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【派生多い】FE令和7年科目A(基本情報技術者試験, 科目A, 午前)

このNoteでは「基本情報技術者試験(FE)」令和7年度科目Aを解説します。

基礎を追い越して、派生, マイナーめが多い印象でした。

公開問題からは「ここまで細かく深く出すからね」ってメッセージを感じます。一方で、過去問演習で正解できるようになっても、そもそもの基礎, 今まで出まくってた問題/知識を蔑ろにする危険性を感じました。

このNoteでは、正解/不正解の解説もですが。「この基礎は大丈夫?」と、基礎の確認を逐次できるよう構成しました。

この問題は「合格できるか」の模擬試験的ではなく、「こういうのまで出るんだな」って”分からせる”役割です。必ず基礎を固めるのを忘れないで下さいね。

少しでも学習のお役に立てたら嬉しいです。

それでは始めましょう!


>全Noteへのリンク(FE節)
※科目Aのテーマ別対策、科目B対策、旧FE午後(セキュリティ)など沢山作りました!

【NOTICE】著作権を侵害には即座に法的措置をしています。人格否定もブロックなどの自衛手段を行います。私は1個人であり、公人ではありません。プライベート時間の全てを費やして作成してきました。ご理解頂ける方のみ、ご活用されると嬉しいです🫠



問01 | AI知識の核は「ニュートラルネットワーク」

正答はエ。

既存のAIモデルに追加学習して流用する旨を探します。

「ファインチューニング」は、学習済みのAIモデルに、目的のタスクのためのデータで追加学習をすること。例えば画像識別のAIモデルが公開されてるので、自分で識別したい画像データ用意して、AIモデルに追加学習させます。AIモデルに少し層を追加することも。

  • ア:「強化学習」は、環境で動作をさせ、結果に報酬を付与することで、良い動作をするよう試行錯誤する手法。ファインチューニングではないです。

  • イ:「事前学習と同じデータ」で違う。「(学習済み)モデルの精度を高める」のも目的ではない。ファインチューニングは、他タスクへ適用させるために事前学習とは違うデータが使われます。

  • ウ:「大量のテキストデータを用いて学習」。ゼロからAIを学習させてると解釈。なおテキストデータなので「自然言語処理」>【Iパス】AI3:AI自然言語処理

  • エ:正しい。「(別データで)追加で学習を行い」「(別の)タスクに適用できるようにする」と解釈できるので。



補強 | LLM ⊃ 生成AI

「大規模言語モデル(LLM)」は、自然言語処理のAIモデルで、膨大なテキストデータで学習し、膨大なパラメータを持っているのが特徴です。

「生成AI」と混同しちゃうのでちょっと補強しますね。

「生成AI」は、テキスト/画像/音楽などを作るAI。生成AIへの指示をLLMが担当してるイメージ。元々は個別のAI(別々のタスク)として開発されましたが、現在は生成AIにLLMが含まれるイメージです(NEC社)。今後も構築されたシステムで、定義が変わるでしょうね。



補強 | 「ニュートラルネットワーク」が第一目標

AIは基礎知識から積み上げて下さい。事例, 学習方法(教師あり, なし, 強化学習), 自然言語処理(チャットボット)やIoT絡みへの応用へと進んでいきます。

>【Iパス】AI❶AIの事例
>【Iパス】AI❷AI特有の技術
>【Iパス】AI❸AI自然言語処理
>【Iパス】AI❹AI/IoTブームの新用語

コアになるのは「ニュートラルネットワーク」の理解。専門用語と役割、AI学習のコツなどを理解するのが第一目標です。>【Iパス】AI❷AI特有の技術




問02 | 浮動小数点はラスボス/捨てよう

正答はイ。

「丸め誤差」は、四捨五入/切捨て/切上げによって生じる誤差。

  • ア:「オーバーフロー」。「扱える最大値を超える」より。逆に「最小値を下回る」場合は「アンダーフロー」と云います。

  • イ:正しい。「丸め誤差」「四捨五入」「切上げ」「切捨て」がキーワード。

  • ウ:「情報落ち」。小さい数が(情報として)無視されてるので。

  • エ:「桁落ち」「有効数字」の桁数が減る旨で判断。



誤差の一覧

コンピュータで生じる誤差をまとめました。よく出るのは最初の4つ。ちょうど4つなので、4択問題と相性良いので。

  • 丸め誤差:コンピュータに記録する桁数が限られるので、四捨五入・切捨て・切上げをして生じる誤差。例えば1/3=0.333…≒0.33)。

  • 情報落ち:大きな値と小さな値を演算する時、小さい数が無視される誤差(1000万 + 0.0001 ≒1000万)。

  • 桁落ち:ほぼ等しい値同士を引き算したとき、上位の桁が打ち消し合って「有効数字の桁数が激減する誤差(1.03 - 1.01 = 0.02:有効数字3桁が1桁に)。

