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【#私のお金の使い道】2本で423円の金時芋。予算の中で「あえて高い方」を選んで見えたもの

私は、特別「節約」を意識して生きているわけではありません。 ただ、限られた給料の範囲でやりくりをする中で、自然と「今日食べるものなら」と値引きシールの貼られた品を手に取ることが、私の日常の風景になっていました。

父は昔、「高いものを買ったら、その分大事に使いなさい」と教えてくれました。 その教えのおかげか、私は物持ちが良い方だと思っています。
小学4年生の時に伯母に買ってもらったシャープペンシルを、高校2年生まで大切に使い続けたこともありました。同じものを買ってもらった従弟はすぐに壊してしまったそうですが、私にとっては、贈られた時の喜びがずっと続いていたのです。今使っている勉強机も、そんな風に長く寄り添ってきた大切な相棒です。

そんな私が、12月29日のスーパーで、いつもとは少し違う選択をしました。 本来の目的だった「減塩梅干し」が売り切れていて、手持ち無沙汰だった私の目に飛び込んできたのが、2本で423円の金時芋でした。

迷いはありませんでした。ただ純粋に「食べてみたい」と思ったのです。 けれど、カゴに入れてレジを通るまでは、どこかで「少し贅沢だったかなぁ」という思いが頭をよぎっていました。普段のやりくりを考えれば、やはり少し特別な買い物だったからです。

キッチンに戻り、600Wで2分30秒。旨味を逃がさないよう表面を温めてから、200Wでじっくり16分。 「美味しくなりますように」 そう願ってお芋を育てるように待つ時間は、私にとって自分を大切にする時間でもありました。

黄金色のお芋を、母と一緒に頬張る。 「美味しいね!幸せだね!」 母のパッと輝く笑顔と、その言葉を聞いた瞬間、私の不安は吹き飛びました。「やっぱり、高い方を買ってよかった」。そう心から思えたのです。

高価なものを買い揃えることが豊かさではありません。 けれど、予算の中でやりくりをしながら、時折、自分の「食べてみたい」という素直な気持ちを大切にして、それを丁寧に味わい尽くす。 この423円の金時芋は、私に「自分の選択で、日常を最高に幸せな時間に変えられる」という自信をくれました。

大切に使い続けている勉強机に向かいながら、私はこの温かな「お金の使い道」の記憶を、新しい一年の力に変えていこうと思います。



手間をかけずに一番美味しい食べ方を選んだ今回の『焼き芋大作戦』、お正月準備の裏話はこちらです。↓


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