投資脳の鍛え方 |投資家は、なぜ行列を見るのか〜〜それは連想ゲームの始まり〜〜
こんにちは、長期投資家@VOOです。
ミアナさんのnote記事を拝見し、投資家の頭の使い方について深掘りしてみたくなりました。
きっかけは、ミアナさんのこのnote記事でした。
お子さんが、ミスタードーナツの新商品「もっちゅりん」を予約しようとした。
でも、全然予約が取れなかった。
そんな内容でした。
ミアナさんも実際に株価を見てみると、やっぱり上がっていた。「あ〜やっぱりな」
と同時に、自分でちょっと笑ってしまった。との事。
娘はドーナツを見ているのに、私はその裏側の企業を見ている。
完全に職業病やなと(笑)
ここまでは、投資に興味がある人なら“あるある”かもしれません。
話題の商品が出た。
行列ができた。
SNSで拡散された。
すると、
「親会社の株価はどうだろう?」
と考える。
でも、私が面白いと思うのは、その先なんです。
ゴールドラッシュで儲けたのは誰だったのか
1848年、カリフォルニアで金が発見されました。
何万人もの人が、
一攫千金を夢見て集まった。
いわゆる、ゴールドラッシュです。
でも、このとき本当に儲けたのは、
金を掘った人ではありませんでした。
ツルハシを売った人。
テントを売った人。
食料を売った人。
「掘る側」ではなく、
「支える側」が利益を積み上げた。
リーバイ・ストラウスがジーンズを売り始めたのも、この時代です。
金持ちになったのは、
金を掘った人より、
作業着を売った側だった。
投資の世界でも、これはよく起きます。
現代のゴールドラッシュは「AI」です。
そして、多くの人が掘っている“金”は、AIサービスそのもの。
ツルハシを売ってるのは「NVIDIA」エヌビディアですね。
話を戻します。
“もっちゅりん”の裏側で動くお金
「もっちゅりん」が予約殺到。
では、本当に恩恵を受けるのは誰か。
少し、連想してみます。
もちもち食感を作るには、
加工澱粉やもち粉が必要です。
素材メーカーへの発注が増えるかもしれない。
予約がアプリ経由なら、
システム会社が動く。
TikTokやInstagramで拡散されたなら、
裏ではマーケティング会社が仕掛けている。
容器が必要になる。
物流が必要になる。
類似商品を作る競合が増えれば、
食品OEM企業にも注文が流れる。
つまり、
ダスキンの株価は「答え」じゃない。
入口なんです。
ここから、
どれだけ連想できるか。
そこに、投資脳の差が出る。
「上がる株」だけを探さない
もう一歩踏み込むと、
逆側も見えてきます。
ミスドに行列ができるとき、
近隣の別のスイーツ店はどうなるのか。
「もちもち系」が流行るとき、
スーパーの冷凍スイーツ売場は弱くならないか。
投資というと、
“上がるもの探し”
だと思われがちです。
でも実際は、
「影響を受ける側」を見る視点も大切。
資金が流れる方向を見る。
それも、立派な投資脳です。
人は「手に入らないもの」に熱狂する
そして最後に、
一番遠い連想。
「予約できない」という体験は、
何を生むのか。
欲しいのに、手に入らない。
この感情は、
FOMO(Fear Of Missing Out)と呼ばれます。
“乗り遅れる恐怖”です。
任天堂が供給を絞る。
NIKEが限定スニーカーを出す。
Apple発売日に行列ができる。
構造は、全部同じ。
希少性を設計できる企業は強い。
そして、
その熱狂は数字になって現れる。
投資家は、
商品そのものだけではなく、
「感情の設計」を見ています。
それでも、私がS&P500を持ち続ける理由
ただ、正直に言います。
この連想ゲームは、かなり楽しい。
思考力も鍛えられる。
でも、
個別株を一つひとつ追い続けるのは難しい。
手間もかかる。
外れることもある。
だから私は、
最終的にS&P500を持ち続けています。
なぜなら、
連想の先にある優良企業の多くは、
結局S&P500の中に入っているからです。
素材。物流。広告。テクノロジー。
派手ではないけれど、
世界を支えている企業たち。
その成長の果実を、
まとめて受け取れる仕組み。
それがインデックス投資です。
私は、
「連想ゲームで見る目を鍛える」
そして、
「資産はS&P500に乗せる」
この二つを分けて考えています。
矛盾ではなく、
役割分担です。
投資脳は、日常の中で鍛えられる
投資脳は、
チャートだけでは鍛えられません。
子どもの一言。
スーパーの棚。
行列の長さ。
友人の「これ流行ってる」。
SNSの違和感。
そういう日常の中に、
市場の声は隠れています。
投資家は、
数字を見る前に、
“人の動き”を見ている。
投資脳シリーズ、
反応が良ければ続けていきたいと思っています。
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