  • 打ち切り誤差:無限に続く計算や近似計算を、途中で止めたので生じる誤差(円周率計算を途中で切る)。

  • オーバーフロー:計算結果がコンピュータで表現できる最大値を超えて、正しい値を記録できない。

  • アンダーフロー:計算結果の絶対値が 0 に近すぎて表現しきれず、強制的に 0として処理される現象。

アンダーフローに疑問持つかもですが、スルーして下さい(-∞じゃないの?みたいな)。気になる方は浮動小数点で0.0が記録できないし、2^(0)が-127乗を指さないって特別ルールまで理解する必要があります。ラスボスを更に本気にさせたぐらい大変です。



浮動小数点

「浮動小数点」形式とは、指数を使った数の表現。

15を以下のように表現します。分かり易いように10進数。

$$
a = f \times r^e\\
15 = 1.5 \times 10^1\\
1.5 = 1.5 \times 10^0\\
0.15 = 1.5 \times 10^{-1}\\
$$

各部分に名前が付いてます。

  • f:仮数

  • e:指数

  • r:基数(10進数なら10)

コンピュータでは2進数で表現しします。なお、基本情報技術者最難関(専門学校1年生前期のラスボス)なので、捨ててOK。
>【FE計算⑳】浮動小数点
>【FE計算㉑】固定小数点

他にも、授業/テキストでは、BCD(二進化十進数)だのパック/アンパック10進数だの出てきますが、まぁ忘れて下さい。正直私も素では覚えてないです。授業や試験前に復習する程度。

もっと大事な用語/計算を得点源にせねばですからね。プログラミングでもイジルことはないです。




問03 | 具体的なデータを書き込む

正答はイ。

「2分探索木」は、左の子の値 ≤ 親の値 ≤ 右の子の値の満たした2分木。>参考Web(wikipedia)

値を入れた図解を作れば良いです。頭で考えても間違えるので。面倒臭がらず描きます(サボって間違える学生が多いです…)。

「左<親<右」か「左>親>右」かを忘れたら2通り書いちゃいましょう。

>【AP計算㉘】2分木




問04 | 図解で用語/構造を理解する

正答はウ。

可用性周りは下図を理解してれば大丈夫。

「MTBF」は、現在は4,000時間。毎年100時間長くなる予定。6年経過後(6年目終了時=7年目開始時)は100×6=600時間改善。4,600時間。

「MTTR」は、現在は1,000時間。毎年100時間短くなる予定。6年後は400時間。

「稼働率」は、4,600/(4,600+400)=4,600/5,000=0.92→92%(ウ)

計算問題は、APでも得点源になります。
>【FE計算⑬】稼働率/MTBF/MTTR
>【FE計算⑭】SLAの計算
>【AP計算⑦】稼働率(MTBF/MTTRの式, 直列/並列公式)
>【AP計算⑧】SLA/可用性(動くべき時間)




問05 | ロー=低い ノー=なし

正答はア。

「ローコード」は、「ロー(low)」が”低い”って意味なので、「あんまりコード書かないんだろうなぁ」とイメージで。

  • ア:正しい。「必要に応じて一部の処理のソースコード」を書く程度なので。

  • イ:「ノーコード」。「コードを記述せず」で判断。「ノー(No)」ですから。

  • ウ:「独自の処理のソースコード」から、一般的な開発かな。「典型的な枠組み」は、開発環境に用意されたモノを使うって意味かなぁ。GUIのボタンや計算ライブラリなど。

  • エ:「RPA」ですね。「自動化ツール」の代表。他に「典型的作業(事務, 入力など)」「ソフトウェアのロボット」がキーワード。Iパスでクッソよく出てます。>【Iパス】RPAの2つのキーワード




問06 | データベース基礎はSELECT文

正答はウ。

「IN」は「次のうちどれかを一致するなら~」ってノリ。よってM002であるS002の1行、M004のS005, S006の2行の合計3行が出てきます。

「IN」「BETWEEN」は覚えてて良いです。「INTERSECT」は一旦忘れて良いかも。APの午後対策ならアリですが。

ア:M002かつM004の行があるわけない。0行。「AND」が「OR」なら正解だったかも。

イ:「INTERSECT」は積集合(データが全く同じなら抽出する)。M002の行と、M004の行が、全く同じになるわけない。0行。「INTERSECT」はFEには難しいので、忘れて良いかと。

