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遠距離介護のリアルと、私自身のこれから—道具に頼る介護、頼れる専門職、そして家族の未来—【note整形版|2023年8月17日】

※この記事は 2023年8月17日に書いた内容の再掲 です。
当時の情報をもとに記述しています。

福岡に住む私の両親は60代前半。
祖父は介護を経ずに80代手前で亡くなり、来月85歳になる祖母は要支援で、多少手がかかることが増えつつもまだまだ元気です。

祖母はサービス付き高齢者住宅で暮らしていますが、母からは
「要介護や認知症になったら出ていけと言われた」
という話を聞き、思わず「どういうこっちゃ」と驚きました。看多機(看護小規模多機能)まで併設されているのに……。

先日、数年ぶりに祖母に会ったとき、部屋は生活感のある雑多な空間で、ああ、自分は祖母に似たのだなと感じたものです。

私が主たる介護者になるのはもう少し先でしょう。しかし、19歳で東京に出た頃と、37歳になった今とでは、家族の状況も社会の仕組みも大きく変わっています。これからどうなるのか、正直まだはっきりとは見えていません。


■東京から岩手へ。10年続く“遠距離介護”の記録

東京在住の作家・工藤広伸さんは、岩手県に住むお母様を10年近く遠距離介護しており、その経験をブログに公開しています。
評判を呼び、内容をまとめた著書も上梓されています。

週刊ダイヤモンドで紹介されていた記事を読み、大変示唆に富んでいたので共有します。

■親の見守り・介護は「道具」に頼れ!介護作家が本当に役立つ商品・サービスを伝授
(ダイヤモンドオンライン・2023/7/31)

https://diamond.jp/articles/-/325179

工藤さんは、認知症の母を支えるために導入してきた 道具・福祉用具の“年表” を作成されています。これが非常にわかりやすい。


■介護に使われた“道具”の具体例

  • 見守りカメラ

  • Wi-Fi敷設 → 専用回線導入

  • エアコン設置、ガスコンロ→安全装置つきへ変更

  • スマートスピーカー

  • スマートリモコン

  • 高齢者向けスマホへの変更

“その時の状態に合わせて、必要なツールを段階的に追加していく”というプロセスは、多くの家族にとって参考になります。

生命保険等ではすでに当たり前に実践されている提案なのかもしれませんが、この事例(こういうものが必要になった)の紹介と、コストの提示があって、例えば3年、5年先をみて東京の施設に入居した場合の比較があったとしたら、その提案をしてくれたケアマネジャーや事業者さんのことを信頼するだろうし、私は、プロのいうとおりにするだろうなと思います。

もちろんそれぞれの疾患や状態、人生感、財産に応じて、介護が必要になったときにどう過ごすのかには、さまざまな選択肢やグラデーションがあるものだと思いますが、工藤さんの母親は10年間以上、独居生活を続けているわけですからね。

極端な話、保険の取り扱いと一緒で押し売りでもなく、とても魅力的でいい話だと感じれば納得して購入・契約するのでしょう。
介護保険も「保険」ですし、掛け捨てです。

またお金を支払ってでもそれができるケアマネジャーがいい、みてほしいと、例えるなら税理士・弁護士等の士業と同じようになればいいのになあとも思います。
ケアプランの有料化はその嚆矢になるのでしょうね。
そりゃ保険会社が参入を狙うわけだなとまとめていて思い至ります。

ケアマネジャーと士業との兼業がふえてきました。ここでいう士業とは、社労士、司法書士等のことです。加えてライフプランナー、フィナンシャルプランナーもったケアマネジャーの需要は今後増えるでしょう。


(参考)
■親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること(翔泳社/工藤広伸/2023/1/20)
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798176666

■ひとりでがんばらない 40歳からの遠距離介護
https://40kaigo.net/


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