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反応力は成長力|「なんだか面白くない」を抜け出す一番シンプルな習慣|琉球菓子処琉宮

仕事をしていて、「なかなか成長できない」「人間関係がなんとなくうまくいかない」「毎日同じことの繰り返しで、仕事が面白くない」と感じることがありませんか?

そんなとき、もっと知識を身につけなければいけない、
もっと能力を高めなければいけないと考える人は多いと思います。
もちろん、それも大切です。
しかし、その前に見直してみてほしいことがあります。

それが、自分は周りからの働きかけに、適切に反応しているかということです。私は、反応力は成長力だと思っています。
なぜなら、人は何かの働きかけを受けることで考えるきっかけを得て、考えたことが行動につながり、その行動から何らかの結果や答えを得るからです。

働きかけがあっても何も考えず、何も行動しなければ、何も起こりません。そして、いくら頭の中で考えていても、行動を起こさなければ、やはり現実はほとんど変わりません。

成長とは、この当たり前の繰り返しの中で起きているのだと思います。


「無反応」が招く、見えない損

例えば、仕事で自分が知らないことや、まだできていないことについて、誰かが気づき声をかけてくれたとします。

「こうした方がうまくいくよ」「ここが少し違っているよ」「こんなやり方もあるよ」と言われて、「なるほど」と思ったとします。
あるいは、そう思わなかったとします。
しかし、どちらにしても、そこで終わってしまえば何も変わりません。

その働きかけを自分なりに考え、実際にやってみて、結果を確かめる。
そこで初めて、他人からもらった言葉が自分の経験に変わります。

さらに大切なのは、自分の中では反応しているつもりでも、それを外に出さなければ相手には分からないということです。

「ありがとうございます。やってみます」「参考になりました」「教えてもらった方法でやってみたら、こうなりました」など、
そんな一言があるだけで、相手には自分がどう受け取ったのかが伝わります。

何の反応もなければ、理解したのか、納得していないのか、興味がないのかさえ相手には分かりません。
人は相手の頭の中を見ることができません。

ですので、無反応が続くほど「何を考えているのか分からない」という状態になり、それが人間関係の中で思っている以上の損失につながっていきます。

反応がある人には、次の働きかけが生まれる

反応がある人と接していると、人は自然とまた関わりたくなります。
これは、単に愛想がいい人が好かれるという話ではありません。

例えば、仕事を教えた相手から後日、
「この前教えてもらったことをやってみたら、うまくいきました」
と返ってきたら、教えた側も嬉しいものです。
もし、「ここまではできたのですが、ここがまだ分かりません」
と返ってくれば、さらに具体的なアドバイスもできます。
反応があるから、次の働きかけが生まれるのです。

反対に、何を伝えても何の反応も返ってこなければ、伝えた側も「届いているのかな」「関心がないんだな」と思うようになります。
それが続けば、だんだん声をかける回数も減っていくでしょう。

ここには、大きな違いがあります。

一方には、次々と情報やアドバイスが入ってくる。
もう一方には、それらが少しずつ入ってこなくなる。
本人の能力とは別のところで、この差は広がっていきます。

仕事ができるようになる人や成長の早い人を見てきて、
こうした小さな反応の積み重ねが非常に多いのがわかります。

教えてもらったら反応する。分からなければ聞く。やってみたら結果を返す。そこからまた新しいことを教えてもらう。
この循環が回る人は、周囲との関係を使いながら、自分一人では得られなかった経験まで吸収していきます。

反応力があると、人間関係もラクになる

反応することは、相手のためだけではありません。
実は、自分自身をラクにすることにもつながります。

職場でも人間関係でも、意外に大きなストレスになるのが
「相手がどう考えているのか分からない」という状態です。
何かを頼んだのに返事がない。メッセージを送ったのに反応がない。意見を聞いても何も返ってこない。

こうなると相手は、「伝わっているのかな」「嫌なのかな」「やるつもりがないのかな」と、よくない決めつけをしがちにます。
本当はそんなつもりではなかったとしても、反応がなければ、相手は想像するしかありません。そして、その想像から誤解が生まれます。

反応するということは、この余計な「分からない」を減らすことでもあります。

「分かりました」「ここまで進んでいます」「私はこう考えています」
「そこはまだ分かっていません」など、
自分の状態を相手に返すだけでも、相手は自分を理解しやすくなります。

