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投稿を並べるだけでは、本にならなかった|Threadsの80投稿から 30品のKindle本を作った話

Threadsに料理の投稿が80品以上
たまっていました。

写真はある

投稿文もある

材料は揃っている



並べれば一冊の本にできるかな?

最初は、そう思っていました。

でも、実際に作ってみてわかりました。

投稿を集めるだけでは、本にはならない。

必要だったのは
投稿をそのまま並べることではなく、

読者があとから使える形に、編集し直すこと

投稿が「本」になるまでに私が何を考えたのか?

今回は、その過程を振り返ります。


発信は続けてきた。

でも、まだ一つの形にはしていない。

そんな状態で止まっている方には、
自分の投稿を少し思い浮かべながら
読んでもらいたいです。


こんにちは。

お酒に合う一皿を考える人、さゆです🍺

家族には、おかずとして。
私はそれを、好きなお酒と一緒に。

そんなおつまみ30品をまとめた、初めての書籍
『働くママのご褒美家飲み帖』を出版しました。

この記事では、

たまっていた投稿を
どう一冊の形に変えていったのか。

選び方

足した情報

並べ方

読者が使いやすくなるまでに考えたこと

その過程を振り返ります。


1.何かの形に残したいから始まった


SNSで発信を続けていると

これまで作ってきたものを一つの形に残したい

こんなふうに思うことはありませんか?

私も料理の投稿が増えるにつれてそう考えるようになりました。

Threadsでは、投稿がどんどん流れていく。

noteなら、記事として残すことはできます。

実際に私も
これまでにレシピをnoteに書いてきました。

ただ、料理が増えてくると
一つにまとめるほど長くなる。

あとから探すには
少し使いにくそうだと感じました。

PDFという方法も考えました。

保存はしてもらいやすい。

でも、その中から
必要な料理を選んで使うことまで考えると
もう少し探しやすい形にしたい。

では、どうすればいいのか?


