみるのも、生きる術であることを伝えたいのです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「ひとりで生きない方がいいんだよ。」というテーマで物語っていきます。


◆授業終わり4人で語り合っていた


昨日の話をします。

少し長くなりそうなので、次の項まで飛んでもらっても構いません。下記のエピソードをまとめると、「授業終わりに4人で語り合ったことで、文学的な疑問が2つも解決した」です。


昨日は大学の授業が4限まであったのですが、そのあとに友達(Aさん)と打ち合わせしなければいけないことがあったので、ラウンジに集まることにしました。

4限の授業は近現代文学の研究の授業で、近代文学をとりあげて研究したことを発表する感じです。ひとり2回発表しなきゃなんですが、昨日の授業で1回目の発表が全員終わりました。今後、それぞれさらに深く掘り下げていくわけです。以前にも触れましたが、僕は今、芥川龍之介の『藪の中』について調べています。


で、昨日の4限終わり、2回目の発表に向けて訊きたいことがあると、別の友達(Bさん)から相談を持ち掛けられたんです。

僕はAさんとの課題があったけれど、すぐ終わるとのことだったので了承し、ラウンジに3人で集まることになりました。

で、そこへ僕とよくつるんでいる友達(Cくん)が合流したので、4人掛けのテーブルの席が全部埋まりました。

僕、Aさん、Bさん、Cくんの4人で、研究に関するBさんの相談に乗ることになったんです。


彼女が調べていているのは、芥川龍之介の『鼻』。僕は、Bさんの1回目の発表のときに、「どうして『長い鼻』ではなく『鼻』だったんだと思いますか?」という質問をしました。そのときは僕も答えを持っていなくって、単純に質問した感じでした。しかし、Bさんは答えられず、2回目の授業に持ち越すことになりました。僕も自分なりの答えを出すことを告げてそのときは終わったんですが、改めて、話を聴きたいと思ったそうです。

僕は結構ちゃんと疑問に思っていたので、自分なりの答えを出すまで考えました。どうして『長い鼻』じゃないのか。このnoteでも共有したので、興味を持たれた方は覗いてみてください。


ってなわけで、僕はnoteの記事を読み返して思い出しながら、自分の答えを伝えました。そしたら、Bさんは腑に落ちたようで納得してくれました。もちろん、僕なりの答えでしかなくって、正解ではないですが、Bさんの研究の役に立ったのなら幸いです。

その後、『鼻』をめぐって「傍観者の利己主義」に関する疑問が生まれたんですが、それに関しては、Aさん、Cさん、僕の3人がそれぞれ考えを伝えて、結果的にめちゃくちゃいい答えが生まれたんです。

Bさんは満足げに深く納得していました。



◆自分ひとりで考えるな


最近よく思うんですよね。何事に対しても、自分ひとりで立ち向かうのはよくないなあって。


僕は今、共同創作サークルを運営しています。以前一度書ききった僕の小説『メッセージ』を紙の本として出版しようと考えていて、それに向けて再創作することにしたんです。で、ひとりでやるのもつまらないし、視野が狭くなってしまうから、誰かとつくることにしました。

このプロジェクトも佳境を迎えていますが、これまでにZOOMを使ってオンラインミーティングを複数回行ってきました。その度に思うんです。


「他人の意見を聴いてよかった」

「やっぱりひとりでつくらない方が良い」


自分では気付けないことを指摘してくれるし、誰かの意見を参考にすることで、自分のこだわりに気付くこともできます。独りよがりな文章にならないし、自分の想像の及ばないアイデアが生まれたりするんですよね。

誰かとつくるって、メリットしかないんです。




◆ひとりで生きない方がいいんだよ


最近、誰かの将来の話とか、過去の話、つまり人生の話を聴く機会が多いんですが、みんないろいろ抱えて生きているんだなあと改めて思うのです。

抱えている、背負っている荷物の重さに違いはあれど、その事実に変わりはありませんし、それが軽くなるに越したことはありません。簡単に捨てることができればいいんだけれど、それができないから手放せないわけで、その重さに心も重くなっていくわけです。

でもね、とりあえず誰かに預けるとか、一緒に持ってもらうとか、それだけで心にゆとりが生まれて、視野が広くなったり、遠くまで見通せたり、あっさり解決しちゃったりするんですよね。


世のなかには、自分が悪くないのに重くて大きい荷物(運命)を背負わされた人がいて、彼らは必死でそれを隠しながら、自分をごまかしながら生きているんですよね。

僕も何人かそういう人たちと出逢ってきましたが、改めてそういう人たちに言いたい。

「ひとりで生きない方がいいんだよ」


世界は思うより優しいし、人間も捨てたものじゃない。しかるべき誰かに頼ってみるのも、生きる術であることを伝えたいのです。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

【#353】20220618 横山黎



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