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〖考察〗りぼんぼん研究室:ワールドレンズ(仮)②編

こんにちは、りぼんぼんでございます🎀

タイトルなのですが、以前世界の情景を表現するのに他国言語でのプロンプトや、ほしい空気感のところだけ他言語にした混成プロンプトを試してみたことがあります。


↓前回の検証記事はこちら↓


きっかけは私がタイ王国赴任時に見た、タイの夕陽を三花精生成時にどうしても表現できなかったことからの考察になります。

※これはプロンプトをほとんど使わない私の空想上に近い検証です。
お遊び程度でご覧くださいませ。

※そして、AIの内部処理を説明するものではなく、生成結果を観察して見えてきた傾向をまとめた考察になります。


そもそもプロンプトがAIに受け渡される時の仕組みもわからないままではアレなので、少しチャットGPTのランに聞いてみたところ、これが要領を得なかったわけです。

何語で入れても一度英語に分解されて受理してるかもしれないし、そもそもどういう仕組みかわからないと。

ちょっと待って、もし英語に分解されて受理されるなら、前回の夕陽の見え方は確率分布的なバラツキの範囲では?
そう不安になったわけです。

それですと多言語を混ぜこぜにする混成プロンプトは不合理の極みでしかないなと。
私の勘違いだったのかと考えました。

ん?待てよ…


…そもそも夕焼けの空気感なんて、バラツキだとかで片付けられる可能性のある題材をチョイスしたからでは?

前回のワールドレンズ(仮)では、同じ意味でも言語が変わることで生成される空気や景色が変化するように見える。
そんな仮説を書きました。

ただ夕焼けや風景という題材は、時間帯や季節、学習データの揺らぎなど、いろいろな要因でも説明できてしまいます。
もちろんそれを否定するつもりはありません。

だから今回は、もう少し分かりやすい題材を探してみました。


そこで選んだのが「お寺」です。
寺という言葉自体は世界中にあります。
意味も大きくは変わりません。

もし単純に翻訳しているだけなら、似たような建物が生成されても不思議ではありません。

そこで同じ条件で言語だけを変えて生成してみました。

日本語

いかにも日本のお寺っぽいですね


英語

アジアチックな神殿が生成


タイ語

私がかつてよく見たタイの寺院っぽいです


アラビア語

こちらは英語版に近いですね


結果は、とても興味深いものでした。
日本語では日本のお寺。
タイ語ではタイの寺院。
英語ではより広い意味での Temple。
アラビア語では、建築は英語版に近い一方で、光や色味に少し違う印象が現れました。

同じ「寺」を表しているにもかかわらず、生成される画像には明確な違いが見えます。

もちろん「AIの内部で何が起きているか」までは分かりませんが、少なくとも今回の結果を見る限りでは、「単純に一度英訳してから処理しているだけ」と考えるには説明しづらい違いが見られました。

AIは文字列だけを見ているというより、その言語圏で積み重ねられてきた景色や文化も一緒に引き出しているような印象を受けました。


前回の検証でのワールドレンズ(仮)はやはり空気感を借りてきたのでしょうか。
少しロマンチックですね🧚

言語を変えることは単語を置き換えることではなく、その土地の空気や光、文化の重心を少し借りることなのかもしれません。

もう少し試してみたいので検証

もちろんまだ仮説です。
これだけで証明できたとは思っていません。

でも前回の夕焼けよりも明らかに
「同じ意味なのに景色が変わる」という現象は、ずっと観察しやすくなった気がしています。

だから、もう少しだけこのレンズを覗きながら世界を観察してみようと思います。

検証方法

今回使用したのは、この一枚の画像です。

ロティの立ち絵
お寺には蓮という短絡な考えで申し訳ないです💦


この画像を参照画像として使用し、新規スレッドを4つ作成しました。

それぞれ、
①日本語
②英語
③タイ語
④アラビア語
だけを使用しています。

プロンプトは、
「ロティが寺に参拝する姿を生成してほしい」
この一文だけ。

ランに
「一言一句できるだけ意味を変えずに翻訳してください」と依頼し、その翻訳文をそのまま画像生成へ使用しました。

つまり、条件として変更したのは言語だけです。


①日本語

まず、日本語。
日本らしい木造寺院。
賽銭箱や鈴緒。
桜の咲く境内。
私たちが「寺」と聞いて思い浮かべる風景に近い印象でした。

英語

英語になると、建築は一気に東南アジアを思わせる寺院へ。
蓮や仏像、水辺のある大きな寺院群。
「Temple」という言葉から連想される、より国際的な仏教寺院のイメージになったようにも見えます。

タイ語

タイ語ではさらに興味深い変化がありました。
建築だけではなく、境内全体の空気までタイの日常にある寺院へ近づいたような印象があります。

英語版よりも「そこに暮らす人の景色」に寄ったようにも感じました。

アラビア語

実は、一番気になっていたのがアラビア語です。
正直言いますと「中東風の建築になるのでは」と予想していました。

しかし結果は違いました。

建築は依然として仏教寺院。
ただ、光の柔らかさや色、温度。
そしてロティの髪型など、建物以外の部分に少し違った印象が現れました。

観察して思ったこと

ここで一つ気付いたことがあります。

私は最初、
「言語を変えると、その国の景色になる」という単純な現象なのかと思っていました。

ですが、今回の結果を見るとそんな単純ではないようです。

変わるもの。
変わらないもの。

その両方がありました。

建築が変わることもあれば、空気感だけが変わることもある。
人物の解釈まで少し変化することもある。

ワールドレンズ(仮)とは結局何なのか

だから私はワールドレンズ(仮)を「国を切り替える機能」とは考えなくなりました。

むしろ、生成される世界全体の重心を少し動かすレンズ。
そんなものなのかもしれません。

もちろんこれはまだまだ仮説です。
AIの内部で何が起きているかは分かりません。
今回も観察できたのはあくまで生成結果だけです。

ですが前回の夕焼けよりも、
「同じ意味なのに、景色の重心が変わる」という現象は、ずっと分かりやすく見えた気がしています。

もしかすると、言語は「翻訳」するためだけのものではなく、その土地で積み重ねられてきた景色や文化の”見え方”まで、一緒に運んできているのかもしれませんね。

異国の空気を実際に知っておられる方は、もしかすると面白い結果になるかもしれません。
よければ是非遊んでみてくださいませ。


ご覧いただきましてありがとうございました✨

またお会いしましょう🎀

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