そんなことを考えていたとき

「Kindleでペーパーバックを出してみたら?」

と背中を押してくださったのが

Threadsでつながっていた
Kindle作家のまさかりさんでした。

その話は、前回の記事に書きました👇️

実際に出版を進める中で、
まさかりさんのツールも使わせてもらいました。

とても参考になりましたし
テーマや読者像を整理する助けになりました。


ただ、ツールを使う以前に

自分がこれまでどんなふうに発信してきたのか

なぜKindleにしたいのか

どんな本にしたいのか

そこは、自分で整理する必要があります。

私もまず
この3つを考えるところから始めました。


とはいえ…
考えを整理したからといって

出版までの流れを
最初から全部理解していたわけではありません。

私自身、説明書を最初から最後まで読むのが
得意ではありません。

料理も普段は、このくらいかな?と目分量で作ることが多いタイプなんです。笑

だから今回のKindle出版についても
完璧に準備してから始めたわけではありません。

まずやってみる。

分からないことが出てきたら、調べる。

つまずいたら直して、また進む。

今回の出版も、そんな始まり方でした。


2.最初に必要だったのは、文章を書くことではなかった


Threadsで投稿してきた写真

出版前の時点で
その数はすでに80品を超えていました。

多いのか少ないのか
正直よく分からないまま
出版に向けて動き始めました。

最初に必要だったのは
原稿を書くことではありません。

どの料理を本に入れるか決めること

最初は、「反応のよかった投稿を中心に選べばいいのかな?」と考えていました。

でも、その前に決めたことがあります。

誰に、どんなふうに本を使ってほしいのか。


私が思い浮かべたのは

忙しい日でも
家で少し楽しめる一皿を作りたい人。

家族には夕飯のおかずとして出しながら
自分は好きなお酒と楽しみたい人。

疲れている日に、難しく考えずに開ける本
にしたいと思いました。

誰に届けたいか、試行錯誤しながらまとめている画像

30品にしたのにも理由があります。

1か月の間、毎日違う料理を楽しめるくらい

それ以上増やせばページ数も増えます。

選択肢が多ければ多いほど親切とも限りません。


そこで「せっかく80品以上あるのだから、できるだけ載せたい」という考えから離れることにしました。

中には、自分で気に入っている料理もありました。

でも、この一冊には合わないと判断したものは外しました。

好きだから入れることと
必要だから入れることは別なんです。

私の場合は

・誰に使ってほしいのか

・どんな場面で開いてほしいのか

・どのくらいの量なら選びやすいのか

この3つを考えたことで
30品まで絞りやすくなりました。


3.人気投稿を集めても、使いやすい本になるとは限らない


人気があるからといって
そのまま本に必要な料理とは限りません。

一品ずつ見ていくと、どれも入れたくなります。

でも、30品を全部並べてみたときに
気がつきました。

人気だった投稿を集めたって、本にはならない。

この30品が、一冊の中で
バランスが取れたものになっているかどうか…

それを見る必要がありました。

実際に見ていたのは、こんなところです。

・似た味つけに偏っていないか

・同じ食材が続きすぎていないか

・作るのが大変なものばかりではないか

・夕飯のおかずとして使えるか

・家飲みのおつまみにもなるか

・翌日のお弁当に回しやすい料理もあるか

Threadsでは、一投稿ごとに完結します。

でも本では、30品全部を合わせて一冊です。

一品だけ見れば入れたい。

でも、一冊として見ると外した方がいい。

ここで初めて、ただ好きに選ぶだけでは
本としては足りていないんだと気づきました。


4.全部を万能な料理にはしなかった


だからといって

夕飯にもなる。
お酒にも合う。
翌日のお弁当にも使える。

そんな料理だけを選んだわけではありません。


たとえば、水菜と豆腐に梅だれを合わせた一品。

これは正直お弁当には向きません。

でも、翌日に回せないから外そう
とは考えませんでした。


週末だからこそ楽しめる
その晩限りのおつまみも欲しい。

食欲があまりない日の晩ご飯に
使えるものも入れたい。

大事なのは30品すべてに
同じ役割を持たせることではなくて

30品全体でいろいろな日に応えられること。


これは料理以外にも言えることです。

一つの作品にまとめるなら、全部のコンテンツを
同じ役割にする必要はありません。

大切なのは…

作品全体で、必要なものが揃っているかどうか
です。


5.投稿のままでは、本で「使う」ための情報が足りなかった


30品を決めたら

あとはThreadsの投稿を原稿に移せばいい。

そう思っていました。

でも、ここでも違いました。


Threadsの投稿には
その瞬間の背景があります。

今日は疲れた。でもこれなら作れた。

冷蔵庫を見たら、これがあった。

その日の空気感があるから
伝わる投稿もあります。

写真を見て、おいしそう!
これなら作れそう!

と思ってもらえれば
それで十分な投稿もあります。

でも、本を開く人が実際に作るとしたら

・材料
・分量
・作る順番
・火加減
・調理のポイント

まで必要になります。

普段の私は、目分量で料理します。

でもレシピとなると
「適量でどうぞ」とはもちろんできません。笑

今回、本に載せる料理は
分量も手順も改めて確認しました。

AIにレシピそのものを任せたりもしていません。

最後は自分で作って、自分の舌で確かめる。

ここは発信する側として
責任を持ちたかったところです。


今回の本では、さらに

・合うお酒
・お酒を飲まない日の組み合わせ
・翌日のお弁当への活用
・盛り付けのコツ

も加えました。

作りながら一番はっきりしたのは

Threadsでは出会う。Kindleでは使う。

という違いでした。

Threadsと本の違いについて説明している画像

Threadsでは、まずその料理と出会ってもらう。

でもKindleでは

「じゃあ、今日これを作ろう。」
と思ったときに、実際に使ってもらいたい


これは料理の投稿だけに限った話ではありません。

図解でも、ノウハウでも、写真でも

SNSで見てもらうために必要な情報と
あとから実際に使ってもらうために必要な情報は違います。

媒体が変われば、伝え方も変わります。


Threadsの投稿をそのまま使ったというより

Kindleで使うために、必要な情報を足し直した。

という方が近いです。


6.「今夜、何を飲む?」から探せる形にした


料理を選んで、必要な情報を足したら次は順番です。

今回作ったのは
最初から最後まで順番に読む本ではありません。

「今日は何を作ろう」

と思ったときに開いて、料理を探す本です。

だったら大切なのは
読む順番よりも探しやすさ

どうやって分けたら、読者が迷わず選べるか。

食材で分ける?

調理法で分ける?

お酒で分ける?

