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Claude入門8|AIに何を頼めばいいか、思いつかない人へ

これまでAIに任せてきたことを、全部並べてみます。

先に書いておくと、すごいことはひとつもありませんでした。



1.頼み方が分かっても、頼むことが浮かびません

前回は、伝えることは3つだけという話を書きました。

  • 何を作ってほしいか

  • どこにあるものを使うか

  • こちらしか知らない事情

ただ、この3つを埋める前にもうひとつ要るものがあります。そもそも何を頼むかです。

ここで手が止まる人は多いと思いますし、私も最初のころは何を頼めばいいのか思いつきませんでした。

調べても出てくるのは、たいてい誰かの使い方です。読むと感心はするのですが、自分の毎日にはうまく当てはまりません。


2.これまで、AIに任せてきたこと

盛らずに、実際に頼んだものだけを並べます。

  • ダウンロードのフォルダに、画像を保存してもらう

  • 動画を作る作業の一部を任せる

  • 自分の使い方に合わせて、設定を整えてもらう

  • フォルダを整理してもらう(入門6)

  • 書きかけの原稿を、一覧表にしてもらう(入門7)

  • その週の献立から、買い物リストを作ってもらう

どれも、人に見せるようなものではありません。

すごい使い方を探していたころの私がこの並びを見たら、たぶんがっかりすると思います。それでも実際に毎日が軽くなったのは、こちらのほうでした。探していたころには、ひとつも見つけられなかったものばかりです。

ひとつ補足すると、いちばん下の買い物リストだけはClaudeではなくChatGPTに頼んでいます。道具はひとつに絞らなくて大丈夫です。 できるほうに頼めばそれで済みますし、どちらが優れているかを決める必要もありませんでした。


3.並べてみたら、2つに寄っていました

公式には、Coworkが対応する仕事の多くは3つのパターンに当てはまると書かれています。

  1. 手順がいくつもある仕事(集めて、比べて、まとめる、を一度に頼める)

  2. パソコンの中にある実際のファイルを扱う仕事(文書や表やPDF)

  3. いくつかのアプリにまたがる仕事(メールやカレンダーなど)

さっき並べたものを、この3つに当てはめてみました。

フォルダの整理も、画像の保存も、2つめでした。 どちらもパソコンの中にあるファイルを動かしてもらっただけです。原稿の一覧表は、確認して分類して表にするところまで一度に頼んだので1つめにもあたります。

つまり私が頼んできたのは、1と2だけでした。

3つめは、機能としては用意されていますが、私はまだ試していません。 メールやカレンダーにつなぐところまで行っていないので、ここについては書けないままです。次の回で、そこをやってみます。

ただ、この偏りは悪いことではないと思っています。1と2だけで、毎日の面倒はけっこう減りました。


4.逆に、頼まなかったこと

考えたいことや、相談したいことは持っていっていません。

入門5で、チャットとの違いをこう書きました。チャットは一緒に考える場所で、Coworkは任せる場所です。何をしてほしいかがある程度決まってからのほうが、私は任せやすいと感じています。

私の分け方はこうなりました。決まっていることは預けて、決まっていないことは自分で考えるか、チャットのほうで話す。

「何を作るか」がまだ決まっていないのに「作って」と頼むと、返ってきたものを見てから考えることになります。それなら先に考えたほうが早いです。


5.探し方は、ひとつだけです

「面倒だな」と思った瞬間を、そのままメモしてください。

上手な使い方は、探しても見つかりません。自分の面倒は、自分にしか分からないからです。人のを見ても、自分の毎日にある面倒とは違います。

自分の面倒に気づくための、分かりやすい目印を3つ挙げておきます。

  • 同じ操作を、3回以上くり返している

  • あとでやろうと思って、溜めている

  • 始めるのに、気合が要る

これは、私が自分の面倒を見つけるために使っている目印です。公式に書かれている基準ではありません。

私の場合、散らかったフォルダは3つめでした。開くたびに「いつか片付けよう」と思って、そのまま閉じていました。書きかけの原稿が溜まっていたのは2つめです。どれが完成でどれが没なのか、自分でも分からなくなっていました。

どれかに当てはまったら、それが頼むことになります。

そしてそのメモは、前回の3行の1行目にそのまま使えます。 何を作ってほしいかは、面倒の裏返しだからというだけの話でした。


6.すごいことをさせようとすると、止まります

私がいちばん遠回りしたのは、ここでした。AIに何ができるのかを先に調べていた時期があって、できることさえ知れば頼めるようになると思っていたんです。

でも実際は逆でした。できることをいくら知っても、自分が何を面倒がっているかに気づいていなければ頼めません。

順番はこうでした。面倒だと思う。それを言葉にする。頼んでみる。AIにできることは、そのあとから分かってきます。

しかも、先に調べていたころに見つけた使い方はほとんど使っていません。自分の生活に、その面倒がなかったからでした。便利そうに見えても、自分がやっていない作業なら任せようがありません。

何ができるかを知るより、何が面倒かに気づくほうが先でした。


7.Coworkについては、ここまでです

Claudeを知るところから始めて、Coworkを使えるようにして、実際にひとつ任せてみて、頼み方まで来ました。Coworkの入り口としては、ここまでで一通りです。

次からは実践編に入ります。自分の面倒を、ひとつずつ実際に減らしていく話です。

最初に書くのは、さっきの一覧のいちばん下にあった買い物リストです。あれは今のところChatGPTに頼んでいますが、同じことをClaudeでもやってみます。

ひとつ先に言っておくと、あの買い物リストは最初からうまくいったわけではありませんでした。別のやり方で自動化しようとして、途中まで作って、結局それを捨てています。そのあたりも含めて書きます。

なお、入門3で出てきたClaude Codeについては、まだほとんど触れていません。そちらも、いずれ書きます。

ここまでの回は、ひとつにまとめてあります。



最後に、ひとつ聞かせてください。

いま、いちばん面倒だと思っている作業はなんですか。 よければコメント欄で教えてください。

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