ウ:正解。アで言及した通り。M002「OR」M004なので3行でる。

エ:「BETWEEN 値1  AND 値2」は「値1から値2」という意味。500円から1000円の商品を抽出したい時などに使えます。

選択肢ではM002からM004でなので、M002, 003, 004の5行が出力されます。ただし注意点。文字コード(=値)で判定してるので、文字列によっては人間が思ってるような範囲指定にならない場合あり。例えば、S2とS10だと、1文字ずつ文字コードを比較するので、「S、同じだな」「2と1なら1が先だな」と、S10を小さい方と判定されます。S02にしないとですね。私は危なっかしくて、文字で範囲指定や並び替えはしないかな。


SELECT文の条件(WHERE, IN)付きまでは基礎、結合(INTERSECT, UNION, JOIN)は一旦保留して下さい。難しいので。その代わりSELECT以外(UPDATE, INSERT, DELETE, CREATE)の意味も知っておきます。

SQLの基礎
>【FE】SQL(SELECT文はこれだけでOK)
SELECT文以外のSQL
>【FE】SQL(SELECT文以外)
INと似たEXISTSも余裕あれば。
>【DB】SQL文の出力(副問合せ, 相関副問合せ)




問07 | データ通信の「みはじ」

正答はエ。

回線の計算問題は「みはじ」と同じ考えです。>回線問題の「みはじ」

ただし、2点注意。

・データ量・速度の単位はビット絡みに統一
・速度の回線効率の明記あるか確認

私はビットに統一します。×8なので。バイトに統一だと÷8で割り切れない時に面倒なので。>回線問題の「みはじ」


回線利用率(=効率)をa[%]と置いて、式を作ります。

$$
\frac{1 \times 10^9 \times 1.2 \times 8}{40 \times 10^6 \times a} = 5 \times 60 \\
\frac{10^9 \times 9.6}{10^6 \times 40 \times a} = 5 \times 60\\
\frac{10^9 \times 9.6}{10^6 \times 40 \times 5 \times 60} = a\\
10^3 / (12000) = a\\
9600/12000 = a
a = 9600/12000 = 0.8
$$

よって80[%]なので、エ。




問08 | プロトコルのS/sec付はセキュリティ強化版

正答はエ。

HTTPもHTTPSもWebページを閲覧するための通信プロトコル。HTTPは平文通信(暗号化されてない)で昔から使われてて、HTTPSは暗号通信で昨今は必須。

アイウは、昔(HTTP)でも今(HTTPS)でも出来た/出来るよなぁ、と考えて、消去法でエでOK。


ア:「cookie」はHTTP/HTTPS両方で使えます。「cookie」は、webサーバが発行しWebブラウザに保存されるデータ

Webサーバが、「次来たときに見せてね」と発行、私たち(Webブラウザ)は、次回行ったときにCookieを出せば、Cookieに書かれた情報分だけ楽ができます。

例えば、GmailやYoutubeや楽天市場のWebサイトに行っただけで、既にログインされていますよね。以前ログイン成功した時にCookieを発行され、Webブラウザに保存してて再提出したんです。再入館券みたいなもの。
>【SC⑥】Cookie
>【NW㉙】Cookie


イ:ID/PWDを送る機能も、HTTP/HTTPS両方にあります。

Webサービスにログインするのは、昔(HTTP)でも現在(HTTPS)でもやってますもん。>【NW㉚】ベーシック/ダイジェスト認証


ウ:「キャッシュ」は、Webページの内容を一時的に記録する仕組み。昔(HTTP)も今(HTTPS)でも使えます。


エ:「サーバ証明書」は、「SSL/TLSサーバ証明書」とも云われ、セキュリティ仕様「SSL/TLS」を用いています。「HTTPS」はHTTPにSSL/TLSを導入したプロトコルってロジックで覚えると良いでしょう。
>【SC】ルート認証局のNote
>【NW】SSL/TLS



HTTPとHTTPS

「HTTP」は、Webページを閲覧するプロトコル(ポート番号80

「HTTPS」は、HTTPと同じくWebページを閲覧するプロトコル(ポート番号443)。暗号通信やサーバ証明書などセキュリティに強くなったプロトコル

通信プロトコルは、名前, 役割, ポート番号をセットで。
>【Iパス】プロトコル❶:9つの基本プロトコル
>【FE】プロトコル❷:7+3種のプロトコル)