と、何度も並べ直しました。

それでも

「お酒からアテを考える」
という軸は変えたくありませんでした。

だから今回の本では
お酒のジャンル別で大きく4つに
分けることにしました。

ただ、実際に手に取る人が
いつもお酒を飲むとは限りません。

普段は飲むけれど、今日は休肝日にしたい人。

お酒は飲まなくても
おつまみ系の料理が好きな人。

自分は飲まないけれど
パートナーのために作りたい人。

そんな日や使い方も考えて

ノンアルコールで楽しむ場合の組み合わせ
も加えました。


「お酒に合う一皿」という軸は残しながら

お酒を飲まない日にも使える一冊にしたかった。

30品を一冊にするときに考えたことの一つです。

探し方から構成を決める、を説明している画像

掲載順を決めるときに分かったのは

何をどう並べるかより

読者がどう探すかを先に考えた方がいい
ということ。

探し方が決まると
章の構成も自然と決まってきます。


7.本にすると、写真の見え方まで変わった


Threadsでは、写真は投稿の中心です。

でも、本では
材料から盛り付けまで
全部が同じページに入る必要があります。

特にペーパーバックでは

・見開きの中でレシピを完結させたい

・材料と作り方は離しすぎたくない

・写真も小さくしすぎたくない

このあたりを何度も調整しました。

本にすると、写真の見え方も変わる、の説明をしている画像

写真を少し大きくすると
文章が次のページへ送られる。

すると、その後ろのページにも影響します。

たった一か所直しただけでも
別のページまで変わります。

文章、写真、ページ数は
一冊の中では全部つながっている。

実際に作ってみて、改めて感じたことです。


8.「一冊にする」を分解してみると


ここまで振り返ると
私がやっていたのは投稿のコピペではありませんでした。

選ぶ
外す
足す
並べ直す

一冊にするって投稿を“使える形”に編集し直すことだった。

最初に思っていた
「並べれば本になる」とは、全然違いました。


Threadsの投稿は
その瞬間に見てもらう力があります。

でも、時間がたつと埋もれていくんです。

だから私は
その投稿を一度きりの発信で終わらせず

あとから何度でも使える形に残したかった。

一冊にすることで
その料理は過去の投稿ではなく

もう一度見つけてもらえるものになりました。


投稿は流れていく。

でも、一冊にすれば戻ってこられる。

Kindleにしたかった理由はそこにあります。


9.これから投稿を作品にしたいなら、最初に考えてみてほしいこと


もしも今…

発信してきた素材はある。
でも、どう形にしたらいいのか分からない。

そんな状態で止まっているものがあるなら

全部を並べ始める前に
一度考えてみてほしいことがあります。

誰に使ってほしいですか?

どんな場面で開いてほしいですか?

今の投稿だけで、情報は足りていますか?

どんな順番なら、読者が迷わず探せますか?

ここが見えてくると
何を残すかだけではなく

何を外して、何を足して、どう並べるかも
見えてきます。

投稿が増えれば増えるほど

全部を入れることより

何を入れないかを決める方が難しい。

今回、私はそれを実感しました。

私自身、出版前から
この答えが全部見えていたわけではありません。

一つずつ手を動かして、作って、見直して、また直す。

その中で、あとから見えてきたものばかりです。

最初から全部分かっていなくても大丈夫です。

すでに積み重ねてきたものがあるなら

新しく何かを作り始めなくても
その中に作品の材料はきっとあるはずです。

誰に、どんなふうに使ってほしいのか。

そこから見直すことが
一つの形にする最初の一歩になります。


次回は、出版したその先を振り返ります


ここまでが、投稿を一冊にするまでの話。

でも実際には、本ができてからの方が
「知らなかった」が増えました。

発売前なのに、もう買える。

直したいのに、すぐ触れない。

出版後は、初めて見る数字と向き合う。


私は今回、無料キャンペーンを使っていません。

なぜ使わなかったのか。

そのあと、何が見えてきたのか。

発売後の数字の動きとともに、
次回は、出版してからのリアルを公開します📕


これから一冊目を出してみたい方も

すでに出版した本を
もう一度見直したい方も。

自分ならどうする?

置き換えながら読んでもらえたらうれしいです。


投稿を形にした、その先へ。

次は「どう届けるか」の話です🥂✨

※このKindle出版体験記は、全3話でまとめていきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました、という挨拶の画像。


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