【映画紹介】挑戦するときに見る映画 元アナウンサーのエッセイ
人生において、立ち向かわなければならない挑戦がしばしばある。
そういう時、周りの人はどんな反応をするだろうか。
後ろ指を刺したり、「この人には無理だな」と舐めたりする反応もあるかもしれない。私の場合は、そういった反応の方が強く印象に残っている。
大前提として私はこれまでの人生で人間関係に恵まれてきた。
しかし、身の丈に合わない挑戦をするとき、どうしても、無理なんじゃないかと他者に思わることがある。実際にはそうでないのかもしれないが、そのように感じる。言ってしまえば被害妄想なのかもしれない。
そんなとき、舐めてきているなと感じる一人一人に怒りをぶつけるのは意味がない。そんなことをしても目標に近づかねばならない。
しかし、一人でモチベーションを維持できるほど私は強くない。
だから私は映画観賞で自分を奮い立たせる。
この記事では、高校1年生の頃から私が繰り返し見ている「Legally Blonde」について語る。
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筆者紹介ー森田麗実ー
元アナウンサー。2020年より富山県内のテレビ局に勤務。情報番組の司会やニュース番組のキャスターを担当するほか、原稿の執筆やカメラ撮影、映像編集など包括的に番組を支える。
あらすじ
Legally Blondeは一言でまとめるなら「アメリカ版ビリギャル」である。
主人公のエルはロサンゼルス州立大学でファッションマーチャンダイジングを学ぶ典型的なカリフォルニア女子だった。大学卒業を前に恋人のワーナーと結婚するつもりでいたが、「ブランドヘアは妻にふさわしくない」と振られてしまう。(アメリカ圏の文化に詳しい人によると、金髪=美人だけど頭は悪いというイメージがあるらしい)
ワーナーは家柄がよく、政治家を目指していてハーバードの法科大学院に進学するのだという。
エルは彼を追って猛勉強!
法科大学院進学後、これまでいた世界とのギャップに衝突しながらも一流の弁護士への道を駆け上がっていく。
周りのイメージを努力と実力で跳ね返していくストーリーがなんとも爽快である。
出会い
この作品との出会いは、ミュージカルだった。
高校一年生の頃、洗足音楽学園大学の夏休みのワークショップ『中高生のためのミュージカル』に参加していて、そこで2013年に上演されたのが『Legally Blonde』だった。(このミュージカル上演についてはWikipediaでも紹介されている)
私の役はマルゴ。主人公エルのロス時代の親友の一人だった。物語のほとんどがハーバードで展開されるため、映画ではそれほど登場しない。しかし、ミュージカルにおいては幕が上がってから一番初めに歌いだす花形の役の一人だ。(と私は思う。)この作品は国内初上演であり、私はダブルキャストのうち初回のキャストだったため、この作品は日本では私の声で産声をあげたことになる。これは大変名誉なことだ。

この作品は2017年に神田沙也加さん主演で上演された。したがって日本でも少しずつ知名度が上がっていることと思う。
この作品の好きなところ
2つある。努力とファッション性だ。
まず物語が面白い。私は努力して成り上がっていく主人公が基本的に好きだ。この作品でエルはめちゃくちゃ勉強する。恋人を取り戻すために。舐めてきた人を見返すために。理不尽な状況を、相手への攻撃や愚痴ではなく単に努力という正攻法で覆すのが好きだ。
そのうえで、エルは自分の好きなファッションを最後まで捨てないところが私は好きだ。勉強のために遊びや飲み会を捨てることはあっても、エルはファッションのスタイルを最後まで捨てなかった。そしてファッションへの知識がエルを助けるシーンがあり、このバランス感覚が非常にいいと思う。
ミュージカル版では、エルのセンスを「ピンク」で表現し、より際立たせている。私は、エルへのリスペクトから持ち物にピンクを選ぶことが多い。
自分のスタイルを捨てずに、努力!正攻法で前に進むエルに私もなりたい。
続編について
この作品は今年7月1日からプライムビデオにて、前日譚のドラマシリーズが配信される。
『キューティ・ブロンド』シリーズは現在、前日譚となるドラマシリーズ「Elle(原題)」でその世界観を拡大中。ファンが期待できるストーリー展開として、エルと彼女の代名詞でもあるキュートなピンクカラーが、真逆の世界観に直面する覚悟をしておいて!
本編を見てファンになった方はぜひ関連作品もチェックしてみてほしい。
・Legally Blonde2
→エルがワシントンに行き化粧品開発の動物実験を止めさせるための法律を作る物語。個人的にはファン向けの作品だと感じるが、エルのキュートな衣装は必見。
・Legally Blondes
→スピンオフ作品。エルの親戚の双子のブロンド高校生が、学校でのいじめを跳ね除け無双する話。本編と同様、校則を隅々まで読んだうえで合法的に戦っているところがたまらない。
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