セキュリティ強化版(S+/+S/+sec)

知っているプロトコル名の前後にS、secがついたら「セキュリティ強化版かな?」と考えてOKです。

  • HTTP→HTTPS

  • SMTP→SMTPS

  • FTP→SFTP

  • DNS→DNSsec

  • IP→IPsec

暗号化などのセキュリティ強化をする仕様「SSL/TLS」は頻繁に登場します。>【NW㉘】SSL/TLS

>【Iパス】プロトコル❶:9つの基本プロトコル
>【FE】プロトコル❷:7+3種のプロトコル)




問09 | 危殆化=セキュリティ的に危なくなっちゃった

正答はウ。

「危殆化」とは、セキュリティ的に危なくなる意味。例えば、鍵が漏えいしたら誰でも開けられるから危険。暗号解読手法が解明されたら解読されるから危険、など。

今回は「暗号の」危殆化なのか、個別の「鍵の」危殆化なのか。日本語的に小ウルサイでしたね。。

ウは、ハッシュ値から、ハッシュ値に入力した値を発見(逆算推定)できるようになってます。例えば、パスワードはハッシュ値にして送信されサーバに保管されます。盗聴やサーバ侵入でハッシュ値を入手したら、元のパスワードを逆算推定されちゃいます。危ないですね。

ハッシュ関数が危なくなった=暗号の危殆化、と判断。



アの補足 | 公開鍵へのデジタル証明書

ア:公開鍵は、でそもそも広く公開(配布)して使ってもらう鍵。公開鍵暗号方式にて公開鍵/秘密鍵のペアを使います。「公開鍵のデジタル証明書」は、認証局による「この公開鍵は間違いなく本物ですよ」ってお墨付き。

有効期限が切れたら信用ができなくはなりますが、公開鍵暗号方式自体がダメになったわけではないです。


もし「秘密鍵が漏えい」したら、鍵ペアを使った暗号化通信/証明書などが危殆化はします。でも、暗号アルゴリズム自体が危殆化はしてません。要はパスワードは知れちゃった状態。


「CA」は「認証局」のこと。デジタル証明書を発行する所。

”申請のあった公開鍵”を”認証局の秘密鍵”で署名してデジタル証明書を作ります。受信者は、”送信者の公開鍵”とデジタル証明書を受け取った時、デジタル証明書内の”認証局の公開鍵”でデジタル証明書を検証して、安心して”送信者の公開鍵”を使います(デジタル署名の検証などに)。>ルート認証局(CA)

くっそ難しいので「とりあえず不正解っぽい」って何となく分かればOK。APを経てSCにまで行かないと完全理解はしないですよ。



イの補足 | 秘密鍵の漏えいと対応

イ:「秘密鍵」が漏えいしたので、暗号化データ/通信が復号されちゃう状態に危殆化しました。でも、暗号アルゴリズム自体が解明されたわけじゃないので、危殆化してません。

新しい鍵ペア(秘密鍵/公開鍵)を作って、暗号アルゴリズムを使えばOK。家の鍵がコピーされたようなもんです。



エの補足 | ランサムウェア

エ:「ランサムウェア」は、感染すると「ファイルを勝手に暗号化」して使えなくし、解除するための金銭を「脅迫」するマルウェアです。>【Iパス】マルウェア❷ランサムウェア

複号鍵でファイルの複号ができるから、むしろ被害者にとっては良きこと。攻撃者が公開するわけないから、善意のハッカーがしてくれたのかな。




問10 FW/IDS/IPS/WAF/UTM

正答はア。「基本情報技術者修了試験 令和4年7月問42」とほぼ同じ。>【FE】NW❻セキュリティ機器(WAF)

「WAF(Webファイアウォール)」は、Webサーバ(アプリ)への攻撃を防ぐ機器。通信データの中身を検査します。ただし、HTTPSで暗号化されてると中身を見れないの。復号して平文データを検査する必要あり。
>【FE】NW❻セキュリティ機器
>【FE】NW➐セキュリティ機器
>【NW】セキュリティ機器

