くじ引き散歩:片倉駅(横浜線)どんな駅にもあの店はある
『成瀬は天下を取りにいく』に感化されてから知らない駅に行くことを毎日続けている。先述の通り、まずは銀座。その次の日は西大井で、昨日は新馬場。そして今日は片倉だ。
どうやって行き先を決めているか。会社帰りは自宅の横浜方面から遠くならない路線をくじ引きサイトで選び、出てきた路線から同じく横浜方面に近づく駅をくじ引きで選んだ。休みの日は横浜駅を起点として「上り」か「下り」を決め、同じように路線を選び、駅を決める。
奇妙なことをしているようだが、20代の頃から長期休みはこの方法で行き先を決めているので、自分の中では違和感はない。もっとも当時はくじ引きサイトのようなものはなかったから、旅行カバンだけ持って東京駅の「みどりの窓口」に並び、前の購入者と同じ行き先の新幹線チケットを買うという荒業をしていた。
というわけで、今回は横浜線で八王子駅の一つ手前の片倉駅がご当選。横浜市民からすると、八王子は「遠い」というイメージがあるのだが、各駅停車でも50分足らずで片倉駅に到着した。
この「くじ引き散歩」を続けていて思うだが、どこの駅前には必ずネパール人がやっていると思しきカレー料理店がある。自分の家の最寄り駅にもある。どこも結構な一等地にあるのが不思議だ。
カレーの匂いに食指が動きつつ、目的は目的のない散歩なので、ウロウロする。常に音楽を聞きながら通勤したり買い物したりしているのだが、この「くじ引き散歩」のときにはマイルールで携帯もイヤホンは使わない。とにかく気になった道をひたすら進んでいく。
車通りの多い道を歩いていく。家系ラーメンの店がある。気になった飲食店がなければ帰りはここによると決めた。交差点を直進するとバス停あった。「片倉城址」とある。ということは城跡があるということか。
バス停から引き返し、城趾がありそうな方面へ向かう。川があったからその向こうに違いない。全国を「くじ引き旅行」しているとこういったことに鼻が効くようになる。しばらく歩いていくとそれっぽい丘が見えてきた。「片倉城跡公園」である。
あくまで城跡ということで一の丸も二の丸も残っていない。なんとなく整備された歩道の脇に石垣はあったが当時のものという感じもしないがなにもない城跡というのもなかなかよい。
丘を登っていくと「まむし注意」と書かれた真新しい看板があって、引き返そうかと思ったが、流石にこの季節なら大丈夫だろうと進んでいく。滑りやすい足元だったがどんどん登っていった。

二の丸があったらしき広場からは畑が広がっていた。一の丸がこのあたりにあったようだ。写真はこの1枚だけである。
しばらく景色を眺めた後、もとの入口に戻っていく。
結構歩いた。途中で見かけたラーメン屋に入り、駅に向かった。
それにしてもあの公園。家族連れに一組も会わなかった。私と同年代か明らかに年上の男性一人の人ばかりで、一人だけ30歳くらいの女性一人。しかも「近所から来ました」という感じがあまりない人たちばかりだった。トートバック持っている自分が一番「近所」感があるくらいだ。何?みんなくじ引きでここに来たの?
「くじ引き散歩」をするたびに不動産屋でその土地の相場を見るのが好きなのだが、残念ながら今回は不動産屋が見当たらなかった。家で確かめてみることにする。