人間関係を良くするために、特別に話が上手である必要はありません。

相手から来たものを、きちんと受け取り、きちんと返す。
それだけでも、無駄なすれ違いやストレスはかなり減らせると思います。

強いチームには「反応」がある

これは個人だけではなく、会社やチームにも同じことが言えます。

例えば会社で、新しい目標や施策が共有されたとします。
それに対して誰も何も言わず、質問も出ない。
意見もなく、やってみたという報告もない。
これでは、発信した側も、それが伝わったのかさえ分かりません。
そして何より、チームの中に次の動きが生まれません。

一方で、「それなら、こういう方法もいいかもしれませんね」
「試してみたら、お客様からこんな反応がありました」
「それは自分の部署でも使えそうです」
といった反応が返ってくるチームでは、一つの働きかけが次の働きかけを生みます。

誰かの反応が、別の人の考えるきっかけになり、その人がまた行動する。
私は、こうしたものが職場の活気やエネルギー、良い意味での「ノリ」を作っているのだと思います。

チームの雰囲気というのは、誰か一人が作るものではありません。
一人ひとりが周囲の働きかけにどう反応するか。
その小さな積み重ねが、結果として職場全体の空気になります。

ですので、反応の薄いチームと反応が飛び交うチームでは、同じ目標を掲げ、同じ情報を共有していても、結果に違いが出るのは当然だと思います。

「何をしても面白くない」と反応力は関係している

今は、SNSでも以前ほど気軽にコメントをしなくなったように感じます。
余計なことを言って批判されたくない。誤解されたくない。人との距離を詰めすぎたくない。そう考えること自体は理解できますし、不用意な発言を控えることが必要な場面もあります。

しかし、SNSでリスクを避けることと、仕事で何事にも反応しなくなることは別です。

仕事でも人付き合いでも、何かを見ても、聞いても、教えてもらっても、自分の中だけで終わらせる。自分からも働きかけず、相手からの働きかけにもほとんど反応しない。

それを続けていると、自分と外の世界との接点は少しずつ減っていきます。
すると、新しい情報が入ってこない。人との会話も広がらない。
新しいことを試す機会も減る。当然、新しい結果も生まれにくくなります。

その状態で毎日を過ごしていれば、「仕事が面白くない」「毎日同じことの繰り返しだ」と感じるようになるのも、不思議ではありません。

私は、ここには一つ逆の見方があると思っています。

面白いことが起きないから反応しないのではなく、反応しないから面白いことが起きにくくなる。

人生が面白そうに見える人に、特別な出来事ばかりが起きているわけではありません。
誰かの話に興味を持つ。教えてもらったことを試してみる。誘われたら行ってみる。自分の考えを伝えてみる。そして、そこから返ってきたものにまた反応する。
そうやって自分と外の世界との間にやり取りが生まれるからこそ、その先に新しい出来事が生まれていくのだと思います。

反応力は、今日から変えられる

反応力を高めるために、特別な勉強は必要ありません。
まずは、自分に向けられた働きかけを、そのまま流さないことです。

人から何かを伝えてもらったら、きちんと返す。そしてその上で一度やってみる。やってみたら、その結果をまた返してみる。

仕事で何かが共有されたら、「見ました」で終わらず、自分には何ができるのかを一度考えてみる。
誰かの話を聞いて何かを感じたなら、それを言葉にしてみる。

その小さな反応が、次の働きかけを生みます。

働きかけを受ける→反応する→考える→行動する→結果が出る→その結果にまた誰かが反応する。

仕事も人間関係も、結局はこの繰り返しの中で動いています。
何も反応しなければ何も始まりませんし、考えているだけでも現実は変わりません。
自分から何かを返した瞬間に、初めて次の動きが生まれます。

仕事が面白くない。人間関係がうまくいかない。なかなか成長している実感がない。そんなときほど、自分は周りからの働きかけに、どう反応しているだろうかと一度振り返ってみる。
すると、相手の反応が変わり、入ってくる情報が変わり、自分の行動も変わっていきます。

大きなことをする必要はありません。
目の前の人から投げられた一つのボールを、まずきちんと返してみることです。

反応力は成長力です。

その小さな反応が、自分と周りとの関係を動かし、仕事や人生を今より少し面白く豊かにしていくのだと思います。


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