花火大会AI機能を考えてみたら、AIがいらなかった件
結論から言うと、9割はAIいらなかった。
というか、AIを名乗る資格すらなかった。
この記事では、実際にGoogleカレンダーと連携する仕組みを作ってみて分かった「AIを使うべき場所と、使わなくていい場所」を書くよ。
この記事を書こうと思ったきっかけ
もしも花火大会にサクッといける世界があったら…そんなアイデアが降りてきて記事を書くことに決めた。
きっかけは、大曲の花火大会で満喫して、その帰りに地元の花火大会をたまたま見つけたとき。「お、たまたまだけどお得だな」と思って見たんだよね。旅も人生も思わぬところで棚ぼたがあるものですね(スイスに旅行したときも、国際的な音楽祭の無料コンサートがたまたまやってたりした。それは欧州旅行記のスイス編で紹介します!)。
だけど、たまたまの棚ぼたじゃなくて、拾える棚ぼたがあったら…という感じで閃いたんだよね。
アイデアの説明
簡単に言うと、花火大会版のパーソナルAIアシスタント。
やることは2つ。花火大会の開催情報をリサーチして、自分のGoogleカレンダーと照らし合わせながらスケジュールを調整する。そして「有名な花火大会に行きたい」か「サクッと近場で見たい」か、自分のケースに合わせて最適な花火大会を提案してくれる。
対応するのはこの4パターン:
カップル → ロマンチックな穴場・混みすぎない場所を優先
老夫婦 → アクセスしやすい・座れる・近場を優先
家族連れ → 子連れOK・駐車場あり・屋台が多い場所を優先
友達 → 有名どころ・盛り上がれる・交通便利な場所を優先
夏限定のAIという、超ニッチなものだけど、あったら絶対便利だし「拾える棚ぼた」を量産できる気がしたんだよね。
実際に作ってみた
Claudeと壁打ちしながら、Google Calendar APIで自分の空き時間がいつでも分かるようにした。
次に花火大会のデータ。これは一覧サイトをスクレイピングしようと思ったんだけど、規約を見たら禁止だった。仕方ないので一旦JSONで手打ち。ここは後日きちんとやりたい。
そしてUIを作って、客層・日付・場所をもとに検索できるようにした。

動いた。カレンダーの予定を避けて、条件に合う花火大会が3つ出てくる。
ここまで読んで、違和感に気づいた人はいるだろうか。
反省・改善
あ、あれ、、AIいらなくない?

このシーンをリアルで経験するとは…
できあがったコードを見たら、if文の塊だった。AIの出番はゼロ。
データをもとにすぐ答えが出せるもの(Yes or No)は、AIがいらないのである。
「花火大会AI」って名前をつけて意気揚々と作ってたのに、これがAIのPJだったら炎上確定の要件定義だと思うと恐ろしい…
いや待てよ、と思った。if文の部分をAIに任せることもできるんじゃないか?
技術的にはできる。でも、電卓で済む計算をわざわざ人に聞きに行くようなもので、遅い&お金かかる&毎回答えが違う。
最悪、存在しない花火大会を作り出すかもしれない(前記事でGeminiに「駅弁買えるよ☆」と言われたやつだ)。
入れられることと、入れるべきことは別だった。
じゃあ逆に、どういうときならAIが要るのか。今回の逆を考えればいい。
今後の反省として、AIを使うべきかのレビューポイントをまとめてみた。
① if文で白黒つけられないか
レビュー100件分の要約、自由記述アンケートの集約など
② 答えが1つに定まらないか
制約が曖昧な状態での対策考案など
③ 人によって出力が変わっていいか
音楽、絵、提案文など
④ プログラムで済ませられない処理か
速度・コスト・正確性は、ルールベースの圧勝

まあ、でもこのシステムにAIを入れるのであれば、if文で条件をソートするんじゃなくて、ユーザー自身の文章でプロンプトを出しておすすめの花火大会を見つけるとか、はあるのかもしれない。
今後、検証したらまたnoteで報告します!
資格の勉強でAIの仕組みは学んだつもりだった。でも「どこでAIを使わないか」は、作ってみるまで分からなかった。知ってることと、判断できることは別物だと痛感した。
次回予告:フェリーでAIが死んだ話 〜ドイツ・スイス編〜
デンマークからドイツに向かうフェリーで起きた小さなトラブルと、もう1個のハートフルな話を書きます。
スイスも国際的な音楽祭のフリー・クラシックを聞きながらまったり…
この旅行記は隔週で投稿してるので、次回もお楽しみに!
