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寓界星|物語の根が揺らぐ瞬間を、静かに綴る“異聞と批評”の母胎

語られなかった声が、物語の外側で眠っている。

美しい大義名分の裏に潜む、冷徹なエゴ。
綺麗事の仮面を被った人間が、無意識にのぞかせる矛盾。

語り尽くされた民話の影、歴史の隙間、そして誰も知らない外伝には、まだ血の通ったドロドロとした本音が残っている。

『寓界星(ぐうかいせい)』は、あなたが信じていた世界が“冷徹な事実として解体される瞬間”を記録し、その設計図をすべて解放する母胎です。


INDEX

【異聞シリーズ】大義の裏、仮面が剥がれる瞬間
※どこから読んでも、一話完結で楽しめます。
※冷徹なシリアス、まさかの逆転ギャグ、現代の歪んだ日常まで、読後感の保証はいたしません。直感で気になったタイトルへお進みください。
(五十音順)

■ 日本昔話・伝承

安珍と清姫――◆修行中の身ゆえに――断れなかった約束
悪意はなかった。誠実だった。ただ、向き合う勇気だけが足りなかった。

一寸法師――◆さあ、どうする一寸法師。
あなたを英雄にしたのは誰? あなたを檻に入れたのも、同じ人間よ。

浦島太郎――◆乙姫が、浦島太郎に玉手箱を渡した本当の“ワケ”
なぜ乙姫は「開けてはならない箱」を渡したのか:浦島太郎・完全解明

打ち出の小づち――◆“少しの間”貸した小槌が、千年返ってこない話
めでたし、めでたし——その後、誰も俺のことを気にしなくなった。

鬼が島――◆誰が鬼ヶ島を焼き払ったのか
英雄か、略奪者か。桃太郎が隠した「鬼ヶ島」のリアル。

かぐや姫――◆なぜにかぐやは月を追われた
姫が遺した最後の一言が、物語のすべてを塗り替える。もう一つの竹取物語

カチカチ山――◆泥と白粉(おしろい)の円舞曲
救いなき虐殺の記録 ―ウサギの正義と生存の本能―

酒呑童子――◆英雄という名の生きた晒し首
「鬼にすればいい」——その言葉を聞いた瞬間、娘は本物の鬼になることを選んだ。

番町皿屋敷――◆十枚目の夜
「持って帰ってよ!」と叫び続けた男が、最後に皿を愛おしそうに撫でていた。

桃太郎――◆鬼ヶ島、血の夜明け 
「3匹」では終わらない。封印されたもう一つの鬼退治の記録。

雪女――◆この子が、私の命綱
「この子が、私の命綱」——慈愛に満ちたその言葉の裏で、何かが静かに狂い始めていた。

夕鶴――◆つるの怨返し
つるの憎しみは勘違いだった。喜平の罪悪感は的外れだった。

■ 世界の童話・寓話

赤ずきん――◆作者たちへの処刑宣告
狼より恐ろしいのは人間の物語欲。真実が語り始める瞬間。

ウサギとカメ――◆脳内で全員殺しながら、完走する
ウサギとカメは、別の世界で同じ道を走っていた。

白雪姫――◆王子様キスをするのは今じゃない
森を抜けても逃れられない声。鏡が映した“もう一人の白雪姫”

シンデレラ――◆壊れなかったガラスの靴
舞踏会の夜、少女は微笑む――王子を試すのは彼女の方だった。

人魚姫――◆私の幸せを返して
これは、美しき悲劇の裏側に隠された、人魚姫の「呪い」の物語

裸の王様――◆救われない最高の嘘
誰もが嘘をついた。三人だけが、本当のことをした。

ヘンゼルとグレーテル――◆鋼の作り笑い
七歳の少女が生き残るために必要だったのは、——鋼(はがね)の作り笑いだった。

ブレーメンの音楽隊――◆断罪の鐘と自由への蹄
「知らねえよ。でも、あの村よりはマシだろ」——それが、自由への第一歩だった。

■ 神話・創作異聞

風神・雷神――◆これぞ、阿吽の呼吸。
すべては、水神の「男らしい人が好き」という一言から始まった。

ロミオとジュリエット――◆『ロミオ、貴方はなぜ……』
「永遠の愛の悲劇」 だが、冷たい墓所で目覚めた16歳の少女が目にしたのは、……。

(ほか、語られなかった物語を順次公開)

【短編・ショート外伝】




※ アイキャッチ画像: 月岡芳年『月百姿 嫦娥奔月』(1885年)。不老不死の霊薬を盗み、月へと逃げ去る嫦娥を描いた晩年の傑作。 出典:Wikimedia Commons(パブリックドメイン) ---


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