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万国旗とスマホと

番外編を書きます。

先日、県外に住む娘のところへ、孫の運動会を見に行きました。
会場は保育園ではなく、地域の体育館のような施設でした。天井には万国旗が揺れています。

「ああ、運動会だな」と思ったのですが、見回して少し驚きました。
昔のような大きな飾りつけが、ほとんどありません。
「運動会」と書かれた看板もありません。
万国旗だけが、運動会らしさを静かに伝えていました。

最初は少し物足りないような気もしました。
けれど、子どもたちはそんなことを少しも気にしていません。
走って、笑って、転んで、また立ち上がります。
見ているうちに、飾りのことなど忘れていました。

一緒に見ている妻が、ぽつりと言いました。
「うちの園は、まだ飾りつけで大変なんだよ。」
妻は現役の保育士です。
その一言で、この運動会の見え方が少し変わりました。
飾りよりも、子どもたちに時間を使ったのかもしれません。

そして、もう一つ驚いたことがありました。
保護者席です。
私の子どもたちが保育園児だった頃は、ビデオカメラが並び、デジタルカメラが並び、一眼レフカメラが並びました。
望遠レンズを構えたお父さん、お母さんも珍しくありません。
運動会というより、撮影機材の品評会のようでした。

ところが今回は。
スマホ。
スマホ。
スマホ。
見渡す限り、スマホです。

万国旗だけは昔のまま。
その下では、飾りも、撮影する道具も、いつの間にかずいぶんと変わっていました。

そう思って自分の手元を見ると、そこにもスマホ。
私も夢中で孫を追いかけていました。


この連載では、実体験や現場での観察をもとに、AIも活用しながら文章化しています。 記事内画像にはAI生成イメージを含みます。

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「いくつもの道を、歩いてきました。」

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