第2期・新連載|第10話|10話書いて、最初に見えてきたこと
こんにちは。
Kana Sakuraです✨
前回の記事↓
第2期・新連載。
今回で、第10話になりました。
まだ10話。
100話を書く予定なので、ようやく10分の1です。
……と考えると、
まだ90話あります。
ちょっと考えないことにします。
今日は、ここまでの10話を一度振り返ってみようと思います。
ただ、
「10話書いたので、分かったことをまとめます。」
という話ではありません。
むしろ今のところ、
分かったことより、
分からなくなったことの方が増えています。
第1話では、
なぜ私は、また100話を書こうと思ったのか。
そこから始まりました。
前回の、
100話を書き終えて、
もう一度、
何も分からないところから書いてみようと思った。
第2話では、
何を書けばいいか分からない日から始めました。
第3話では、
自分が書きたいことと、
読まれることは同じなのだろうか。
第4話では、
たくさんの人ではなく、
一人に向けて書いたら文章はどう変わるのだろう。
第5話では、
記事は毎回、
誰かの役に立たなければいけないのだろうか。
第6話では、
自分では普通だと思っている話が、
誰かには面白いこともあるのではないか。
第7話では、
書く前に答えを決める必要はあるのだろうか。
第8話では、
うまく書こうとすると、
何かが消えてしまうことがあるのではないか。
第9話では、
何もないように見える日常の、
どこから文章は生まれるのだろう。
こうして並べてみると、
一つ気づくことがあります。
疑問ばかりです。
第2期を始めるとき、
こんな予定だったでしょうか。
もう少し、
「10話書いたら、こんなことが分かりました。」
となる気がしていました。
ところが実際には、
一つ書くと、
そこから次の疑問が出てくる。
その疑問について書いてみると、
また別のことが気になってくる。
答えを一つ見つけて、
次へ進んでいる感じではありません。
むしろ、
小さな「あれ?」を拾いながら、
横道に入り続けている感じです。
でも、
不思議と迷子になっている感じもしません。
第5話を書いていたとき、
こんなことを書きました。
内容は忘れたのに、
そのときの空気だけ残っていることがある。
書いた瞬間、
自分でも、
「あれ。」
と思いました。
何かありそう。
でも、
まだ分からない。
だから、その場では答えにしませんでした。
第6話では、
自分では普通の話が、
誰かには面白いことがある。
第7話では、
答えがないから書けないのではなく、
答えがないから書いてみる。
第8話では、
文章をきれいに整えていく途中で、
最初にあった何かまで消えてしまうことがある。
第9話では、
日常の中で自分が反応した、
ほんの小さなものを拾ってみる。
こうして見てみると、
それぞれ別の話を書いているようで、
どこかでつながっている気もします。
ただ、
今ここで、
「つまり、この10話で分かったことはこれです。」
とまとめるのは、
少し違う気がします。
(第7話で)
書く前に答えを決めなくてもいい。
と書いたばかりです。
第10話で、
「答えが出ました。」
と言ったら、ちょっと早い。
まだ10話です。
残り90話が、
こちらを見ています。
なので今日は、
答えではなく、
最初の10話で何が見え始めたのか。
3つの、気になった点。
そこだけを考えてみます。
(一つ目)
文章の材料は、
思っていたより近くにあるのかもしれないということ。
特別な経験だけではなく、
失敗したこと。
笑ったこと。
誰かとの会話。
ちょっとした違和感。
自分では普通だと思っていること。
一瞬だけ、
「あれ?」
と思ったこと。
そういう小さなものから、
文章が始まることがあります。
(二つ目)
文章を書く前に、
全部分かっている必要はないのかもしれないということ。
何を伝えるのか。
どこへ着地するのか。
そこまで決めてから書く文章もあります。
でも、
書きながら考える文章もある。
最初は何となく気になっただけだったものが、
書いているうちに、
少しずつ形になっていく。
(三つ目)
これはまだ、
うまく言葉にできません。
↓
ここまで書いてきて、
私は、
「何を書いたか。」
だけではなく、
その文章を読んでいるときに、
どんな感じがするのか。
そこを何度か気にしています。
一人の隣に座って話すように書く。
役に立たなくても、
一緒に過ごした数分が楽しかったなら、
それもいいのではないか。
うまく整えた文章なのに、
なぜか自分がいなくなったように感じる。
内容とは別のところに、
何かある。
……ような気がする。
まだ、
「これです。」
とは言えません。
だから、
今は名前をつけないでおきます。
名前をつけた瞬間、
それに合わせて、
これからの90話を書いてしまいそうだからです。
せっかく100話あるのなら、
もう少し分からないまま、
歩いてみたい。
そして今回、
10話を書いて一番意外だったのは、
答えが出ないことを、
以前ほど怖いと思わなくなったことです。
最初から結論がなくても、
書き始められる。
書いている途中で、
違う方向へ進んでもいい。
「あれ?」
と思ったら、
一度止まってみる。
分からなかったら、
分からないまま次へ持っていく。
すると、
次の記事で、
前の記事の続きを考えることができる。
これは、
一話で全部終わらせようとしていたときには、
あまりなかった感覚です。
100話あるから、
できることなのかもしれません。
一話ごとに、
完璧な答えを出さなくてもいい。
今日見つけた小さな疑問を、
次へ持っていける。
そう考えると、
この連載そのものが、
長い会話のようにも見えてきます。
第1話で話し始めて、
途中で、
「あ、そういえば。」
と別のことを思い出す。
そこからまた話が広がる。
ときどき前の話へ戻る。
そして、
100話目に、
「あのとき話していたことって、もしかしてこういうことだったのかな。」
と思うのかもしれません。
それとも、
まったく違うところへ着くのかもしれません。
今はまだ、
分かりません。
でも、
第1話を書いたときより、
少しだけ楽しみになっています。
100話の先にある答えより、
途中で何を拾うのかが。
さて。
これで最初の10話が終わりました。
第1話を書いたとき、
私はまだ、
何が見つかるのか知りませんでした。
第10話を書いている今も、
やっぱり知りません。
でも、
最初とは少し違います。
分からないことの中に、
いくつか、
気になるものが見え始めました。
まだ名前のないもの。
まだ説明できないもの。
何度か出てきた、
小さな「あれ?」。
今は、
それを急いで答えにしないで、
もう少し持って歩いてみようと思います。
次は、第11話。
ここからまた、
少し違うところを見てみます。
なぜか、
ずっと覚えている文章があります。
内容を全部覚えているわけではないのに、
何年経っても、
なぜか残っている。
今度は、
そこから考えてみたいと思います。
第10話。
答えは、
まだ見つかっていません。
でも、
探してみたいものは、
少しずつ見えてきました。
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