  • ア:正しい。「Webサイト」=Webサーバなので。

  • イ:WPA2かな。「AES暗号」を使ってます。最近は「WPA3」も名前だけ登場してる印象。>【NW】無線LANのNote

  • ウ:「SIEM」。「ログを一元的に蓄積, 管理」がキーワード。最新用語。>【SC⑬】SIEM, CASB

  • エ:「UTM」。「ファイアウォール(FW)~など複数のセキュリティ機能を連携させ、統合的」。スペシャルデラックスな機器ってイメージ。



補強 | セキュリティ機器→最新の流行語

セキュリティ機器をまとめます。

  • FW(ファイアウォール):データの送信元・送信先から通過可否の判断をする門番

  • IDS:攻撃を検知したら、通知する

  • IPS:攻撃を検知したら、遮断する

  • WAFWebサーバ(アプリ)への攻撃を防ぐ

上記機器は従来の「境界防御」の実現手段。昨今は「ゼロトラスト」やクラウドセキュリティが流行語で出題されてます。

  • ゼロトラスト:従来の境界防御(FW)ではなく、情報への全アクセスを信頼せずに疑う

  • SIEM各機器のログを収集・分析し管理者に通知

  • CASB:各社員のクラウド利用の可視化

  • EDR:端末を監視し異常や不審な動きがあれば、ネットワーク切断・プロセス終了

  • DLP機密情報を自動的に特定し、送信や出力などを検知しブロック

>【SC】SIEM, CASB




問11 | 一旦、正解だけ覚える

正答はウ。アトリビュート(属性)=項目(DBにて)だけ覚えれば良しとします。他は一旦対策保留。

E-R図:よくデータベース設計で見ますね。実体(E:エンティティ, 四角形)と関係(R:リレーション, 線や矢印線)で表現した図。

よく個数対応の問題が出ます。FE/AP/DBにて。

例えば、発注票と発注明細票は「1対多」。1回の発注で複数の商品を発注できるので。


ア:「インスタンス」は”モノ”ってイメージ。転じてデータベースでは具体的な1行1行の実データ。

エンティティは「こんな項目で表を構成するよ」って定義みたいなもの。

1つのエンティティに多数のデータ(インスタンス)を入れるので、1対多だと判断。

インスタンス化=モノ化(オブジェクト化)は、オブジェクト指向で知ってますね。>【FE/AP】オブジェクト指向のNote


イ:「物的に実現」って、分かりにくいですね。要は、ブツをエンティティとしてモデルにしてるんでしょって旨。

ER図では、発注や納品などの行為/記録、キャンペーンやキット構成などのイベント/構成もエンティティにします。まだエンティティ=データベース表 と思った方が楽。


ウ:「属性(アトリビュート)」って、データベースでいう項目のこと。IDとか氏名とか。


エ:「エンティティ間の関係」=リレーションは、データ(行)同士の個数対応などを表現します。例えば「商品」と「発注」なら1対多(1つの商品は、多くの発注に出現するので)。

「状態遷移」ではないですね。「状態遷移」なら状態遷移図かなぁ。

基本情報技術者試験 平成30年春問04より


今回の問題はマイナーですよ。公開問題に載せたのは「こういうのも出すって言ったから、騙し討ちだって言わないでね!」って布石。頻繁に出すとは思えないです。

アのインスタンス=モノ的な, ウのアトリビュート(属性)は、知ってるとプログラミングで役立ちます。

ER図といえば、個数対応。
>【Iパス】DB❹正規化の演習
>【AP計算⓮】Iパスから同じER図Note
>【DB午前2⓭】ER図の個数対応




問12 | オブジェクト指向の基礎から

正答はエ。「応じた異なる動作」で判断。

「継承(インヘリタンス)」とエ「多相性(ポリモーフィズム)」は必須です。昔から出てます。アウは私は一旦忘れて、また出たら覚えようかな。

  • ア:「委譲(デリゲーション)」は、処理を別のオブジェクトにお願いする仕組み。

  • イ:「継承(インヘリタンス)」:他のクラス(上位クラス)で定義されたデータとメソッドを受け継ぐ。プログラムの流用ができます

  • ウ:「合成(コンポジション)」は、複数のオブジェクトの部分を持ち寄って、新しいオブジェクトを生成する仕組み。

  • エ:「多相性(ポリモーフィズム)」は、同じメッセージでも各オブジェクトによって動作が違う性質。多様性とも云う。

イエは今までも出ている用語。アウはマイナーめ。平成30年秋問49で委譲が問われました。出ても消去法で絞って勘で。


今回登場しなかった用語を補強しますね。

  • オーバーライド:継承で受け継いだ上位クラスのメソッドを再定義する

  • オーバーロード:クラス内に、同じ名前のメソッドを複数定義する(引数を違えて、呼び出されたときの引数でどれを呼ぶか判断される)

