Claude入門7|「プロンプトちゃんと書かなきゃ」で、手が止まっていませんか
3行だけ打って頼んでみたら、今回は何も聞かれませんでした。
前回は一言で頼んで、あとからClaudeに質問されています。同じフォルダを使って、伝え方だけを変えてみた結果でした。
先に書いておくと、伝えることは3つしかありません。しかもその3つは、埋まらないところを空けたままで送って大丈夫でした。
1.前回は、あとから質問されました
前回打ったのは、この一言だけでした。
このフォルダを整理して整理そのものはこれで通りましたが、終わったあとにClaudeのほうから質問が返ってきています。同じ記事の下書きが2つあるけれど、どれが没案なのかは中身を見ていないので分からないという内容でした。
私が「この2つが没案です」と答えると、没案用のフォルダを作ってそこに移してくれました。
あれは失敗ではありません。分からないことを分からないと言って聞いてきただけで、勝手に消してもいませんでした。
ただ、そのぶんやりとりが1往復増えています。先に言っておけば聞かれずに済んだはずなので、今回はそこを試しました。
2.伝えるのは、3つだけです
公式には、良いCoworkの頼み方は3つのことをすると書かれています。
何を作ってほしいか(成果物) … 表なのか文章なのか、どのくらいの量なのか
どこにあるものを使うか(入力) … どのフォルダの、いつからいつまでのものか
こちらしか知らない事情や、仕上げ方の希望(ニュアンス) … 誰が読むのか、何のために見るのか、どう見せてほしいのか
3つめには、Coworkが推測できない事情や、こちらが希望する仕上げ方などが入ります。相手が知りようのないことは、こちらから言うしかないという話でした。
まず覚えるのはこれで十分で、うまい言い回しも専門用語も要りません。
このうち3つめは、いちばん飛ばされやすいところだと思います。作ってほしいものさえ伝えれば足りている気がするので、つい抜けてしまいます。ただ今回いちばん効いたのが、この3つめでした。
3.3行だけ打ちました
実際に打ったのは、これです。
このフォルダの中の原稿を確認して、記事の一覧表を1枚作ってください。
ファイル名と、タイトルと、書きかけか完成かが分かる形にしてください。
私が続きを書く順番を決めるために見ます。1行目が「どこにあるものを使うか」と「何を作ってほしいか」で、2行目がその表に何が載っていてほしいかです。そして3行目が、3つめの事情にあたります。
きれいな文章にはしていなくて、思っていることを3行に分けて並べただけです。
質問は、一度も返ってきませんでした。
そのまま作って、フォルダの中に表として保存してくれています。原稿は全部で17本あって、そのうち完成しているものが8本ありました。あとは構成案だけで本文をまだ書いていないものが3本と、書き上げたけれど順番の都合で寝かせているものが1本。没にしたものが2本という分け方になっていました。
前回は聞かれて、今回は聞かれていません。違ったのは伝え方だけでした。
4.頼んでいないことまで、してくれました
ここが今回いちばん驚いたところです。
表に色がついていました。
完成しているものは緑で、構成案だけのものは黄色。寝かせているものはオレンジで、没にしたものはグレーになっています。ひと目でどれがどれか分かるようになっていました。
色をつけてほしいとは、ひとことも言っていません。
そのうえでClaudeからも、これなら並び替えて順番を決める作業がしやすいと言われました。
3行目に書いた「私が続きを書く順番を決めるために見ます」を読んでいたのだと思います。順番を決めるために見るのなら、状態がひと目で分かったほうがいい。そこまで進んでくれたことになります。
⭐こちらの事情まで伝えておくと、その用事に合う形まで考えてくれることがあります。
「表を作って」とだけ頼んでいたらどうなったかは、試していないので分かりません。ただ今回は、色を自分でつけ直す手間がありませんでした。
5.3つとも埋まらなくて大丈夫です
3つと書きましたが、全部を埋めてから送る必要はありません。
公式には、3つの欄を埋める練習が用意されています。そこでは分からないところを空けたままにしてよく、たいてい向こうから尋ねてくると案内されていました。
ただし、普段の依頼でも足りないことを必ず聞いてくれる、という意味ではありません。 そこは分けて考えておいたほうが安全だと思います。
前回の私は、3つめにあたる事情をほとんど伝えずに送っていました。その結果としてClaudeには判断できないことが残り、あとから質問されています。今回はそこまで先に書いて送ったところ、質問は一度もありませんでした。
公式には、こうも書かれています。
Claude は取り組む前に質問します
そしてその質問は邪魔になる摩擦ではない、と続きます。聞かれるのは失敗の合図ではなく、始まっている合図のほうでした。
なので「これで完璧に伝わるだろうか」と考え続けて、送れなくなる必要はありません。分かるところまで書いて、まず送ってみることはできます。
3つとも浮かばないときもあると思います。そういうときは、やりたいことだけ書いて送ってしまってかまいません。 私がいちばん最初にCoworkへ打ったのも一言だけでした。
⭐うまく書けないから送れない、という時間がいちばん長くなります。 そこを飛ばすために、この記事を書いています。
6.途中で言い直せます
もうひとつ、知っておくと気が楽になることがあります。
始まったあとでも、方向を変えられます。
最後まで待ってからやり直す必要はありません。違うと思った時点で言えば、そこから続けてくれます。
直したいときに、最初から頼み直すのはもったいないです。それまでの会話は残っているので、ちょっとした直しなら変えたいところだけ伝えて続けられます。
大きく方向を変えたいときは、新しい前提も一緒に伝えたほうが早いです。
前回も整理が終わったあとに没案の話をして、そのまま続けてもらっています。作り直してはいません。
7.最後は、自分の目で見ます
最後にひとつだけ、面倒でもやったほうがいいことがあります。
出てきたものを、そのまま信じないことです。公式も同僚の仕事を見るのと同じように確認してくださいと書いていて、見るところは3つありました。
頼んだ目的に合っているか
数字や事実が正しいか
出どころの分からないものが混ざっていないか
今回の表も、私は開いて中身を確かめています。17本という数も、完成が8本という内訳も、自分が知っているとおりでした。
ここが合っていないまま次に進むと、あとで戻る手間のほうが大きくなります。
8.次は、何を頼めばいいかの話です
頼み方が分かっても、頼むことが浮かばないと動けません。
次回は「何を任せると楽になるのか」を書きます。向いている仕事と、そうでない仕事があります。
ここまでの回は、ひとつにまとめてあります。
最後に、ひとつ聞かせてください。
AIに頼みたいのに、まだ頼めていないことはありますか。
よければコメント欄で教えてください。
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