>【FE】オブジェクト指向




問13 | アジャイル開発も基礎から

正答はエ(プロダクトオーナ)。

「アジャイル開発」は、顧客からの要望による仕様変更に柔軟に対応できる開発手法です。そこそこ決めて決まったトコ/大事なトコから手早く作る感じ。>【Iパス】アジャイル開発

アジャイルには「素早い」などの意味があります。「ほどほどで良し」のようなイメージですね。最終的にはしっかりしたものを作るは従来開発ともちろん同じ。

「スクラム」は、開発を短期間に区切って(スプリント)、一連の開発工程を繰り返す開発手法。


「プロダクトバックログ」は、開発への要求事項が優先度順で並んだリスト。リストに並んでるのが「プロダクトバックログアイテム(PBI)」。つまり開発で実現すべきこと(機能, 修正など)。

プロダクトバックログの管理は、プロダクトオーナがします。プロダクト(製品)を決定づけますから。

  • ア:開発者:実際に開発を行うメンバ。

  • イ:顧客:開発したシステムの利用者。システムの発注者(システムの運用者)。どっちもかなぁ。

  • ウ:スクラムマスタ:スクラムチームがうまく動けるように場づくりをし、相談役にもなる・

  • エ:プロダクトオーナ:開発への投資対効果を最大化する責任を持つ。


アジャイル開発の分類から必ず覚えて下さい。

エクストリームプログラミング(XP)、リファクタリング、ペアプログラミング、テスト駆動開発、継続的インテグレーション。

その後に、スクラムマスタだの朝会だのを覚えていってください。

>【Iパス】アジャイル開発
>【FE】続・アジャイル開発




問14 | Iパスから解法変わらない

正答はエ。

「アローダイアグラム(PERT図)」の解法は、IパスからAPまで全く変わりません。せいぜい複数回計算させたり方程式を立てて解かせたり程度。中学生レベルですよ。

矢印の左上に数字を書きます。たくさんの作業が合流した時に、分からなくなってしまうので。合流点では、短い日数を×で消して、一番長い日数を残して計算を進めます。

>【Iパス】アローダイアグラムの計算
>【AP㉗】アローダイアグラムPERT図




問15 | 監査の指摘 = 改善すべき点

正答はウ。

「監査人が指摘事項として監査報告書に記載すべき」なので、マズイこと/改善すべきことです。

  • ア:「無人領域~営業時間中でも、警報装置が作動する」。良いですよね。別に有人でも作動しても構わないぐらい。

  • イ:「非常口~など設置」はやるべきですよね。万が一は人命最優先。

  • ウ:「施錠していない」はダメでしょ、しかも「常時」とか問題外。むしろオートロックにしろと。

  • エ:正しい。重要な部屋とは隠して入退室管理を厳重に。でも中のファイルなどは「社外秘」とラベル貼りしますけどね。明記しない/するはちょっと考えちゃいますね。

「情報セキュリティ管理基準(平成28年)」なんてイチイチ知ったこっちゃないですよ(探したけどリンク切れしてるので、令和7年版)。常識と慎重な視点で解きましょう。


関連用語を1つ追加。

「パニックオープン」は、非常時に扉を開錠/開放する機能。
>【SG】令和05年問02のNote
>【SG】平成31年春問13のNote
>【SG】平成29年秋問15のNote



補強 | 監査まとめ

監査人の立場/行動などは一大テーマです。>【Iパス/FE/AP】監査(Iパス後もずっと使える)

  • 監査人は社外の人・別会社に頼む

  • 社外に依頼できない時は社内の人になるが

    • 所属を社長直轄にする

    • 監査結果が、給与などに影響しないことを保証をする

    • 対象部署の人・元所属の人・関係者を避ける

監査は、予備調査本調査・評価及び報告の順で実施されます。なお、報告にて指摘する時は、監査報告書監査証拠も添えます。

調査では、監査対象の資料でも行いますし、関係者に聴取も行えます。

監査後は、改善状況のモニタ(監視)することはありますが、改善の計画や実施は監査人はしません。企業側が行います。

>【Iパス/FE/AP】監査(Iパス後もずっと使える)




問16 | [数]の名のつく分析たち

正答はエ。

「データマイニング」は、「大量のデータ」から「法則(新たな知見)を見出す」分析のこと。良く例にされるのが、分析したら”ビールとオムツ”が一緒に売れてるの発見したとか。
>【Iパス】令和05年問05のNote

「POS」は、レジで会計された瞬間にネットワーク経由で、販売された商品の情報をリアルタイムに収集するシステム。
>【FE】令和08年問16のNote
>【Iパス】令和08年問33のNote
>【Iパス】令和06年問01のNote

ア:「3C分析」はIパス御用達。顧客(Customer, カスタマー)、競合(Competitor)、自社(Company, カンパニー)の観点で市場を分析。

イ:「ABC分析」「パレート図」を用いたグルーピング手法。A, B, C群に分ける。C群が大半を占める場合「ロングテール」と云います。Iパス/FEでお馴染みですね。「パレート分析」と云うことも。
>【Iパス】令和06年問14のNote
>【Iパス】令和05年問06のNote
>【AP計算㊱】経営判断の分析法3種類Note

ウ:「コンジョイント分析」は、構成要素の寄与度を分析する手法。例えば商品の価格, サイズ, 色, 性能のどれがどれだけ影響するか、など。(wikipedia, 電通マクロミルインサイト社

エ:「(マーケット)バスケット分析」は、一緒に購入される商品を見つける分析。(wikipedia, かっこ株式会社

学習の優先順。イは「QC7つ道具」の1つなので必須。アは4C, 4Pも出題されるので次節で補強します。エはマーケットバスケット(市場, 籠)で予測つくし覚えやすい(薄っすら対応)。最後に余裕あればコンジョイント分析を。
>【SG】令和05年科目A問12のNote

QC7つ道具の出題
>【Iパス】令和06年問14の解説Note❷
>【Iパス】令和06年問51の解説Note❷
>【Iパス】令和05年問38の解説Note
>【Iパス】令和04年問31の解説Note
>【Iパス】令和04年問48の解説Note



補強 | [数]が絡む用語

「3~」がまとめて出題されました。3C分析だけ重要で、他は常識レベルとしちえ軽くで。>【Iパス】令和08年問25のNote

  • 「3C分析」はIパス御用達。顧客(Customer, カスタマー)、競合(Competitor)、自社(Company, カンパニー)の観点で市場を分析。

  • イ:3D:3次元/立体を指す。3Dプリンタ、ゲームの3DCGとか。

  • ウ:3G:忘れても良いです。携帯電話の通信規格。今や4G/5Gの時代。3Gはガラケー(ドコモでなFOMAと云ってたました。懐)。

  • エ:3V:量(Volume, ボリューム)多様性(Variety, バラエティー)、速度(Velocity, ベロシティ)。データが大量で色々あって日常的にすぐに生成される感じ。ビッグデータのイメージにぴったり。

>【Iパス】令和08年問25のNote


「3~」があれば「4~」の用語もあります。

4C:買い手の視点。Customer Value(顧客価値)、Cost to the customer(顧客コスト)、Convenience(利便性, コンビニエンス)、Communication(コミュニケーション)。

4P:売り手の視点。Product(製品, プロダクト)Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販促, プロモーション)。製品や販促(プロモーション)が覚えやすいし、”売り手視点だな”と連想し易いですね。

Priceとか買い手も売り手も考えるので、どちら側か覚えにくいですね。Costと被るもん。販売価格/購入価格, 販売コスト/購入コストってどちらでも捉えられちゃう。私は、プロモーションとプロダクトなら売り手だと連想し易いです。P側だけでも覚えれば、”Pじゃない方”って消去法でCと分かります。買い手で覚えるならコンビニエンスかなぁ。

さらに「ファイブフォース分析」ってもあります。Iパス令和2年秋問3に出てます(過去問道場さん)。>【AP】令和06年春午後問2補強のNote




問17 | 迷惑メールの用語から連想

正答はイ。

オプトアウトといえば迷惑メールで学びました。
>法律➏:特定電子メール法Note

  • オプトイン同意を得てから送信する。法律が支持。

  • オプトアウト:送信して拒否申請があれば止める。法的にダメ。

以上より「AIサービスを利用する際に、オプトアウトを設定する」ってことは、”抜けたい”ってこと。

イの「利用者が入力した情報を、生成AIの学習に利用させたくない」ってのは、学習に利用される設定から”抜けたい”


オプトイン/オプトアウトはどっちだったか混乱しますね。私は、原則イン(参加)で、申請(オプト)があったらアウトがオプトアウト、と考えてます。屁理屈でも語呂でも良いので、ご自分の覚えやすい方法で。
>【SG】令和07年問07のNote
>法律➏:特定電子メール法Note




問18 | ロングテール = パレート図 = ABC分析

正答はエ。

「ロングテール」は、売れ筋ではないけど地味に売れてる商品がめちゃ沢山ある状態。「パレート図」「ABC分析」して存在が判明します。>【AP】経営判断の分析法3種

例えば、私のNoteのアクセス。右に小さいPVが伸びてます。30位までで40%ですが、残り60%は31~600位。グラフは370位までなので、まだ右に続いてるんです。アクセスが少ないって消したら60%消し跳びます。

  • ア:「ブランド店」は、ロングテールではないかな。

  • イ:「広く浅く」は、「広い」は良さそうだけど、「浅い」からマイナー商品まではなさそう。

  • ウ:「無償で配送するサービス」は、どんな物販ビジネスでもありがたい。ロングテールビジネスに限った話じゃなさそう。

  • エ:「豊富な品ぞろえ」は良さそう、「在庫コスト~抑える~大規模な物流センタ」は、めったに売れない商品まで手広く抱えられそう。

イとエで迷えばOK。アを消せればOK。


「ABC分析」「パレート図」を用いたグルーピング手法。A, B, C群に分ける。C群が大半を占める場合「ロングテール」と云います。Iパス/FEでお馴染みですね。>【AP】経営判断の分析法3種




問19 | 分かる範囲で一旦計算する

正答はエ。

すごくゴチャついてるので、まずは1ヶ月間の来客数を計算します。その後に1日当たりとか1客席当たりとかを考えようかなと。

1ヶ月間の来客数を「a」と置いて立式。
利益 = 売上高 - 費用。

$$
10万円 = 500\times a - (100\times a + 30万円)\\
10万円 = 500a - 100a - 30万円\\
10万円+30万円=500a-100a\\
40万円=400a\\
a = 0.1万 = 1,000 [人]
$$

1ヶ月に1,000人の来客。営業日数は20日なので、1日に1,000/20=50人の来客。10席なので、50/10=5人。

数値の意味を考えて計算/立式をするのがコツです。>数式は単位に注目して立てるNote




問20 フットプリント/フィンガープリント

正答はイ。

「カーボンフットプリント」は、製品の材料調達から廃棄までの全ライフサイクルで排出する換算CO2量wikipedia)。カーボン=炭素、フットプリント=足跡。

  • ア:カーボンニュートラル。「合計をゼロ」がニュートラルっぽいですね。日常語として知ってて良いかな。

  • イ:正しい。

  • ウ:自動車の排ガス規制。覚えなくて良いかな。私の軽自動車は古いので税金高くなってます。また2027年から家電の省エネ規制も引き上げられて、対応機種が値上がりする見込みですね。

  • エ:「トレーサビリティ」トレース=追跡。野菜を”誰が”作ったかとか、製品を”どの工場”で作ったを追跡します。
    フットプリント=足跡と考えて迷うのはOK。ただ「カーボン」「炭素」って言葉がなかった。



セキュリティの「フィンガープリント」

フットプリントに関連して、フィンガープリントがセキュリティ問題で出題されてたの思い出しました。

フィンガープリント:データが改ざんされてない、端末やサーバの識別に使われるデータ全般。ディジタル署名も一種と見なせる。語源は「指紋」の英語(フィンガー:指、プリント:印刷)。
>【SC】令和3年秋午後1問1設問1(1)aの解説Note
>【SC】令和2年秋午後1問2設問1(1)の解説Note
>平成22年春午後1問3(H25以前は問題品質が低いので解説は作りません*)

フィンガプリントには、ブラウザやハードウェアなどの情報が含まれるので、アクセスしている装置・環境を特定できます。




まとめ

お疲れ様でした!

今後も科目Aの解説を作っていきますね。

少しでも合格の手助けになれば嬉しいです。

でわでわ(・ω・▼)ノシ


科目Bも全部作りました。

60分で基礎を復習できます。
>【2分×30節で読める基礎】擬似言語の教科書Note
問題演習を通して見出すべきノウハウ。
>【図解で流し見】擬似言語の解法11のNote
基本課題12個+追加課題25個(現状)
>FE科目BのSTEP4(目次)

実力確認や模擬試験に。
>令和07年科目Bの解説Note
>令和06年科目Bの解説Note
>令和05年科目Bの解説Note
>サンプル科目B(1❶)の解説Note(擬似言語)
>サンプル科目B(1❷)の解説Note(セキュリティ)
>サンプル科目B(2)の解説Note

またFE科目Bセキュリティは、SG科目Bが似ている(てか流用している)ので、問題演習として優秀です。>全Noteへのリンク(SG)

良かったらご活用下さい。


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